2015年11月25日のヒンドゥスタン・タイムスの記事で、デリーの大気汚染の原因別を分析した結果が掲載されていました。分析は、IIT(インド工科大学)の結果だそうです。
それによると、夏と冬で大気汚染の原因が違うらしいです。
記事によると、以下の通り:
<冬の大気汚染原因>
・車からの排気ガス 60%
・廃棄物の焼却や焼畑 30%
・工事現場から出る埃や一般的な砂埃 10%
<夏の大気汚染原因>
・石炭の灰や工場の煙 30%
・車からの排気ガス 25%
・工事現場から出る埃や一般的な砂埃 25%
・廃棄物の焼却や焼畑 20%
それぞれ、人体への影響も違うらしいです。
○車からの排気ガス→ぜんそく、慢性気管支炎、肺のダメージ、心血管疾患、不眠症、頭痛等の可能性。
○廃棄物の焼却や焼畑→器官系のダメージ、心血管疾患、金属中毒、奇形児が生まれる等の可能性。
○工事現場から出る埃や一般的な砂埃→慢性気管支炎、喉の炎症、めまい等の可能性。
○石炭の灰や工場の煙→肝臓と腎臓のダメージ、IQ低下、癌、行動低下等の可能性。
PM2.5を特に排出しているのは、破棄ガスと廃棄物の焼却らしいです。
夏の大気汚染はPM2.5やPM 10数値では冬と比べて極端に低いので、あまり心配はないですがやはり気を付けるは今ですね。
ところで、石炭の灰や煙でIQ低下って。。。笑っちゃいけませんね。