インドのおもしろ国境地帯シリーズ索引
その1:パキスタン
その2:中国
その3:ネパール
その4:ブータン(今回はこれ)
その5:バングラデシュ
その6:ミャンマー
<インド・ブータン国境>
両国の国境と言えば、一番有名なのはアッサム州にあるジャイガオンとブータン側のプンツォリン。ここは行った事が無いのですが、2005年までは外国人でもブータンで唯一ビザ無しで訪問できる場所でした。外国人の訪問に人数制限を設けているブータンですが、インド人には適応されません。なんせ、インドとブータンは外交的に大の仲良しなので。
ここでご紹介するのは、また山奥(笑)。まぁ、インドの秘境専門の旅行会社なので、お許しを。
場所は、タワンという、チベットのラサに次ぐ、世界で二番目に大きな仏教僧院がある事が有名。あのダライ・ラマが、インドに亡命する際に辿ったルートでもあります。
正確にはブータンの国境では無いのですが、ブータンを一望できる展望台があります。
この地域ではチベット系のモンパ族が多く暮らします。
↑このゴルサム・チョルテンはゼミタン村にあり、世界三大ストゥーパ(仏塔)の一つで、ネパールのカトマンズ、ブータンのタシガンに並んだ大きさです。写真の奥、雲に覆われているのは中国の領土、そして左側はわずか数キロでブータン領です。
モンパ族の食事はブータンと似てチーズが料理によく使用されます。
内容は、春雨とししとうが入ったチーズのスープに赤米、蒸しパンの様なもの。奥のものはちょっと忘れましたが、独特です。
まとめ
タワンの近辺は、古き良きのチベット文化が色濃く残る地域です。実際、中国がチベットを占領する以前は南チベットと呼ばれ、住民はチベットへ納税していたぐらい。緑が豊かで春はツツジの花を見かけ、高山植物も多く生息します。個人的にもこの辺はインドで最もインパクトがあった地域の一つです(「インド」らしくは無いですがw)。