これだけ飛行機に乗ってもやっぱり欲はまだあります(笑)。いや、逆にまだこれがあるお陰で「仕事をもっと頑張ろう!」という気持ちも倍増してくれる。
以下の将来的に乗りたい航空会社は乗れる・利用できる難関レベルを①から⑤まで査定。①が比較的簡単で、⑤が最高の難易度。というのは、値段の問題、貯めた・購入したマイルで行けるか、等で考慮します。
<ビジネスクラス>
〇カタール航空Qスイート(777-300ERかA350-1000機)
難易度:3
「世界一のビジネスクラス」で絶賛されるカタール航空はまだ乗った事がありません。その中でも、最高峰の全席ドアが付いたビジネスクラス、Qスイート。日本便には全便に搭載されています。以前の様に激安セールは少なくなりましたが、まだそれほど高くない値段で乗る事も可能です。例えば、カトマンズ→東京の片道チケットは15万円以下。JAL含むワンワールド系マイルでも乗れる。また、近距離では現在ムンバイやベンガルールにも飛んでいるので、場合によっては少ないマイルで利用もできる。
<ビジネスクラスラウンジ>
〇羽田空港キャセイラウンジ
難易度:1
日本の空港にあるビジネスクラスラウンジとしては一番では無いでしょうか。世界各地のキャセイラウンジ定番である担々麺の他、ホテルオークラのフレンチトーストが提供される事や、上品な前菜類、そしてバーテンダー付きのバーやゆったりとしたソファーと雰囲気。本家香港のラウンジよりも興味がある!ここはワンワールドサファイアを持っていればエコノミー利用時でも入室できるし、ステータスが無ければJALで一番距離の短い路線(ソウルとか?)のビジネスクラス特典航空券をゲットすれば利用できるので、そんなに難易度は高くないはず。
〇チューリッヒ空港スイス国際航空セネターラウンジ
難易度:2
120種類ある世界中のウィスキーが集まったウィスキーバーや食事の数々、そしてテラスがありそこから眺められるアルプスの山々や飛行機等、景色も抜群。インテリアも良さそう。ただ、「ビジネスクラス」だけでは利用できず、スタアラゴールド(エコノミー利用時OK)か、ファーストクラス利用時に入室できる。ルフトハンザグループ(スイス国際航空を含める)は面白いアクセスポリシーがあり、何故か上級会員向けラウンジの方が実際のビジネスクラス客向けラウンジよりも飲食が充実している。
<ファーストクラス>
〇エミレーツ新777-300ER
難易度:4
特典航空券では乗れず、実際に購入した運賃対象者のみに乗れる。世界発、床から天井まで完全に仕切られた個室空間にある1-1-1配列のゆったりシートと双眼鏡等「これ本当に必要?」と思われるものが揃う。一番安い方法で乗れると思われるのはコロンボ発ドバイ経由ヨーロッパであれば片道ファースト、片道エコノミーの組み合わせで25万円ぐらい(ファースト片道だけでも同じぐらい)。ファーストとしては馬鹿高くは無いけど、そうポーンと支払える額でも無い。
〇エールフランス777-300ER
難易度:5
もしカタール航空が「世界一のビジネスクラス」ならエールフランスが「世界一のファーストクラス」だろう。たった4席しかない空間にカーテンで仕切られたそれぞれの座席、最高峰のダイニングと、ソフィテルホテルの寝具。エールフランスもこの空間では「マイルで簡単に乗れる」様にはしない限られた人しか体験する事ができない設定をしている。基本マイルでの特典航空券は自社エールフランスやKLM共通の「フライングブルー」の上級会員のみで、しかも莫大なマイル数(十万マイル以上の単位)を費やさないと乗れない。普通に支払って購入するとしても、最低往復50万円近くで最短距離でもパリ⇔ドバイ区間となる。本当に金が無いと乗れないか、思いっきり自社マイルを稼いであって日頃から乗っていない限り厳しい。
〇シンガポール航空新A380
難易度:2
ベッドと座席が別に分かれ、エティハド航空のファーストより更に空間が広い新型A380のファーストクラス(スイート)。シンガポール⇔香港間ならそんなに難易度は高く無い。自社会員のマイルであれば乗れるし、同距離なら片道最低37,500マイルなので、スタアラのマイルをシンガポール航空ですべて貯めれば夢は叶う。か、もしくはクレジットカードに新たに加入して「3か月以内に10万円カード決済すれば36,000ポイント差し上げます」なんてのもネット上に調べれば沢山あるので、そのポイントをシンガポール航空のマイルへ替えればただ同然に乗れる。
〇ガルーダインドネシア777-300ER
難易度:5
ここ近年に一気にランキングの順位を上げ、世界的にもトップレベルの航空会社になったガルーダ航空。そしてファーストクラスは温かく洗練されたきめ細かいサービスで評価が高い。これも恐らく自社会員のみ特典航空券として乗れる。また、ファーストクラスが搭載されているのはアムステルダムと東京路線のみととても限定されている。料金的には成田からバリ島まで片道30万円強とハードルも高い。バリ島出発でも東京まで片道25万円前後。
<ファーストクラスラウンジ>
〇パリシャルルドゴール空港エールフランスラウンジ
難易度:4
ここが世界一の天下のラウンジでは無いのか。ミシュラン3つ星レストランとのコラボで提携されるとにかくレベルの高いダイニングからスパ、空間、そして飛行機への車送迎。嬉しいのはファーストクラスだけの客限定では無く、「次の利用フライトにファーストクラスが搭載されていない長距離路線のビジネス利用客」であれば、300ユーロを支払えば、パリでチェックインから搭乗までラウンジ利用の他エスコート付きのファーストクラス同様サービスを受ける事ができる。ただ、これも「あくまでラウンジがその様な客で混雑しない」のが原則。エールフランスのビジネスクラスを特典航空券で乗って、この空港でのファーストクラスサービスを購入するのであればそんなに難易度は高くない。食事するだけでも一人200ユーロの価値はあるでしょう。酒を含めればそれ以上。
〇香港空港キャセイラウンジ(The WingとThe Pier)
難易度:3
キャバナと呼ばれるバスタブ付きのスパや、シャンパンバー、豊富なアラカルトダイニング等魅力要素は結構ある。ここはワンワールドの最上級会員(エメラルドもしくはJALダイヤモンド)であればエコノミー利用時でも入室できる。もしくはアラスカ航空の会員になれば27,500マイル(マイルセール時であれば7万円前後で購入)で香港→羽田等アジア内片道キャセイのファーストクラスに乗れるので、そんなに高額なチケットを購入しなくても利用できる。
※写真はすべて各航空会社の公式サイトから引用しています。