かなりマイナスなタイトルになってしまいましたが、これはJALさんへの愛情を込めています。何故なら、機内食を楽しみにビジネスクラスを選ばれた顧客を幻滅させてしまっては、航空会社のブランドに傷が付くからです。
インドではデリー、ベンガルールの2都市へ現在運航中のJAL。日本出発便は、どちらのフライトも機内食の内容は同じなのに、帰りのインド出発便はデリーとベンガルールで機内食の内容がとても異なります。デリー路線より若干距離が長いのに、不公平なぐらい、ベンガルール出発便の方がしょぼいです。
尚、これから記載する内容はビジネスクラスだけで、エコノミークラスの機内食に関しては遜色はありません。
<2022年7月デリー→成田・羽田行きのメニュー>
和食と洋食でしっかりメニューが分かれ、とても満足な内容です。



<2022年7月ベンガルール→成田行きのメニュー>
対するベンガルール出発便の機内食メニュー。


出発時間がデリーとベンガルールでずれているため、機内食のスケジュールが異なりますが、重要なのはデリー発の夕食とベンガルール発の昼食でメインの食事の比較。
①JALの中距離路線で唯一和食オプションが無いフライト
日本⇄韓国などの短距離路線を除き、基本全てのJAL路線では、ビジネスクラスに必ず和食のオプションがあります。ところが、ベンガルール発のフライトは、和食のチョイスが搭載されていない。
↓デリー出発便の和食はこんな感じ。やっぱりこれがあるから、JALの醍醐味です!


②メインディッシュがたったの2種類
6時間を余裕で超えるフライトの機内食で、ビジネスクラスのメインディッシュのチョイスが2種類というのは、航空業界ではありえません。どの航空会社でもメインディッシュは最低3種類する事が主流になっており、場合によっては4種類から選べる航空会社も少なくありません。また、前菜も2種類とメインディッシュ以外でも選べるのも事も基本です。でも、ベンガルール発のフライトは前菜も選べず。

③ビーフステーキがオプションに無い!
これは別に無くても良いのですが(実際にANAのインド出発便のビジネスクラスでは就航当初からビーフのオプションは無い)、JALのデリー出発便では昔から必ずメインディッシュのオプションにビーフステーキがあるのに対して、ベンガルール出発便では搭載していない。するとベンガルール発の乗客は少し損した気分になりかねない?

因みに、クルーのお話によるとデリー→成田便のビーフステーキは日本で搭載されるものらしいです。
まとめ
ベンガルール便が運航開始されたのは2020年のコロナ禍の時。以降、需要が当初予想よりも大幅に下がってしまった事が想定されるので、この路線にまだ力が入りきれてないのも理解できます。でも、同地域路線でこれだけ差別化されてしまうと、サービスの安定性が無くなってしまい、高い評価が保てなくなる。
JALさん、是非ハイクオリティーのエアラインとしてこれからも保つのであれば、全ルートある程度サービスを平等にされた方が良いですよ!