インドのおもしろ国境地帯シリーズ索引
その1:パキスタン
その2:中国
その3:ネパール(今回はこれ)
その4:ブータン
その5:バングラデシュ
その6:ミャンマー
<インド・ネパール国境>
インドとネパールは兄弟の様な存在。両国の国籍はビザが無くてもお互い自由に国境を行き来できるので、結構緩いです。外国人が利用する国境として有名なのは、仏教聖地巡りで仏陀が生誕したネパールのルンビニーへ行く時に通過するソノウリー・バイラワ国境。こちらは特にフツ〜の面白くない国境なので、省きます。
その代わりに、面白いのが、世界で一番世界最高峰の山々がいっぺんに眺められる展望台である、サンダクプー。インド側はウェスト・ベンガル州に属し、外国人も自由に線の無い国境線を跨いで散策ができます。
赤枠で囲った世界で一番高いエベレスト山に近く、そして三番目に高いカンチェンジュンガ山は目と鼻の先。
最寄りの空港はバグドグラ。インド各地から飛行機が到着します。標高はほぼ海面レベル。ここから、富士山の頂上と同じぐらいの高さにある、標高約3,700mのサンダクプーまでは車での移動です。
↑サンダクプーまで行く道は何と正に国境。右側がインド領、左側がネパール領。とは言っても、インド領含めて暮らしているのはネパール系なので、あまり国を跨いでいるという感覚はありません。
そしてサンダクプーから見渡す景色!
↑サンダクプーの村も、間に国境が敷かれています。旅行者はインド側かネパール側で宿を選べます。前の山が世界第3位のカンチェンジュンガ。
エベレストの両脇には、世界第4位と第5位のローツェとマカルーが並びます。
まとめ
山好きならサンダクプーは本当にお勧めです。簡易ロッジがあり、そこで温かい食事も楽しめます。何と言ってもここから眺めるヒマラヤ山脈のパノラマは息を呑む。モンスーン明けた直後が晴天率も高く、くっきり景色を楽しめる可能性があります。