一般的に航空券と言うと片道か往復手配が一般的ですが、この他に「複数都市」という方法もあります。
英語だと、「Multi-City」。
この場合、片道を2区間別々で手配するのと、両方を組み合わせて同一のチケットにするのでは運賃が格安になる場合があります。
特に、ルフトハンザグループではこの傾向が強いです。
ケーススタディー:パリ→オスロ→フランクフルト
パリ→オスロとオスロ→フランクフルトと片道2区間に分けた場合と、複数都市として手配した際の料金を比較してみましょう。
全く同じフライトでの検索です。
まずは片道ずつの検索。パリ→オスロでルフトハンザグループを利用する際はスイス国際航空のチューリッヒ経由便が最安値として表示されます。
片道17,389円。
次にオスロ→フランクフルト。
こちらは18,540円
両区間を合わせると、35,929円になります。
ところが、複数都市として検索すると、かなり安くなります。
なんと20,036円!
複数都市として手配するだけで、4割強も安くなるのです!
<往復チケット扱いなので最大行きと帰りの2区間>
実はこれ、行きと帰りの起点が異なるだけの往復チケット扱い。
なので、片道2区間ずつより割引が効いて安くなる訳。
そのため、ここに3都市や4都市で検索すると、逆効果となります。
<他の航空会社ではあまり通用しない>
調べるところ、この様に複数都市手配によって片道ずつよりチケットが安くなるのはルフトハンザグループがメイン(ルフトハンザの他、スイス国際航空、オーストリア航空、ブリュッセル航空など)になり、他の航空会社では特に安くなるという発見はできませんでした。
まとめ
欧州旅行で多くの都市を訪問する際、この複数都市検索はありです。場合によっては逆に値段が高くなる事もありますが、ルフトハンザグループ等割引が適応される場合があるので、比較してみるのも良いかもしれません。