マレーシアでは1泊しました。
夜中に到着し、次の昼便でバンコクへ向かう予定なので空港周辺のホテルで良いかと思いましたが、値段を比べるとマレーシアの一般的なホテル価格より割高だという事が判明しました。KL市内だとちょっと遠いし、面倒くさい。
色々調べたら、KL市内とセパン空港の間にプトラジャヤと言う行政都市があってそこの5つ星ホテルが安価だという事が判りました。プトラジャヤは前からとても興味があって、ここはマレーシアが首都機能をKLからここに移転する計画でしたが、結果的にまだ国会はまだKLにある状況でそのうちは首都になるのでは無いかと言う感じです。国会以外の政府機関は結構プトラジャヤに集まっている様で、90年代に熱帯雨林の中を開発して進められた新都市でとても清潔で未来的です。
ここはKLIA駅から特急列車KLIA Transitで2駅目、約20分です。そこからタクシーで約15分に、5つ星のシャングリラホテルが。マレーシアはどこかのサイトで世界で現在一番5つ星ホテルの平均価格が安いと読みましたが、ここは丘の上に建つ結構広い緑の敷地を誇るリゾートホテルで料金は1泊1部屋食事無し税込で8,000円弱でした。かなり破格です!多少の老朽化はあるものの、5つ星ホテルの設備はしっかりあり、ベランダからプトラジャヤの景色が眺められる良い立地でもあります。1泊だけするのが勿体ない!!
ホテルのチェックインは深夜12時半頃。翌日は10:51分発の列車に乗ってKLIAへ向かわなければならなかったので、寝るだけのホテルでした。
景色は良かったです。深夜でも夜景がしっかりと。ベランダに出ると、鈴虫?らしき色々な虫が鳴いていて熱帯雨林の中に居る事で落ち着きました。マレーシアは全体的に人口が多く無く、手つかずのジャングルも残っていて国もかなり発展しているので、住みやすくとても好きです。マレーシアは僕にとって心の故郷みたいでもあります。
翌朝。
雨でした。 スコール並みですが雨の音も良い。ベッドからプトラジャヤが一望できるしとても気持ちが良かったです。
ホテルに送迎をお願いしました。ホテルのピカピカのトヨタ製イノーバで15リンギット(約400円)でしたが領収書は出なかったので、恐らく無料サービスでチップだけの請求?どちらにしろ、途中のドライブも楽しく、プトラジャヤの街中を走るのは爽快でした。
ピカピカの舗装された道路、広い車幅、整備されたインフラと森、伝統と近代が重なった面白い建物、空いた道路等。。。住めば退屈しそうですが、ちょっと訪れるのは面白いです。ここの観光名所はピンクモスクで、外見や内部がピンク色に統一されたモスクが有名です。生憎時間が無くて外観から楽しむのみでした。
プトラジャヤは、「ゆったりとした大自然が残るシンガポール」と言う印象です。
プトラジャヤ駅の前では自販機が。東南アジアの自販機って好きです。
菊花茶やサトウキビジュース、仙草蜜ジュース、豆乳等日本の自販機ではまず売っていない飲み物が並び、これらのジュースが大好きなのです。生憎、高額紙幣しか持っていなかったので飲めませんでしたが(笑)。
この特急列車、空港からKLセントラル駅へノンストップで結ぶKLIAエキスプレスと、途中4つぐらい駅に停車するKLIAトランジットと2種類あります。最高速度は時速160キロにもなる新幹線と在来線と中間ぐらいのスピードが出ます。KLIAは成田空港と同じぐらい首都から離れているので、この列車ですと30分で空港とKLを結びます。京成スカイライナーみたいなもんですね。
マレーシアは英語が良く通じ、人口が多く無くゆったりとしてマレー系、中国系、インド系と様々な民族が暮らすので文化が色々混じって面白い国です。大好きで落ち着きます。