伊丹から成田まではANAの普通席で飛びます。普通の国内線フライトなので、搭乗記は省略。伊丹から成田までの飛行時間はわずか50分程度でした。近いですね。
成田に到着したのは午前9時。そして、シンガポール行きフライトは18:05の出発。約9時間のトランジット時間です。本当は15:30成田着の一本遅いフライトも指定できましたが、ゆっくりファーストクラスのラウンジを体験したかったというのもあり、わざと早い便にしました。
Zチェックインカウンター
成田空港では前からとても気になっていた仕切られた空間のZチェックインカウンターからスタート。ここは、限られたスターアライアンスのファーストクラス利用客、及びANAの最上級会員ダイアモンドサービスメンバーだけが利用できる特別なスペースです。
入ると洗練された空間を強調したオシャレなデザイン。結構カウンター数が多く、午前の終わり頃の時間帯は多くのANA便が出発済みでもあるので、とても空いていました。陽気なチェックインの係員と会話も弾みました。
専用の保安検査場を通過し、出国。とりあえず、ラウンジへ直行します。ANAスイートラウンジは2箇所あり、第4サテライトの方を選びました(特に理由は無し)。
ANAスイートラウンジ
ラウンジに入室したのは10:30頃。この時間帯、何と利用者は僕だけでした。10分ぐらいしたら他の組も入ってきましたが、この頃から空いてくるので寛ぐには良いです。
まず、着席すると係員がおしぼりを持ってきてくれ、飲み物を聞かれます。折角なのでシャンパンをお願いしました。銘柄はテタンジェ・ブリュット・レゼルヴェ(フランス語のカタカナ記載は難しい:Taittinger Brut Reserve)。
空いている時は良いですが、満室になると隣の利用客との距離感が結構近い気がする。あまり優雅な感じは感じさせられません。もう「ファーストクラスラウンジ」というよりも、「最上級会員ラウンジ」と言った方が良いでしょう。
以前JALのファーストクラスラウンジでも感じましたが、最上級会員数が実際のファーストクラス利用客をはるか十倍以上は上回ると想定され、特別感を表すために別途ファーストクラスの利用者オンリーのラウンジを作るべきだと思います。
ラウンジを散策します。
次にお手洗い。
今度はシャワールームを拝見。
レセプションデスクでまず搭乗券を預け、部屋番号を案内されます。そして、同時に結構量がたっぷり入った資生堂のシャンプー・コンディショナー・ボディーソープの3点セットをもらえます。これ無くても普通にシャワー室に使い捨てサイズが用意されているので、この3点セットは一種のお土産感覚ですね。
アメニティーはとても充実しています。
さて、シャワーの水圧ですが、たまたまだったのか他社ラウンジで浴びたシャワーと比べるとここのはあまり勢いがありませんでした。 シャワー後、搭乗券をもらってラウンジへ戻ります。
食事タイム。
11時から、ラウンジの食事メニューが替わります。朝食メニューが無くなり、カウンターからスイートラウンジオリジナルの牛丼、生パスタ、カツカレー、ハンバーガー、海鮮丼とグラタンが選べます。これら6種類はビジネスクラス客が利用できるANAラウンジにはありません。また、ANAラウンジにあるANAオリジナルカレー、ラーメンやそば・うどんはここでももちろん召し上がる事ができます。
前菜とデザート
前菜とデザートはスイートラウンジオリジナルのものが多いです。特に、スイーツはかなり本格的。
前菜は:
鴨のスモークとパイナップルのピンチョス
ミックスオリーブ盛り合わせ
あじの南蛮漬け
更に:
湯葉有馬煮
モロヘイヤのお浸し
ローストしたパンプキン、コーン、グリーンソース
ひよこ豆のフムスとパプリカソース
この日のスイーツは:
おいしい房総サイダーびわ風味のオレンジゼリー
なると金時を使用したスイートポテト
すみれと桃のムース
ふわり大福
アイスクリームも一般のANAラウンジでは提供されていなく、スイートラウンジオリジナルになります。
カウンターへ行って気になっていた生パスタアマトリチャーナと海鮮丼を注文しました。烏龍茶と一緒に。
海鮮丼の具はマグロ、玉子、いくら、海老、イカ、そしてタコでした。美味しく頂きました。量は普通のレストランで食べる小ぐらいのサイズ。食べ比べをしたいので、丁度良い量です。
こちらも麺がもっちりして美味しかったです。トマトソースベースでベーコンが入っていました。 メインの後はソファー席に戻り、デザートと前菜を楽しみます。スイーツうまい。今までのラウンジで食べたスイーツの中ではダントツ一番のクオリティーです。
夕方のピーク時間の結構混雑していました。ラウンジはとても景色が良いです。
ユナイテッド・グローバル・ファーストラウンジ
次に興味があったユナイテッド航空のファーストクラスラウンジへ行くことにしました。同じスターアライアンス系列なので、ANAファーストの搭乗券があれば訪れる事ができます。
以前、ユナイテッドのビジネスクラスラウンジは体験記をアップしました。
ファーストクラスラウンジは、入口で搭乗券をスキャンしてからエレベーターで上がって1階上になります。正式にはユナイテッド・グローバル・ファーストラウンジです。 エレベーターに上がると別のチェックインカウンターがありましたが、この時間帯は不在でした。というかラウンジ自体もほとんど利用者がおらず、ユナイテッド利用者が混雑するのは午後の遅い時間帯ですね。
そのためか、ビュッフェの内容もかなり貧弱で、まだ昨年同時間帯に利用したビジネスクラスラウンジのユナイテッド・クラブラウンジの方が品揃えが良かったです。ピーク時の食事内容が気になりますね。
景色はとても良いです。
ビュッフェ内容を見てみましょう。
あ、これだけファーストクラスラウンジのオリジナル↓
ビジネスクラスラウンジには無いシャンパンが置いてあります。銘柄はパイパー・エドシック・ブリュット。
あまり魅力的なものは無かったけど、とりあえずハム、サーモン、ミネストローネスープ、烏龍茶とシャンパンを。あ、スープは結構野菜たっぷりで美味しかったです。
15分ぐらい滞在して、ラウンジを出ました。
リフレッシュルーム滞在
実は前夜あまりぐっすり寝れず、弾丸でその前の日も睡眠時間が足りてない事から、これだと疲れてファーストクラスに乗る事になり、折角のファーストではあまり寝たく無いので(飛行機マニアとしては元気で乗ってずっと起きてていたいものですw)、有料の仮眠室を取る事にしました。
リフレッシュルームと言って、仮眠室4部屋とシャワーブースが9室あります。料金は空港としては非常にお手頃で、シングルの場合は最初の1時間が1,540円、そしてその後1時間毎に770円ととても良心的です。事前予約無しで行ったので、空室があるか心配でしたがちゃんとありました!
12:30に到着し、4時間ここで休憩する事にしました。
設備は至ってシンプル。料金が安いのであまり期待はできませんが、ベッドと専用バスルームがあるのは天国です。アメニティーはシャンプー、ボディーソープ、タオル、そしてミネラルウォーターのペットボトル1本です。
よ~く眠れました。2時間半ぐらいは良い睡眠が取れその後はダラダラしていました。結構天国です。
かなりリフレッシュされました。今度はANAスイートラウンジへ戻ります。出発ゲートに近いまた先ほどと同じ第4サテライトのラウンジへ戻りました。途中、第5サテライト経由で向かい、トンネル付近の地上1階からは飛行機のパノラマ景色が楽しめます。
17:20頃、搭乗ゲートへ向かいます。シンガポール行きのB777-300機が待っていました。
それにしても。。。上級ステータス会員の多いこと。エコノミーの列かと思うぐらい、多いです。ダイヤモンドサービスメンバーも多く、優先搭乗はありながらもぞろぞろ入っていくので、これもあまり特別感は無いですね。ただここは日本。とても効率高い搭乗プロセスなので、文句はありません。
そして、いよいよ左側のファースト専用ボーディングブリッジへ。この日のファーストの利用客は自分含めて2名。楽しみにしていた機内へ入っていきまーす!