JALの方が日系航空会社としての歴史が長いですが、サービスの革新面に置いては後から参入したANAの方が先行を仕切りする傾向があります。そして、JALがそれをフォローする感じが多いかと。
例えば、日系航空会社で初めて:
○ファーストクラスにフルフラットシートを導入させたのは:ANA
○エコノミークラスの座席にパーソナルテレビモニターを導入させたのは:ANA
○ビジネスクラスに斜めにフラットになるライ・フラットシートを導入させたのは:ANA
○ビジネスクラスに完全180°水平フラットになるフルフラットシートを導入させたのは:ANA
○3大アライアンスに加盟したのは:ANA(スターアライアンス)
○機内トイレにウォシュレットを導入させた:ANA(世界初)
○エコノミークラスで温かい味噌汁の提供したのは:ANA
それに対して、
○プレミアムエコノミーを導入させたのは:JAL
○機内Wi-Fiを導入させたのは:JAL
○ラウンジにオリジナルビーフカレーを提供したのは:JAL
○うどんですかい・そばですかいを開発したのは:JAL
※もしかしたら他にもJALがANAより先行した点があるかもしれませんが、思いつく点はこれぐらいです。
ANAは「革新派」だと思いますが、同時にネガティブな意味でも。。。一番気になるのは、エコノミークラスのシートの横幅。B777-300ERとB787は従来の配列から、もう1席シートを足しています。例えば、B777-300ERは以前は3-3-3の配列だったのが今では3-4-3に。B787は最初2-4-2だったのが3-3-3へ変わっています。ただ、「座席幅が狭くなる」のはANAに限定した事では無く、世界の航空業界でトレンド化してきている事です。特にB787は当初ANAとJALが唯一、2-4-2配列で他の航空会社はすべて3-3-3で導入しました。今では、JALのB787は世界で一番ゆとりのあるドリームライナーのエコノミー座席になっています。LCCが台頭し、価格競争が激しくなったのでしょうが無いですね。。。
JALは現時点では国際線エコノミークラスはゆとりのある座席配列(B787とB777の場合)を保っているので、乗っている方としては嬉しいですね。