もうすぐご帰国されるいつもお世話になっているBさん&Bさん友人と日本企業の工業団地があるニムラナへ行ってきました。ニムラナ・フォートのランチが目的で、そのついでにBさんから「階段井戸があるよ」と聞いて、是非行ってみたいと思いました。
以前にも階段井戸がある事は聞いていましたが、あまりイメージが沸かず、どうせ小さいスケールかと思っていましたが実際行ってみると巨大なスケールにびっくりします!
↑赤印が見えますでしょうか。これが、人間のサイズです。どれだけ深くてスケールが大きいかお判りかと思います。建物だと地下10階ぐらいかな。
一番下までは行きませんでしたが、かなり深いです。ただ、残念なのがこれだけ凄い遺跡なのに、何も修復やケアがされていない事。荒野にポツンと取り残された感じです。周りに商店などはありません。一人で来ると、ビビるかもしれません。しかも、柵が無いので、ちょっと足を踏み外したらあの世行き。
ちなみにデリーにも階段井戸がありますよ。
スケールはニムラナ程ではありませんが、一つはクトゥブミナールの近所にあるラジョン・キ・バオリ、もう一つがコンノートプレイスにあるアグラセン・キ・バオリです。
ラジョン・キ・バオリもメローリの森の中を歩かなければ行けない僻地ですが、コンノートにあるアグラセン・キ・バオリは高層ビル群の中にあって情緒あります。
でもこのニムラナのスケールには及ばない!非常にもったいないです。このサイズの階段井戸なら、入場料徴収するようにして守るべき。逆を返せば、インドにはこの様な遺跡がそこらじゅうに沢山あるので、あまり政府も関心が無いのかもしれませんね。