アテネでのトランジット時間は約9時間半。ゆっくりホテルで休憩したいために、わざとトランジット時間が長いフライトを選びました。これから、休みなしでアテネ→カイロ→フランクフルト→成田がありますから。ギリシャ。
19年前に家族旅行で訪問した以来です。青空と乾いた空気、フレンドリーな人々と良い思い出がある土地です。音楽や食文化はヨーロッパと言うよりも、トルコや中近東に近いので、親近感があります。
トランジットの間でお世話になったホテルはPeri’s Hotelと言うアテネ空港から車で約15分離れた場所です。往復無料送迎付きで、料金は1部屋シングル朝食付きでEUR 70。今回は深夜にチェックアウトするので、実質ルームオンリーになります。周辺には何も観光する場所は無く、アテネ市内からは離れているのであくまで空港に近いホテルがいい、と言う方のためのホテルです。
でも、このホテルの地理的なプラスの点は徒歩20分ぐらいで青い海のビーチに着ける事。アテネ市内とは反対方向となって少々市内から離れるので、海は透明度が高く綺麗です。
早速、チェックイン後は海へ歩いて向かいます。結構暑い。。。ミラノは20℃前後だけど、ここアテネは30℃前後。結構汗をかきましたが、デリーの今を考えると全然寒い方(笑)
ビーチ沿いにはレストランが並び、せっかくなので入ってみました。頼んだのはカバブプレートとスパークリングウォーター(炭酸水)。カバブって、ギリシャ料理でもあるそうです。インドにもあるけど、ごめん、一緒にしないで下さい(笑)。いや、インドのも十分に美味しいけど、ギリシャのは違う美味しさがあります。そして、使用している肉は牛肉!
ヨーロッパのレストランでは、ほぼ必ず料理品を頼むとパンがやってきます。そのパン、国によってフランスパンだったり、ディナーロールだったりとしますが、ここギリシャのこのレストランではブラウンブレッドとオリーブのディップが付いてきました。このオリーブのディップがめちゃうま!これだけで腹いっぱいに食べれちゃいそうです。自然の味。
海を眺めながら。暖かいそよ風も気持ちいい。あぁ、最高です。
こののんびりした空気がレストランを包み、メインがやって来るまでオーダーしてから40分ぐらいかかりました(笑)。レストランには他に一組の客だけだし、カバブなんてグリルするだけだから、それほど時間は掛からないのでは?と思いながらも、居心地よいからどうでもよくなります。
でも、料理が来たときの感動は半端ないです。
皿には巨大なカバブが3本、グリルしたトマト、レモンの切り身、フライドポテト、そしてギリシャ風のフラットなパンが4枚。ガーリックブレッドまで別に付いて来ました。
長時間待っただけあって、肉はめちゃくちゃ美味しかったです。ビーフと羊のひき肉で、凄くジューシー。レモンを絞ってうまみを引き出します。
最後にデザートも出てきました。蜜に漬けたカステラで、この甘さはちょっとインドのお菓子を思い出させます。口直しに良かったです。
会計をします。合計で、9.5ユーロ(カバブとドリンクで)。日本円で約1,200円。ボリューム満点でデザートも付き、税金は付いていませんでした。デザート等も付いてサービスも良かったので、5ユーロ札をチップに置いていきました(もっとも、本来は15%程で良いのですが、単に細かい小銭が無かっただけです)。
あ、このレストランは頼んでいないけど、座った時にミネラルウォーターのボトルをテーブルの上に置かれました。こう言う場合、無料では無くて有料です。水なので大した追加料金ではありませんが、念のため情報まで。インドでも、こう言う事結構ありますね。
部屋で休みたいので、ビーチを後にしてホテルへ戻り、数時間休憩します。
とても充実したアテネのトランジットでした。ホテルで3時間ぐらい休んで次はカイロへ向かいます。