湖の街、スリナガル。
標高は約1,400メートルある、夏は涼しく冬は札幌並に寒いカシミール最大の街です。ここは湖がいくつかあり、ハウスボートと呼ばれる湖上の水上ホテルが有名です。ケララもハウスボートは有名ですが、スリナガルのハウスボートはオリジナルだそうです。
スリナガルの観光名所は美しいモスクは城塞、古いムガール王朝時代に建てられた庭園が数ヶ所、そしてハウスボートの宿泊、綺麗な湖の景色など、満載です。今回は霧が張っていて湖から山々の景色は見渡せませんでしたが、前回夏に行ったときにはヒマラヤの山々の景色を楽しめました。
美しい景色が多いカシミール。ですが、スリナガルでは、9月の初めに市内を流れるジェルーム川が氾濫し、市内のほぼ全域が水に浸り、大被害を起こしました。特に中心部は大被害を被り、建物の1階はすべて水に浸ってしまった所が多いです。訪問した時は既に水害から2ヶ月が経ちましたが、まだ傷跡はあります。特に空港へ向かう道は川沿いを走り、空き家となっている住宅街や壊れている家が生々しく残っていました。また、多くの場所で道路沿いにキャンプが建てられ、テント暮らしをしている人たちもおり、既に朝は氷点下になっているこの寒さの中では見るに堪えがたいものもありました。一日も彼らが早く普段の生活に戻れる事を心から願います。
タージマハールを建てたシャー・ジャハーンの息子によって造られました。
ちなみに。。。去年2月に訪れた時のハウスボートからの景色はこんな感じです。
そしてお客様から頂いた夏の景色はこちら。