概要
搭乗総合評価:91点
感想:最高の景色と乗務員の心優しい対応、そして清潔なトイレと本当に日本は国内線の普通席であってもとてもクオリティーが高いと実感させられました。ただ、相変わらず機長からのアナウンスはありません。
<利用詳細>
フライト利用月:2025年2月
予定出発時刻:10:15発
実際の出発時刻:10:15発
予定到着時刻:11:45着
実際の到着時刻:11:43着
時刻表上のフライト時間:1時間30分
実際のフライト時間:1時間28分
座席番号:46A
機材:767-300
機材番号:JA602J
機材導入日:2002年6月6日
<チケット代>
2025年1月初頭に実施されたJAL国内線タイムセール時にプロモーション運賃で購入。
総額7,310円でした。
搭乗記
・当日にJALのアプリでアップグレード案内が・・・ファーストクラスはめっちゃお得だが?
羽田空港へ移動中、JALアプリを開いたら、アップグレードの案内がありました。
普通席からクラスJが2,200円、ファーストクラスが11,000円です。
以前にクラスJを選択して大失敗し、むしろ普通席の方が良いと思ったので、今後普通席と差別化されたサービスが受けられない限り乗る必要無いな、と実感しました。
反対に、ファーストクラスの11,000円は超お得!
残念ながら、希望だった窓際座席に空席が無い事と、既に767のファーストクラスは2018年に体験しているのでま、いいか、となりました。
なので、従来通り普通席の旅を楽しむ事にします🎵

・毎回感心する搭乗手続きのスムーズさ
JALに限った事ではありませんが、日系航空会社の搭乗手続きって、本当に短時間で効率良く、機内へ案内できているなぁ、と思います。
外国で飛行機に乗るのが当たり前になると、搭乗時間に近づくと一斉にゲートに押し寄せる事が無い日本って凄いです!!

・国内線仕様の767は3クラス制
JALボーイング767の国内線仕様は、ファーストクラス、クラスJ、普通席の3種類搭載されています。

最前列にたった一列のファーストクラス座席が用意されています。
単列のみの座席って、特別感あります。
ファーストクラス座席が2列あるA350のファーストクラスには2回搭乗しましたが、767に乗った時の方が思い出に残る旅でした。

クラスJは、最前列の座席番号5から始まるアルファベットがシートピッチがゆったりしています。


普通席では、28ACと28HKが非常口座席となっていて、足元がとんでもなく広いです。
窓際に座っていても余裕で隣人を跨がずに通路へ出られます。


個人的には、非常口座席は前方の座席下に荷物が収納できないのと、国内線の様な短距離路線であれば窓際でもトイレへ行かなくても耐えられるので、率先的には選びません。
・3席ブロックの座席が多い中、2席ブロックの窓際があるのは嬉しい
最近の機材で、窓際に2席ブロックの座席が設置されている航空会社は大分減ってきました。
最新鋭のA320neoやA350、787は3席ブロックが基本です。
中型機材だと767やA330シリーズのみ、この2席ブロックが楽しめます。
まぁ、JAL国際線仕様の787だけは例外的に世界の航空会社で唯一同機材としては2席ブロックが設置されていますけどね。



・足元はかなりゆったりとしている
座席がスリム化され薄いことも重なり、足元は結構広く感じます。

エンタメコントローラーはかなり年季が入っています(笑)。
てか、現在ではスマホのJALアプリから画面でコントロールするので、もう必要無くなっていますね。

電源はUSB-AとUSB-Cの両タイプが、各座席に設置されています。

・フライト中はずっと窓の外の景色に釘付け!
晴れている日は、日本国内線は窓際に座らないと勿体無いです!!
様々な変化ある景色はずっと見ていて飽きない。
この日のフライトはずっと天候に恵まれ、素晴らしい景色を堪能できました。
まずは羽田空港から!

富士山が眺められるのは、第1ターミナルからのみです。第3ターミナルと第2ターミナルは逆方向を向いているので、駐機場からは見られません。
これが、JALで出発する際の醍醐味でもありますね。







機内Wi-Fiは、離陸してから5分後から使用が可能です。

絶景は続きます〜

地元神奈川県の山岳地帯が現れました。
こう見ると丹沢の山々も結構険しいですね。
そして富士山。
何度見ても飽きません。


・ハイライトは南アルプス上空!
以前から富士山付近の景色は堪能できていましたが、このフライトで初めて、南アルプスの壮大さを実感する事ができました。
日本で2番目に高い北岳(3,193m)山頂付近です。
日本なのに「アルプス」と呼ばれるのは変だなぁ、とずっと思っていましたが、確かに険しさは本場ヨーロッパと似ているところはありますね。


丁度この頃に飲み物サービスが始まりました。
写真撮影に熱心になっている筆者が気になったのか、飲み物を注いでくれる際にクルーからこの日の飛行高度が18,000フィート(5,486m)である事を教えてくれました。
どおりで山スレスレの感覚があった訳だ!
タイムリーな情報提供、気が利きます!

JALといえばスカイタイムでしょ!

南アルプスを超えたら次は琵琶湖です。

この頃、機内トイレを利用させてもらいました。
もうフライトも後半に差し掛かっていますが、ピカピカ!
トイレットペーパーは三角形に折られているし、正直短い国内線の普通席でここまでしてくれる航空会社って、日系ぐらいですよ!!!




中国地方に差し掛かると曇り空になってきました。
・広島空港着陸はスリルあり?まるでネパールの山岳地帯に居るような錯覚??
広島空港着陸直前に青く輝く瀬戸内海の海が見えてきました。

しかも眼下は険しい山々も。
この海と山のコントラストは、世界有数の美しさですねぇ。


そして広島空港着陸間際になると、山々が更に近くなります。
空港は山の上に位置するという特殊な設計。
何だかネパールやブータンの空港に着陸する時を思い出しました。

そして到着。

評価
機内クルーの対応:9/10(とても親切で気が利いておりました!が、機長の挨拶が無いので1点オフ)
機内の清潔感:5/5(古いけど、十分に清潔;特に窓ガラスとトイレはピカピカ)
シートの設備:10/10(各座席に2種類のUSB電源が備え付けられているのはありがたい)
シートの快適度:9/10(足元は広々している;可動式ヘッドレストとかあると更に良かった)
アメニティー:対象外(国内線フライトなので特に無し)
機内食・飲み物の種類・量:3/5(ホットコーヒーはホットドリンクメニューとしてあっても良いと思う;小さいカップに半分しか注いでくれないから物足りない!)
機内食・飲み物のクオリティー:8/10(スカイタイムはなんだかいつも飲んでも飽きないが、その他は定番)
エンターテインメント:10/10(機内雑誌がの他、Wi-Fiが無料だしJALアプリから様々なテレビやオーディオプログラムが堪能できる)
コスパ:10/10(プロモーション運賃は新幹線の半分以下で高速バスよりも安価だった)
総合評価:64/70 = 91点
まとめ
こんな絶景を7,000円台で1時間ずっと楽しめたのはコスパの良いアトラクションでした!しかも親切なクルーとご一緒で会話もできて、Wi-Fiも使い放題。マイルも貯められたし、世界的に珍しくなってきたボーイング767に乗れたのも嬉しかったです。短距離でも妥協しないサービスは素晴らしいですね。
ただ、このフライトでも、機長からの挨拶はありませんでした。