グレーズ谷:インドだけどスイスを超えてノルウェーの景色

広いインド。

今回の旅行で最大のハイライトは、「外国人観光客第1号」として訪問したグレーズ。グレーズは州都スリナガルからヒマラヤ山脈を越えた約120キロ北側にあり、デリーからアグラへ行く半分ぐらいの距離ですが時間は9時間程掛かります。これは険しい山道や悪路が多い事から山岳地帯は時速20キロ以上超えて走るのが大変厳しい感じになります。ここはカシミールとは更に異なる文化や言語を持つ地域でカシミールとはまた別世界となります。

スリナガルやカシミールでも十分美しい自然や景色を堪能できるのですが、ここグレーズは更にスケールが大きくなります。人口わずか30,000人が幅20キロ内の地域に暮し、人々はとても素朴で親切でした。皆さん外国人を見た事の無いような村人が多く、写真撮影にも敏感では無く、お茶やパンまでご馳走になってしまったりしました。

村の様子
村の様子
グレーズの道
グレーズの道
ヤギも人間を怖がらない
ヤギも人間を怖がらない
古い家屋が並ぶ村
古い家屋が並ぶ村
高山植物と雪山
高山植物と雪山
村の様子
村の様子
途中の峠
途中の峠
ダワルと言う村
ダワルと言う村
グレーズの子供
グレーズの子供
村のおじさん達
村のおじさん達
野菜を洗っている女性
野菜を洗っている女性
女の子
女の子
村人
村人
西洋人みたいです
西洋人みたいです

さて、何故スイスを超えてノルウェーの景色かと言うと。。。自然のスケールがスイスを超えているからです。スイスは美しい自然がありますが、意外に人口が多く、密集しています。ノルウェーはスイスよりも何倍も広く、日本と同じぐらいの面積がありますが人口は北海道と同じぐらい。自然のスケールも切り立った雪山が多く、今回のグレーズもその様な印象でした。ちなみに、ノルウェーは僕の中では訪れたヨーロッパ各国の中では一番美しい国でした(もっと遠くのアイスランドもたぶん綺麗だと思いますが、まだ行った事がありません)。それぐらい、このグレーズの景色はノルウェーを思い浮かばされました。

他国と比べるのは失礼ですが、例えを出したかったので比べさせてもらいました。

カシミール グレーズ
これ、ノルウェーって言っても信じます

今回の訪問は地元の観光産業推進のために特別にカシミール政府より通行証を得て訪れました。現地のインド国境警備軍の幹部とお話をした時、僕らが外国人観光客として初めて訪問した事を教えてくれました。地元政府も観光には力を入れたいという事。

僕が運営するH2 Travelsでは先だって、既にグレーズへのパッケージ販売を早速開始しました。うちの客には通行証を発行してくれるとの事。

パキスタン国境と目と鼻の先の為、外国人の訪問は大変規制され、訪問を希望される際にはデリーのインド内務省を通さなければなりませんが、H2 Travelsで手配される分には直接カシミール政府と交渉をさせて頂くため、その必要はございません。

ここを訪問できる時期は6月~11月ですが、6月でも雪が積もって朝晩はかなり冷え込む程涼しいので、ベストシーズンは6月~9月末です。12月~5月は途中の峠が積雪のため、道路が閉じられています。この時期、ここに住む村人は陸の孤島となり、物資も届かない自給自足の生活をされます。

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