当ブログでは3つマイレージ・ポイントプログラムによる「マイル・ポイント購入→特典航空券」手法を紹介しています。
まずは何度も登場するアラスカ航空のマイレージプラン。
つい最近は筆者も初購入したエアカナダのアエロプラン。
そして、数年前数回登場しているアビアンカ航空のライフマイルズ。
この中でも若干ハードルが高いかな?と思うのが、アビアンカ航空のライフマイルズですが、同時にスターアライアンス系航空会社を最も安く乗れる方法でもあります。
エアカナダのアエロプランより、若干お得な場合が多いです。
<アビアンカ航空はコロンビアのフラッグキャリア>
まず最初にアビアンカ航空と聞かれても、どこの航空会社??となるかもしれません。
実は、KLMに次ぐ世界で2番目に歴史のある航空会社でもあるのです。
アビアンカ航空は南米コロンビアを代表するスターアライアンス系の航空会社で実は経営赤字。2020年には破産申請しているが、未だに運航中。
そのアビアンカ航空のマイレージプログラムがライフマイルズだが、後者はアビアンカ航空とは別の法人となるので、万が一アビアンカ航空が倒産してもライフマイルズは生きる(・・・はず!)と、会員にメールが届きました。
ちょっと不安なニュースが流れますが、実際ライフマイルズを活用している愛好家も多いし、世界的に航空需要が復活している事から今後良い方向に進むと良いと願うばかり(いや、願うだけではなくて保証してくれよ、と聞こえそうw)。
<キャンペーン中に購入すると最大155〜165%分のボーナスマイルを付与!>
アビアンカ航空のホームページにて会員登録をすると、定期的にメルマガがやってくるのでそこでキャンペーン案内が含まれます。最近では毎月一回の頻度で、数週間の期間で実施されるので万が一逃しても少し待てば良いです。
キャンペーン時にこのOne Mile At A Timeというブログ記事のリンクから会員番号を入れて登録すると、この最大ボーナスマイルが付与されます。登録しないと、20%少ない付与(通常145%のところ、OMAATで登録すると165%)になります。
倍率は購入マイル数によって異なりますが、この場合最低でも145%とかなり良心的です。エアカナダのアエロプランでは29,000ポイントまでは50%しか同時期のキャンペーン時には付与しなかったので。
ライフマイルズのホームページでは、「Buy Miles」の「Buy Miles 2 for 1」へ進みます。
キャンペーンが実施されていない時には、この「2 for 1」部分が記載されていません。
マイルの金額は、1,000マイル=33アメリカドル。
上記の倍率キャンペーン時で、例を見てみましょう。
<例①:日本⇄ヨーロッパ間片道ビジネスクラス>
必要マイル数:75,000
合計75,000マイルにするには、30,000マイルを購入すればちょうど良くなります。
30,000マイル+
46,500マイル(155%ボーナスマイル)
= 76,500マイル
30,000マイルは、USD 33 × 30 = USD 990。
このUSD 990で、既に日本⇄ヨーロッパ片道のビジネスクラスの特典航空券にできる程のマイルが得られる訳です。
<フライト検索>
まず、トップページの「Travel」を選択するとこの様な検索画面が現れます。
区間を指定して進むと、次にカレンダーが表示されて希望の日付を選ぶ事ができます。
青い点が空席のある日付として表示されますが、あてにならない時もあり。
燃油サーチャージが無く、空港税などわずか諸税のUSD 29.1のみが追加で加算されるだけ!
USD 990 + USD 29.1 = USD 1,019.1。
総額1019アメリカドルで、ANAビジネスクラスに14時間25分も乗れちゃう訳です!
因みに、エコノミーの場合はこちら。
<エコノミーの場合は総額USD 656>
エコノミーは45,000マイル。
19,000マイル分購入すれば、145%のボーナスが加算され、合計46,550マイルもらえる事になる。
19,000マイル+
27,550マイル(145%ボーナスマイル)
= 46,550マイル
19,000マイルは、USD 33 × 19 = USD 627。
諸税はUSD 29.1。
USD 627 + USD 29.1 = USD 656。
日本円にするとエコノミー片道90,000円程になります。
<例②:羽田⇄香港間片道(直行便)>
エコノミーは15,000マイル、ビジネスクラスは22,500マイル。
ビジネスクラスは、キャンペーン時にたったの10,000マイルを購入すれば、145%ボーナスで14,500マイルゲットできるので、合計で24,500マイルを取得してから特典航空券にする事が可能。
10,000マイルはUSD 33 × 10 = USD 330。
諸税はUSD 28.3。
総額USD 358.3でANAの羽田→香港片道ビジネスクラスのチケットが手配できちゃいます。
<例③:羽田⇄香港間片道(経由便)>
こんな面白いルートも可能。
羽田→小松 ANAの普通席
小松→台北 EVA航空のビジネス
台北→香港 EVA航空のビジネス
羽田→小松がエコノミーになるため、若干必要マイル数が少なくなります。
合計すると21,830マイルで発券可能。
これは、キャンペーン時に9,000マイルを購入すれば、145%ボーナスで13,050マイルゲットできるので、合計で22,050マイルを取得してから特典航空券にする事が可能。
9,000マイルはUSD 33 × 9 = USD 297。
諸税はたったのUSD 10.6。
総額USD 307.6で(ANAエコノミー羽田→小松の普通席)+(EVA航空ビジネス小松→台北→香港)の片道チケットが手配できちゃいます。
USD 1 = JPY 140という円安時代でも、43,000円ですよ!
ちょっとした飛行機旅行を楽しみたい方にピッタリです。
<マイルの早見表>
公式ホームページから早見表が見つからないので、こちらを参考させてもらいます。
<過去のお得な航空券を発券した実例>
筆者は2回このライフマイルズにお世話になりました。
2017年にANAファーストクラスとシンガポール航空ビジネスクラスの組み合わせで成田→シンガポール→デリーを、66,000マイルで交換。
2018年にルフトハンザのビジネスクラス+ファーストクラスでチューリッヒ→フランクフルト→デリーを60,000マイルで。
支払った総額はどちらも100,000円前後です(当時はまだそこまで円安では無かったので)。
驚く事に当時と比較してもまだマイルの改悪はされていません。
<コールセンターの英語が聞き取りにくい場合がある>
一度、ANAのファーストクラスの特典航空券を発券する際に、ネット上でシステムエラーが起こりEチケット番号が発行できないのにマイルが引かれる現象が起こりました。
直ぐにアビアンカ航空へスカイプ電話をしたのですが、その時話した担当者の英語が思いっきりヘビーなスペイン語訛りで理解するのが非常に困難だった!
アラスカ航空やエアカナダならまだ英語がネイティブな国の航空会社だからコールセンターでもゆっくり分かりやすい英語で話してくれるけど、アビアンカ航空の担当者は丁寧ながら分かりにくかったぁ。
結果的に問題なくその場でEチケットを発券してくれてメールで送付してもらったので直ぐに解決しました。
2度目にルフトハンザの特典航空券を予約した際には問題無く、そのままホームページからスムーズに発券ができています。
<変更代は一律USD 150、キャンセルはUSD 50〜200の範囲>
発券後の変更はチケット1枚(一区間ではありません)に付き、USD 150、キャンセルは距離やクラスによってUSD 50〜200の間です。
<変更やキャンセルはオンライン対応不可;電話対応のみ>
ここがライフマイルズのネック。変更とキャンセル共に電話対応のみなので、面倒臭い上に、上記の様なスペイン語訛りがきつい場合がある。
<マイルを購入し続けなければ、1年で失効>
一度マイルを購入したら、1年間有効。マイルを購入する事に、延長は可能なので、最低の1,000マイルでも良いから年間に一度は購入しないと全てのマイルは期限を迎えた時に失効します。
まとめ
ポイント購入が可能なエアカナダと同じスターアライアンス系列のライバルであるアビアンカ航空のライフマイルズ。若干不便なところはありますが、キャンペーン中にマイルを購入するとかなり安価で全クラスのチケットが手配できちゃいます。個人的にはエアカナダのアエロプランの方が高くても安心感がありますが、機会あればまたライフマイルズでマイル購入しても良いと思っています。