概要
搭乗総合評価:100点
<利用詳細>
航空会社:スターラックス航空
便名:JX 802
フライト区間:台北桃園→成田
フライト利用月:2023年9月
予定出発時刻:10:40発
実際の出発時刻:10:36発
予定到着時刻:15:00着
実際の到着時刻:14:58着
時刻表上のフライト時間:3時間20分
実際のフライト時間:3時間22分
機種:エアバスA330-900neo
利用クラス:ビジネス
座席番号:5A
機材番号:B58302
機材導入日:2022年5月1日
<チケット代>
アラスカ航空のマイレージプランで30,000マイル分を40%ボーナス付与キャンペーン時に購入して、成田⇄台北桃園の往復ビジネスクラス特典航空券へ。
往復チケットに支払った総額はUSD 688で、日本円の請求額はJPY 99,600でした。
往路のA350機材での成田→台北桃園ビジネスクラス搭乗記はこちら。
搭乗記
・近距離路線用機材とは思えない座席・・・
いや〜全席フルフラットシートでしかも広々としている!
・着席する際に3名のクルーに名前で呼んでくれ歓迎をしてくれる
スターラックス航空のクルーは搭乗前からビジネスクラスの乗客の名前を全て覚えるのでしょうか!?
着席する前後で、パーサーのチャンドラーさん、ビジネスクラス担当のグレースさん、そして日本人クルーのりおんさんから手厚い歓迎を受けました。
往路のフライトとは異なり、今回のビジネスクラスは半分近くは座席が埋まっていたので、そこまでタイミングを合わせるのは難しいと思うので凄い!
まずはおしぼりとウェルカムドリンクのハニータンジェリン・パッションフルーツジュースが提供。
そして、日本人クルーのりおんさんにシートの設備についてご説明頂きました。
・充実した座席の設備
収納ボックス、コンローラー各種、電源が全て便利な位置にあります。
↑本当にスマホを置くだけで充電してくれます!
でも、充電スピードはあまり速くなく、少しでもずらすと切れてしまうので有線の方が速くて便利でした。
「Table」のボタンを押すとテーブルが下ろせる様になっています。
・余裕の足元スペース
足元はゆったりとしています。
狭さは感じさせられません。
・調整可能な空調は無し
天井には調整ができる空調は用意されていません。
・3時間のフライトには十分なエンターテインメント
今回のフライトは短いのと外の景色が楽しめたため、飛行マップ以外のテレビは観ていませんが、チョイスは豊富です。
・アメニティーはふかふかの枕、ふわふらの毛布、分厚いスリッパとノイズキャンセリングヘッドフォン
これらは往路のフライトで紹介しています。
・ビジネスクラスの乗客はWi-Fi無料(条件あり)
スターラックス航空で発券されたチケット(Eチケット番号が189で始まるもの)であれば、ビジネスクラスは無料で無制限にWi-Fiを利用する事が可能です。
筆者の場合はアラスカ航空経由なので有料ではありましたが、それでもチャット機能は無料で容量の軽いメールのダウンロード等は可能でした。
・コミカルな安全ビデオ
安全ビデオはつまらないロボット的なものよりも、面白いキャラが登場したり、その国の景勝地が紹介されながらの方が楽しいです。
スターラックス航空は前者。
・離陸まで
この日は台北付近に台風が接近してきて強い風が吹いていましたが、無事定刻通り出発が出来ました。
<離陸:出発地時刻11:08>
飲食メニューの充実度が半端無い!
往路もそうでしたが、たった3時間のフライトでここまでやりますか!のレベル。
機内食は明らかに成田発よりも台北発の方が充実しています。
今回のコラボメニューは、「台北鳥喜」でした。
これ以外にも、事前にもう一つのコラボメニュー「胡同焼肉」を予約管理画面かコールセンターで指定する事ができます。
事前指定していない場合、機内で指定できるのはアジアン1種類と洋食2種類からです。
メニューは、台北発仙台、成田、関西、名古屋路線が共通しています。
飲み物のメニューは別の次元レベルです。
まだまだ、ワインリストが続きます。
<離陸後33分>
まずはカクテルタイム。
オリジナルカクテルを2種類選びました。
写真左側は、緑茶と柑橘類を使用したスターモヒート。甘さ控えめ。
右側は台湾の緑茶、碧螺春(へきらしゅん)をジンとソーダで割ったビラシュン・ギャラクシーで甘さはほぼ無し。
甘さを求めるのであれば、青色のブルー・キュラソーシロップを使用したサイファイ・コスモス2.0がおすすめです。
<離陸後35分>
機内食がやって参りました。
今回は事前指定しておいた胡同焼肉セット。
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胡同特製 アメリカ産牛肩肉のステーキ
<アペタイザー>
シーフードサラダ 柚子ドレッシング
大根の紫蘇ピクルス 菊添え、チェリートマト 白ワインのマリネ、ピリ辛大根
鶏肉の南蛮漬け
<メインディッシュ>
胡同特製 アメリカ産牛肩肉のステーキ
<デザート>
ほうじ茶プリン
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台北出発便でのみ、提供されています。
シーフードサラダのエビや魚介類はプリプリ、大根は細かく花模様にカットされ、トマトは丁寧に皮が剥いてある状態、そして程よい辛さのカクテキ。
この演出、素敵すぎません?
細かく刻んだオクラと唐辛子のトッピングがまるでレストランの様です。
今まで頂いた機内食の中では最も感動し、美味しかった品の一つです。
胡同の焦げがついた玉子焼きも乙。
<離陸後55分:デザートの提供>
黒い飲み物はコーヒーではありません、なんと小豆汁を濾過した、小豆エッセンス!
さっぱりした味付けで甘さは無く、カフェインが苦手な方にピッタリの飲み物です。
本当にユニークな飲み物が多いスターラックス航空。
楽しすぎます♪
大粒の栗が載った甘さ控えめのほうじ茶プリンは〆に丁度よかった。
非常に対応の良いグレースさんに飲み物を勧められたので、今度はコカコーラコーヒーを注文してみました。
その名の通り、アイスコーヒーをコーラで割ったもの!
何とも不思議なお味・・・美味しいとか不味いとかとは別次元(笑)。
<離陸後1時間7分:機内食クリア>
嬉しい事に、まだこれだけのボリュームの食事と飲み物を楽しんでも着陸まで2時間弱あります。
・化粧室拝見
このフライトでは毎回化粧室を利用するたびに、ギャレーでお仕事をされていたグレイスさんが事前に清掃されているかチェックをされていました。
申し訳ない気持ちになってきます。
お陰様で写真の通りティッシュは三角形になっており、非常に清潔でした。
・エコノミークラス拝見
A330機材の良い点は、エコノミークラスの配列が2-4-2。
他の機材は3-3-3もしくは3-4-3配列が主流になってきているので、真ん中座席が少ない。
結構余裕があるシートピッチです。
電源は座席と座席の間に設置されていました。
・ビジネスクラスのフラットシートを試してみる
身長167cmのすしまるにはピッタリの長さでしたが、180cmを超えると膝を曲げなければいけない様になるかもしれません。
・外の景色を楽しむ
進行方向左側の窓際から日本各地の空を楽しむ事ができました。
・グレースさんから追加の飲み物とおつまみのサービス
グレースさん本当に気が利きます・・・
景色を楽しんでいたら、ご丁寧におつまみを持ってきてくれ飲み物の注文を聞かれました。
スパークリングウォーターをお願いしました。
和洋折衷?プレッツェルやドライベリーの他に煎餅系のミックスが。
結構甘さと塩っけのバランスがあって美味しかったです。
・着陸前は定番のグミとミント
恐らくスターラックス航空であれば全クラスで提供されるグミとミント。
小さいタッチだけどなんだか嬉しいです。
・ギリギリ富士山
午後の富士山を確認できました。
本当に成田空港はスカスカになりましたね・・・羽田に多くの航空会社が移る様になってから。
・おまけ情報
もし、より広い座席を指定したい場合は最前列の座席番号2がおすすめです。
足元の横幅が他の座席と比較するととても広くなっているからです。
採点
地上&機内クルーの対応:10/10(皆さんとても明るく、至れり尽くせり以上でした!)
機内の清潔感:5/5(まだ新しくてピカピカ;トイレも頻繁に清掃される)
シートの設備:10/10(近距離路線用機材とは思えない程の充実さ!)
シートの快適度:10/10(近距離路線用機材なのにフルフラット!文句無し!)
アメニティー:5/5(近距離路線としては満足)
機内食・飲み物の種類・量:5/5(近距離路線とは思えない充実さ!ボーナスでもう1点追加したい!!)
機内食・飲み物のクオリティー:10/10(今までの機内食で最も美味しかった部類に入る)
エンターテインメント:5/5(邦画、台湾映画、韓国ドラマ、ホリウッドなど豊富)
総合評価:60/60 = 100点
まとめ
何と!パーフェクトなんてあり得ない世の中で、パーフェクトスコアです!!ちょっと評価高すぎ?と思いましたが、どの分野においても何もツッコミどころがありません!本当に短い台北→日本路線で最高の長距離路線と遜色ないサービス内容は脱帽しかありません。このフライトは特にクルーが最高でした。グレイスさん、りおんさん、本当にありがとうございました!