航空会社:KLMオランダ航空
便名:KL 810
フライト区間:ジャカルタ→クアラルンプール
フライト利用日:2017年1月15日(日)
予定出発時刻:19:25発
実際の離陸時刻:20:20発
予定到着時刻:22:30着
実際の着陸時刻:22:52着
時刻表上のフライト時間:2時間05分
実際の飛行時間:1時間32分
機種:ボーイング777-300ER
利用クラス:エコノミー
座席番号:18A
機材番号:PH-BVD
機材導入日:2009年8月24日
短い路線です。この区間はKLMオランダ航空が一番料金が安く、LCCよりも安価でした。でも無料機内食・ドリンクは提供され、無料エンターテイメント、そして何より嬉しいのがジャカルタ空港出発が到着したJALと同じターミナル。すべての条件が合ったので、これにしました。
1万円強の追加料金でビジネスクラスへアップグレードが可能でしたが、既にJALのファーストクラスで満腹で食事はそれほど楽しめないし、短距離なのでエコノミーに決めました。
ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港第2ターミナルは伝統のインドネシア様式の建築で面白いです。口コミであまり良い評判の無い空港でしたが、思ったより素敵な空港でした。
出発ゲートは非常に混雑していました。遅れていたら、座るところが無い程。今回は400人乗りの大型機。ベンチの数が少なく狭いので、それが評価を落としている原因でしょう。
今回のフライトは30分の遅延でした。搭乗券をもらう時に遅延の件は連絡あったので、了承済みです。こういう場合、パターン的だと30分が1時間、1時間が2時間になる覚悟はあったのですが、しっかり30分のみの遅れでスムーズでした。
ビジネスもエコノミーの新型シートでした。ビジネスはフルフラットシートですが、全席通路側アクセスではありません。
KLMオランダ航空は昔から馴染み深い航空会社です。今回は9年ぶりに乗りました。
KLMブルーは大好き!どれもこのブルーが使用されていてこれがKLMの良さです。クルーの鮮やかな水色の制服もグッときます。入る時しっかりドアの前で一人一人に挨拶があり、とても好感持てます。
エコノミーは3-4-3の配列で横10席。昔は3-3-3か2-5-2の横9席が一般的でしたが、どんどん多くの航空会社は前者のパターンが増えています。ANAもついに最近同機種は横10席になりましたね。
さすが世界一平均身長が高い国民の航空会社。僕の身長ではヘッドレストまで頭が届きませんでした(笑)。シートはかなり高さがあります。
素敵な青です。シートピッチは意外に広く感じました。シート自体が凄く薄いので、そのお陰ですね。
テーブルのふちもKLMブルー!
KLMでは機内安全ビデオの力を入れています。オランダの伝統アートを利用したアニメーションで、かなり手が込んでいます。
これが実際の安全ビデオ:
フライトはぴったり30分遅れで出発しました。更に離陸まで約25分。KLMオランダ航空では最初から操縦室からアナウンスがあり、これは落ち着きますね。航空会社によってはフライト中一度も操縦室からアナウンスがありませんが、乗った直後に放送があると安心します。機長も30分の遅延で謝罪していました。
離陸後は機内食。以前ブログで読んだ時にはしっかりメイン、サイドディッシュ、デザートが付いて食事がこの区間で提供されていた様ですが、今回はべジパイのみでした。ヨーロッパ風サモサみたいな。既に前のJALのフライトで満腹だったので、この位が丁度良かったです。
食事と一緒に飲み物の提供。オレンジジュースを選びました。美味しいジュースでした。ヨーロッパの果汁100%オレンジジュースってさっぱりしていて飲みやすいです。
フライト中はずっとThe Big Bang Theoryを観ました。チャンネル数がとても多く、退屈しませんね。テレビのタッチスクリーン式もとても操作がしやすく、コントローラーを利用するよりこの方が好みです。
フライト時間は1時間30分。間もなくクアラルンプール到着です。KLMのクルーは誰も洗練されていてとてもフレンドリーな感じでした。「Thank You」を言っても「You’re Welcome」と言ってくれたりと、小さい事ですが気持ちが良いです。
このフライトマップがすぐれもの!3Dで、スクリーンをタッチすると平面になったり、上空からの見え方になったり、尺図を変えたり、方角を変えたりと色々な事ができます。これは結構楽しい!
この日は日本時間4時起床でクアラルンプール到着は日本時間で深夜12時近く、途中JALの機内で30分のみの睡眠だったので最高に眠たかったです。
クアラルンプールには22分遅れで到着。しかし、入国審査が非常にスムーズに進まず、一人一人に時間が掛かりすぎ。マレーシアは結構先進国に近づいているのに、正直のろまの入国審査手続きには並んでいる人々もいら立ちを示していました。
預け荷物は無事にジャカルタを経由して到着していました。JALのファーストクラスタグと一緒に^^。
<KLMオランダ航空の印象>
約20年前から縁のある航空会社です。ヨーロッパ系では一番多く乗っているし「オランダ」を強調するところがユニークの点です。ビジネスクラスだと、機内食の食器はオランダの伝統式の焼き皿で提供され(これもブルー)、お土産には可愛いオランダ式家のミニチュアをプレゼントしてくれます。統一感あるサービス。決して豪華ではありませんが、合理的でデザインが洗練された安心できる航空会社です。今回は30分の遅延でしたがクルーや機長が謝罪を繰り返したのを聞くとさすが律儀のイメージがあるオランダの航空会社だと思わされます。
エコノミーのシートは横幅が狭い設定ながらもあまりそれを感じさせられず、シートを薄くする事によってピッチも広く感じてそこそこ快適でした。テレビもタッチスクリーンの最新式で操作がしやすいしプログラムも良い。結構感心しました。
KLMは是非また乗りたいです。