先月の話になりますが、アメリカより高校時代からの友人がデリーに遊びに来ました。
彼女はベンガル系アメリカ人で父親はノイダとシリコンバレーに拠点を置くIT会社経営者でインド在住。友人に会うのは3年ぶり。いつも彼女のご両親に昔からお世話になっていて今回はデリーのネーループレースにあるベンガル料理のレストラン、Oh! Calcutta(オー・カルカッタ)でご馳走になってしまいました。
前回、クライアントのランチビュッフェをここで食べた事がありましたが、ディナーは初めて。ランチの時はそこまで感動が無かったですが、今回3年ぶりに訪問して、料理の質がかなりアップしていた事に気づきました。まぁ、今回は安価のビュッフェでは無くてアラカルトというのも理由かもしれませんが。
ベンガル料理とは
ベンガルは亜熱帯地域で、魚が良く食べられています。肉食系が多く、僕も以前カルカッタ(コルカタ)を訪問した時はケバブや肉料理がとても美味しい事に感動したことがあります。料理は一般的な北インド料理、もしくは南インド料理とは結構異なります。
ディナーはシェフのライブカウンターがあって、そこで好きな魚や肉を選んで蒸してくれたり調理してくれたりします。
まずは、前菜にミンチ肉をナーンの様な薄い生地のパンに載っているもの。白いのはヨーグルトソースだっと思う。ちょっとハンバーグみたいな味。
次は大きな海老を焼いたもの。シンプルで食べ応えがあり、美味しかった。
そしてベンガル料理と言えば、バナナの葉に包んだものを蒸したものが有名らしい。このスタイルは更に東のマニプールとか北東インドでもありますね。
中には、ココナッツと魚のすり身を混ぜたもの。ベンガル風チマキともいうべきか。バナナの葉の香りが残って凄く美味しかったです。
前菜はまだまだ続く。同じバナナの葉に蒸した鶏肉。これは日本のつくねそっくりでした。緑豆が入っていて、スパイスはあまり効いていなく、これもバナナの葉の香ばしさがあった。
前菜で食べすぎてしまい、メインコースはシンプルにダールとジャガイモとマスタードの種を焼いたもの。前菜では肉や魚が多かったので、ここではベジに。どれもそんなに辛く無く食べやすい。
デザートは、ベンガルでは黒砂糖を使用したものが有名です。黒砂糖のアイスと、黒砂糖のヨーグルト、ミシュティ・ドイ。ヨーグルトの方は自家製で病みつきになる味です。
インドは様々な気候があって広い国土があるので、一概に「インド料理」と言えないです。それぞれの地域に特徴があって、このベンガル料理も例外ではありません。通算して17年以上インドに住んでいても、今回は新たな発見が結構ありました。ちょっと変わったインド料理として、このOh! Calcuttaはかなりおススメします。