航空会社:エアナミビア(ナミビア航空)
便名:SW 714
フライト区間:ケープタウン→ワルビスベイ
フライト利用日:2019年4月9日(火)
予定出発時刻:10:05発
予定到着時刻:12:15着
時刻表上のフライト時間:2時間10分
機種:エアバスA319-100
利用クラス:エコノミー
機材番号:V5-ANL
機材導入日:2007年12月20日(エアベルリンへ);2011年9月16日(エアナミビアへ)
日本ではあまり聞く事の無い、ナミビア航空ことエアナミビア。いや、日本以外でも殆ど聞く事が無いかも。現時点で、唯一の長距離路線はナミビアの首都ヴィントフックとフランクフルトを結ぶフライトのみ。後はアフリカ内だけで、それでもそんなに就航先は多くない。
謎に包まれた航空会社。この区間には、その他南アフリカ航空の子会社のフライトもあり、そっちの方が料金も若干安かったのですが、マイナーな航空会社を体験したかったのもあってエアナミビアにしました。
チケットは直接航空会社のサイトで購入。
ケープタウン国際空港のチェックインカウンターは非常に愛想が良く、対応が良かった。
当空港での出発は初めてだったが、コンパクトで清潔で、利用しやすいと思う。
ビジネスクラスはかなり広い!
今回はエコノミーの利用でしたが、A319と言う近距離路線用の飛行機にしてはビジネスクラスはかなりのシートピッチがありました。
座席数112の内、16席がビジネスクラス、そして残りの96席がエコノミーです。
快適なエコノミーシート
エコノミーの座席も座ってみるとゆったりとして、快適。
雑誌はナミビアの大自然の紹介ページが多く、これから訪問するのにわくわくしてきました。後は路線マップは機材紹介も面白かった。
定刻通り出発です。
ケープタウンを離陸後、すぐにテーブルマウンテンが現れました。雲をかぶっていないので、この日は山頂からとても良い景色だろうな。すぐにUターンをしたので、左右の窓際関係無く見えたはずです。
フライトは結構空席が目立ち、僕は3席占領する事ができました。通路挟んで反対側も3列席に乗客は1名。離陸後、すぐにナミビアの大自然についての動画が放映されました。でも、イヤフォンはもらってないぞ。。。音無しかな。
機内食に大感動!!!
エアナミビア、すげーぞ!
たった2時間のフライトで、まず飲み物を聞かれました。午前中だったのでオレンジジュースを頂戴します。
そして、すぐに食事が。チョイスは、なんとビーフ、チキン、フィッシュの3種類から!!!
もう一度言います。たった2時間のフライトです。
ビーフを選択しました。出てきたのは~
アップで観てみましょー。
長距離国際線レベルじゃー。そして、気になるお味の方ですが、どれも凄く美味しかった。
サラダは新鮮でフェタチーズがアクセントを効かしていた。
メインは、恐らく南アのケープマレー料理のボボーティーと呼ばれるもので、ひき肉を玉子で包んだものにターメリックライス。かなり美味かったです。
デザートのアップルパイもしっとりして濃厚で、本格的。
チーズは、プロセスのものでは無くてナチュラルなチェダーチーズ。
パンも普通のエコノミーで提供されるよりも一回り大きい。
凄い、満点です!かなり満足しました。
2度目のドリンクサービスも!
これで飲食サービスが終わりかと思ったら、機内食のトレーを片付け終わったら更にまたドリンクを聞かれました。
頼んだのは、グレープタイザー(南アの100%ぶどうソーダ)もどきのもので、丸ごと缶一本で出てきました!
エアナミビア、太っ腹!!!
モニターにはアメリカのコメディーシリーズ、「The Big Bang Theory」が放映されていましたが、イヤフォンが提供されていないので自分で持ち込まなければいけないのかな?まぁ残りの飛行時間1時間切っていたし、短距離なので気になりません。
眼下は砂漠、砂漠、そして砂漠
ケープタウンから北上するたびに、景色がどんどん砂漠になります。そしてナミビア領域に入ったあたりから全く人の気配が無い。。。
そう、ナミビアは国土が日本の2倍弱あっても、人口はわずか220万人。。。大阪市の人口程度。モンゴルの次に、世界で2番目に人口密度が低い国です。
そして、到着に近づくと操縦席からパイロットがソッススフレイ上空を飛んでいるとアナウンスがありました。ここはナミブ砂漠で最も人気の観光地で、世界最大級の砂丘が並び、このフライトの2日後に自分も訪れました。
そして飛行機は高度を下げ始めます。
人の気配無い。。。
そして全く人気ゼロのままワルビスベイに着陸。ちなみに、「ワルビスベイ」は英語読みで、現地では「ワルフィッシュ・ベイ」とドイツ風?かアフリカーンス風の発音です。そう、ナミビアはもともとドイツ領で、今でもドイツ系の住民が多く住み、ビールやソーセージが美味しい国なのです。この景色で全くドイツとは想像が程遠いが。。。
そして急に現れるコンクリートの滑走路。駐機場も砂漠のど真ん中でした(笑)。今までドバイやアブダビ等中東諸国で砂漠の中に着陸する事はありましたが、ここワルビスベイ程な~にも文明の痕跡が全く見えない中での着陸は初めてです。
駐機場から奥に砂丘とその上に雲がかかっています。ここは寒流の海があるため、霧が発生しやすく、滞在中も毎朝霧でした。砂漠の中の霧ってとても幻想的です。到着時は丁度午後になった頃で晴れ始める時。
そしてナミビアの大地に降り立ちます。ターミナル見えないんだけど(笑)。
以前までは、写真真ん中左側にある白いプレハブ小屋が、ターミナルだったそうです。
最後に乗ってきたエアナミビアに感謝を。ところで、機材はA319なのに、何故か非常口ドアが真ん中片面2つあります。通常A319は1つのみで、2つあるのはA320。なので、パッと見るだけはA320にしか見えません。
ようやく見えた赤い建物が新ターミナル。小さいですが、綺麗な空港です。
イミグレ前の到着便モニター。確認すると、1日5便のみの到着で、その内ケープタウンが2便、ヨハネスブルグが2便、そしてヴィントフックが1便。南アフリカとの親密な関係がよく理解できます。ちなみに、ナミビアでは南アの通貨ランドが1対1なので、南アランドがそのまま使用できます(ただし逆パターンは不可)。
イミグレ手続きも早く、荷物もすぐに到着し、レンタカーを借りてナミビアの大地を走り回ります。
【搭乗評価】
出発空港での対応:☆☆☆☆☆
機内クルーの対応:☆☆☆☆
アメニティー・エンターテインメント・シートの設備:☆☆☆
シートの快適度:☆☆☆☆☆
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆☆+
<フライトの印象>
未知のエアナミビアはかなり良かったです。短距離のエコノミークラスとしては今まで体験した中でもかなり上位に入り、機内食部門だとたぶん一番です。だから、5つ星より更に+マークを追加!機内のクルーは笑顔はそれほど無かったけどテキパキ仕事をこなしていた。アメニティーは無く、エンターテインメントは機内雑誌と、モニターで興味深いナミビアの景色を少し流していたので、そこでポイントを。航空券の値段は片道で1.4万円だったので、コスパは非常に高かったです♪