そろそろお盆休みですね。インド在住の方々は友人や家族が来るので、どこかインド国内旅行を計画済みの場合も多いと思います。なのでこの記事を投稿するにはちょっと遅いですが、来年以降の参考のためになればと思います。
まずはお勧めから。次の投稿記事に、この時期行かない方が良いNG先の場所を並べます。
8月のインド国内旅行お勧め先
生憎、ヒマラヤ山脈以南のほぼインド全土がモンスーンの雲に覆われています。とは言っても、あまり雨の降らないラジャスタンの砂漠地帯や、デリー周辺もどちらかと言うと晴れが多い(ただし雨が降る時は土砂降りで道路は冠水する可能性大。。。ロシアンルーレットみたい)等、同じ雨期でも雨が大量に降る地域と、まぁまぁ降る地域で分かれます。また、オフシーズンだからこそ、普段は高嶺の花の宮殿ホテルが安くなるという特権もあります。
まず一番のお勧めから。
<お勧め度グレードA>
モンスーンにあまり影響されない緑美しいカシミールとモンスーンが無く乾ききった土地のラダック及びスピティ。
☆カシミール☆
昨年約半年間続いた暴動もだいぶ治まり、治安も改善され、観光客が戻りつつあります。カシミールはインドで一番美しい場所と断言しても良いぐらいです。フライトの本数が豊富のため、デリーから1泊2日でもかなり色々周れ、楽しめます。デリーからたった1時間です。
☆ラダック☆
ここはたぶん説明が要らないほど人気になってきましたね。よく「レー・ラダック」と呼びますが、正式にはこの地域名は「ラダック」、行政都市が「レー」と別れています。モンスーンの雲も超える事ができないヒマラヤ山脈の北側に位置し、雨がほとんど降らない高原の砂漠地帯で、標高が高い上に森林が少ないので更に酸素の薄さが目立ちます。高度順応が必要のため、短期で行ってもあまり楽しめません。人気の湖(パンゴン・ツォもしくはツォ・モリリ)へ行くには、最低3泊4日、できれば4泊5日あった方が良いです。夏のシーズンは飛行機代がかなり高騰するので、早めに日程を決めた方が良いです。
☆スピティ☆
ここはアクセスが不便なため、デリーから行く場合6泊7日は必要です。その分、昔ながらのチベット文化が色濃く残り、ラダック以上に古い僧院の数々や壮大な景色、そして観光客が少ない事から、とても秘境感溢れる場所です(ここからラダックへ行きましたが、レーがバンコクの様に感じましたw)。
<お勧め度グレードB>
モンスーンベルトには入りますが、それほど雨が多くない場所であればお勧めの観光の場所はあります。
☆アジャンタ・エローラ遺跡☆
モンスーンの雨が神秘的な光景をもたらしてくれるのが、アジャンタとエローラ遺跡。地元の人達によると実は8月がベストシーズンと言われています。その理由は:
*デカン高原は西からやってくるモンスーンの雲がぶつかる西ガート山脈の東側に位置するため、そんなに大量の雨は降らない。ほどほどの雨が降り、そして通常乾ききったこの土地に辺り一面を緑にしてくれ、景観が良い。
*気温が涼しい。30℃を超える事はあまり無い。
*アジャンタ・エローラでは、雨が降った時は崖の上から滝が数々に流れる。滝の内側に洞窟はあるので、中々体験できない滝の内側に立つ事ができる。
*観光シーズンでは無いので、観光客もあまり多くないので空いていて楽しめる。
☆優雅な宮殿(高級)ホテル滞在☆
ヒマラヤ山脈以南のインドはモンスーンのため、9月末まではオフシーズンです。そのため、高級ホテルや宮殿ホテルは大幅なディスカウントやお得なパッケージを実施し、シーズン中の時よりもかなりお安く宿泊できます。
レイクパレスに限らず、ジョードプルのウマイドバワン・パレスや、ジャイプールのランバーグ・パレス、そしてアグラのアマルヴィラス等様々なホテルがかなりお安く料金を出しています。観光よりも、ホテルでゆっくりする事がメインになります。
☆デリー周辺(アグラやジャイプールも含む)☆
月間平均雨量は東京の梅雨にあたる6月の1.5倍ほどありますが、降るときはスコールの様に纏めて降るので、普段はそんなに多くはありません。晴れ、曇り、雨の繰り返しですが、雨が降ると冠水のため渋滞が酷くなり、予定通りの日程に進めない場合があります。ただ、一点良いのは空気が一年で一番奇麗な時期で大気汚染があまり気になりません。そう言う意味で観光しやすいですね。晴れていると日本の真夏並みに蒸し暑いです。