このブログでは何度もカシミールを紹介しておりますが、今正に観光シーズンです。お客様からも「この時期お勧めありませんか?」と聞かれると、真っ先に答えるのがカシミール。
4泊以上あれば、ラダックもお勧めですが、こちらは高度順応しなければいけないため、あまり短期で訪れられないのがネックです。カシミールであれば、1泊2日でもかなり色々と楽しめる場所です。
さて、皆さまが多く懸念するのが治安。昨年のインド治安部隊によるテロリスト集団のトップを殺害してからカシミールではインド政府に対する暴動が頻繁にあり暫くとても観光客へお勧めできる状況ではありませんでしたが、昨年12月に反政府組織も観光産業への打撃は地元住民を苦しめているのに同調し、観光客へ一切害を与えないと宣言しました。
それから今年に入ってから観光客はインド人旅行者を中心に戻る様になっています。
現地の協力会社との頻繁なやり取りにより、H2トラベルズでは今年初めから旅行手配を開始し、既に日本人駐在員の方々(小さなお子様連れも含む)を数組手配済みです。カシミールは自然が美しい事から、お客様からとても高い満足度を得ております。
インド在住中は一度はお勧めしたい場所。
特に、緑が美しい夏(9月まで)がとてもお勧めです。7月上旬ぐらいまでであれば通常氷河の上も歩くことができます(デリーからであれば1泊2日でも何とか訪問できます)。
治安に付いては、観光客が多く訪れる州都スリナガル並びに近郊のソナマルグやグルマルグであれば基本問題ありません。時々ストライキ等が実施されたりしますが、治安部隊との衝突は稀です。万が一あったとしても、市内中心部で起こる事は考えられなく、郊外の住宅街等で発生します。ニュースでも衝突の件が流れていますが、こちらはスリナガルでは無く、離れた観光客とはあまり縁の無い場所で発生しています。
正直、この衝突には現地の事をあまり考えない現モディ政権にあります。モディさんは経済面ではインドをもっと活気づけていますが、属するBJP政党はかなりヒンドゥー至上主義があり、イスラム教徒が大多数のカシミールに対してはかなり力でかき混ぜている印象です。
コングレス(インド国民会議派)の前政権はそこのバランスをしっかり保ち、なるべく現地住民の感情を爆発させないようにしていましたが、現政権はそんなの考えずにとにかく「インドの言う事を聞くまでは徹底的に排除するぞ」という傾向を強く感じさせられます。元々カシミールはインドとは異なる文化圏でどちらかというとアフガニスタンやペルシャに近い。
インドからの独立志向も高く、更にはパキスタンも領有権を主張している事からとても複雑な地域ではあるのです。
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