空港都市:チューリッヒ
空港名:クローテン空港
ターミナル・コンコース:Aゲート
ラウンジ運営航空会社:スイス国際航空
ラウンジ名:スイスファースト・HONサークルラウンジ(A)
ラウンジ利用日:2018年6月12日(火)
ラウンジ利用時間:05:30~06:00頃
ラウンジ利用時の混雑状況:かなり空いている
チューリッヒには2つのスイス国際航空のファーストクラスラウンジがあります。2016年に改築されたシェンゲン協定国以外へ出発する主に長距離路線フライト(日本を含む)用のEゲートラウンジ、そして2018年春まだ改築されたばかりで間もないシェンゲン行きフライト向けである短距離路線用のAゲートラウンジです。
まずは、Aゲートラウンジからご紹介していきます。
ラウンジ利用資格
どちらも、利用資格は現時点の以下の通り:
〇ルフトハンザ、もしくはスイス国際航空のファーストクラス利用客(同日の場合のみ)
→ただし、スイス国際航空の場合はコードシェアでは無く、スイス国際航空の便名(LX〇〇〇)で発券している事が条件。例えば、機材はスイス国際航空なのにユナイテッド航空の便名(UA〇〇〇)で発券している場合は利用不可。
〇マイレージ会員Miles and Moreの最上級HONサークルのステータス保持者
同じスターアライアンス系のシンガポール航空のファーストクラス利用の場合でも使用できず、その場合はHONサークルより一つ下の上級会員、セネターのラウンジへ招待されます。
今回は直接チューリッヒからファーストクラスには乗らないけど、次のフランクフルトから先がルフトハンザのファースト利用のためファーストクラスラウンジをここチューリッヒでも訪問することができます。
Aゲートラウンジまでの道のり
最寄りのホテルからトラムで空港まで移動。Ibis Budgetから6分、徒歩でも15分の距離です。雨が降っていたので、トラムを利用する事にしました。
前日にチェックイン済みなのでラウンジへ直行です。
建物の一番右端がスイス国際航空のチェックインカウンターのファースト・ビジネスクラス用です。特にファーストクラスとHONサークルは専用のチェックインゾーンがあります。
05:30に到着しまたがまだこの朝早い時間このカウンターは開いていませんでした。
さて、次にセキュリティーチェックですが、ここで間違いをしてしまいました。「ファースト・ビジネスクラス」用のプライオリティーレーンがあったのでついつい並んでしまったのですが、もしファーストクラスを利用するならここを通り越して、先のエスカレーターで直接ファーストラウンジへ直行し、そこで専用セキュリティーを通る事ができます。
ファースト・ビジネスクラス兼用セキュリティーを超えると制限エリアです。シェンゲン内は国内線扱いなのでイミグレはありません。
ファースト専用セキュリティーを使わないと、このファーストラウンジちょっと場所が判りにくいです。隠れドアみたいなのがあり、如何にも秘密のドア感覚。
入ると長い廊下になって。
先にまさに隠れ家のような雰囲気が良いラウンジがありました。この日ラウンジ利用者第一号で、ラウンジを退出するまでの30分間他に客は一人も来ませんでした。それもそうです。ここを利用する多くは短距離路線のためファーストクラス客では無く、HONサークルメンバーのはずですがこの会員になるのは非常に難易度が高く、なかなか普通の一般人では達成できません(ルフトハンザグループのビジネスクラス以上を利用し、2年間に60万ポイント必要なのでANAやJALのダイヤモンドの10万ポイントなんて比ではないです)。
ここからEゲートラウンジへ専用車での送迎サービスを行っているので、一番楽です。出発はフランクフルトなのでAゲートですが、Eゲートのラウンジが凄い良いと聞いていたのでわざわざ出入国手続きしてまでも向かう事にします。30分だけこのラウンジに滞在する事にします。
Aラウンジのソファーとダイニングエリア
シンプルだけど高級感あふれるラウンジです。どこかこの落ち着いた感じは和風でもあります。
まずソファー席は右側、ダイニングエリアが左側です。座席数はそれほど多く無いですが、空間がたっぷりあります。
そしてダイニングエリア。
グラッパのバーと充実したソフトドリンク
ダイニングエリアの真ん中にはグラッパが揃うバーがあり、世界のラウンジでもこれだけの種類があるグラッパはここだけでしょう。これはEゲートラウンジには無いので色々な種類のグラッパを飲み比べたいなら是非ここで。
他に飲み物のチョイスが個性があって面白かった。アルプスのハーブを使用したアイスティーや、夏をイメージして焙煎したコーヒーで作ったアイスキャラメルマキアートやアイスカプチーノなど。
アイスティーは甘くない。
ドリンクバーの隣にはビュッフェカウンターがありました。早朝だったため、数々のヨーグルト、フルーツ、チーズが用意されています。
バーカウンターの前にはミューズリーバーもあり、好みのシリアルが作れます。
ビュッフェはそれだけです。その代わり、アラカルトが別途あるので食事は基本的に着席してメニューから注文するレストランスタイルになります。Eゲートラウンジで食事を予定していたため、ここではジャスミンのアイスティーだけ頂きました。メニューは生憎チェックをしていませんが、口コミによると結構アラカルトは充実しているらしいです。
本当はアイスキャラメルマキアートも頂こうかと思いましたがEゲートラウンジにもあるかと思い、パスしました。が、ここのメニューとEゲートラウンジはメニューが全く別なので後者にはありませんでした。Aゲートラウンジにあるアイスティーやミューズリーバー、オリジナルのアイスコーヒー はAゲートラウンジでしか楽しめません。
キッチンはオープンスタイル
ラウンジ設備各種
他にシャワー室、ワークデスク個室、リラックスルーム、喫煙ラウンジ、ミーティングルームがあります。
Eゲートラウンジへ送迎サービス
このラウンジから、Eゲートラウンジへエスコートと一緒に向かう事ができます。これによって、空港に入ったらまずAゲートラウンジへ直行しチェックインを済ませ、そしてシェンゲン外のラウンジまで専用の出国手続きで専用車で案内され、途中一切一般ターミナルを歩く事を省く事ができます。通常だとAとEの間には無人列車で移動しなければなりません。
そして名前を呼ばれると、出国手続きをし、ベンツのミニバンでEゲートラウンジへ向かいます。またAゲートに戻る場合には、パスポートに出国スタンプは押されません(戻る時にまた入国手続きが必要です)。
<ラウンジの印象>
Eゲートラウンジが今回のラウンジ訪問で一番の目的だったので、Aゲートラウンジは30分しか居ませんでした。食事も何も体験していないのではっきりとした評価は付けられませんが、雰囲気は落ち着いていてとても良かったです。スタッフもフレンドリーだし空間が良い感じで協調されていた。飲み物はスイスらしいオリジナルなものがある。飲み物と食事のメニューはEゲートラウンジとは異なるので、ここでもし何か興味があるものがあれば後悔無い様に楽しむべき。
【ラウンジ評価】
スタッフの対応:☆☆☆☆☆
ラウンジの快適度※:☆☆☆☆☆
ラウンジのデザイン性:☆☆☆☆☆
設備・アメニティー:☆☆☆☆☆
食事・飲み物の種類:☆☆☆☆☆
食事・飲み物の質:特に体験していないので評価無し
※体験時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。