ネットで炎上:ANAのパジャマは回収される!?

ANAではビジネスクラスでパジャマの貸し出しサービスを行なっていますが、この件が今フェイスブックのコミュニティ上で炎上しています。

ANAホームページの案内
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投稿者のスタンリー氏は、羽田からサンフランシスコへANAのビジネスクラスに搭乗。

機内ではパジャマをリクエストして、飛行中着ていたが、到着1時間前に、クルーからパジャマを回収をされる旨を伝えられて驚いた。

この投稿者は、事前にANAのパジャマは貸し出しオンリーだという事を知らなかった。

その体験を投稿したものがこちら。

投稿された体験記事
投稿された体験記事

そもそもあまり全体的な体験に満足されていない事が伺えるが、その中でも最も気になった点が回収されるパジャマは洗濯して次の方へ貸し出すのが、それともリサイクルに回すのか、と言う事。

また、チケット代が6,000ドル台であった事を追記しています。

この投稿には賛否両論のコメントが沢山。

コメント欄
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クリントン氏はパジャマを回収する航空会社は初めて聞くと。

フー氏はパジャマだけで文句を垂れるな、と批判。もしパジャマが欲しければ、カタール航空では良いものを提供して持ち帰りもできるから他の航空会社に乗れば良い、とごもっともな意見。

それに対して、投稿者のスタンリー氏は文句を垂れているのでは無く、早く知っていれば、パジャマを借りる事無かったと反論。

その下のファイサル氏も、その様なパジャマを貸し出す発想は初めて聞く事と他のコメントに賛同。

続きます。

コメント欄
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オー氏は、日本の文化的な側面から説明。日本のホテルや旅館はバスローブの代わりに浴衣が用意され、それを次の客へ使い回す習慣があるから別に驚く事では無いと、貸し出しサービスに同調。

また、日本に限らず、他の国々でもスパやマッサージパーラーではバスローブは使い回しているし、持ち帰りできないから、単に「機内でもらうパジャマは絶対に持ち帰りができるもの」と心理的に決めつけているだけではないか、ととても理屈が通った意見。

全体的には投稿者に理解を示す者が多かった。パジャマを使い回すと言うのは下着を使い回す事と一緒の感覚がある様に捉えられる。

コメント欄
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はっきりキモいと伝えていますね。

コメント欄
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これはうけた。パンツ(下着)を履かないでパジャマを着る人もいる、と。

すしまるの意見

幼い頃から海外生活が長かった身としては、やはりパジャマを使い回すと言うのは違和感ある事は否定できません。その理由は、体にフィットするので汗や人の油が付きやすいし、いくらクリーニングをしたとしても袖や裾の部分で気持ちが悪いかなぁ。

でも、不思議と、オー氏のコメントの通り、旅館の浴衣に関しては別に違和感無いんですよね。それは恐らくルーズフィットだし袖が短いし全身を覆わないからだと思います。

パジャマをビジネスクラスで提供する航空会社は少ない

パジャマは本来ファーストクラスで提供されるものであり、ビジネスクラスはなかなかありません。現時点でパジャマをビジネスクラスで提供している航空会社は(もちろん持ち帰りが可能!):

*カタール航空
*エアインディア(Tumi製!)
*カンタス航空
*EVA航空
*ユナイテッド航空(リクエストベース)

等(参考記事)、ごく一部のみ。

まとめ

ANAとしては、お客にもっと機内で快適に過ごせる様に開始したサービスが、かえって裏目に出てしまったケースがこの貸し出しパジャマ。昔は日本人の乗客ばかりだった日系航空会社も、最近は日本で乗り継ぐ外国人客が増加した事から、日本人向けのサービスが異質になってしまう逆転現象が起こりやすくなっています。

パジャマの貸し出しに関しては、持ち帰りOKにするか、いっそ廃止してしまった方が国際基準的には良いのかもしれません。

「ネットで炎上:ANAのパジャマは回収される!?」への3件のフィードバック

  1. いま、ユナイティッドは貸し出していません。
    パジャマかしてくれんべ?って聞くと、
    ナゾな寝袋?みたいなのを貸してくれます。

    1. 現在、ユナイテッド航空では飛行時間14時間以上のフライトのみで配布(貸出ではなく持ち帰り可)される様ですね。なので、日本路線は厳しいかも。

  2. 新型コロナ前は、ANAのビジネス長距離(北米、欧州)ではグレーのパジャマ上下をくれてましたよ。グレーのカーディガンもくれたり。こちらから要求しなくても、いかがですか?と出してくれたものでした。

    結局これはコスト削減のあがきなんですよ。
    ANAは新型コロナ後は有利子負債てんこ盛りで大変なんだそうです。国際線も国内線も、サービスの細かなカットがかなり露骨です。布のおしぼりをペーパータオルに変更、というような。スリッパも。食事(牛肉)もかなりコストダウンしてて結構驚いた。

    パジャマやカーディガンを貸し出して、その後回収して洗濯してリユース、などということはしていないだろうと思います。コストがかかるだけでしょう。回収して捨てているのでしょう。このパジャマなんて1000円もしないんじゃないですか(縫製はあまりよくなかった。全然かまわないけど)。

    そうではなくて、もうタダではあげないんだから要求しないでね、というANAの姿勢の主張なんだろうと思います。わざわざめんどくさくして嫌になるようにしたわけです。この投稿の方も、知っていれば頼まなかったとおっしゃってますよね。

    こんな策、有効なんでしょうか? 乗客側としては、チケットの値段はどんどん上がり、サービスは切り詰め、ではイラっとしますけどね。気前のいい中東の航空会社にしようかな、なんてなるんじゃないか。で、ANAのビジネスやファーストは特典航空券の人ばかりになっちゃったりして。

    大丈夫ですかねANA。有利子負債の圧縮になどつながらないようなしょうもないことをこまごまやっているような気がします(他にもいろいろあります)。客が逃げるぞ。

    社内ではコスト削減案をもっともっと出せー出せーと追い詰められて、しょうもないことでもやらなきゃいけなくて、ANA社員は大変なのかもしれません。知らんけど。

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