概要
ラウンジ総合評価:96点
<利用詳細>
空港都市:シンガポール
空港名:チャンギ国際空港
ターミナル・コンコース:第1ターミナル
ラウンジ名:カンタス・インターナショナル・ビジネスラウンジ
ラウンジ利用月:2023年9月
ラウンジ利用時間:14:30~15:00頃
ラウンジ利用時の混雑状況:かなり空いている
<利用資格対象者>
*ワンワールドサファイア・エメラルド会員(ワンワールド系の出発便に限る)
*ワンワールド系航空会社のビジネスクラス・ファーストクラス利用者
<ラウンジの位置>
第1ターミナルの出国審査場過ぎて左側へ直進し、エスカレーターで上の階へ。
周辺にはSATSプレミアラウンジやブリティッシュエアウェイズのラウンジが並びます。
訪問時の営業時間は14:30から23:00までとなっていました。
・注意:カンタスインターナショナルファーストラウンジとは別物
そう、この第1ターミナルには、別々の場所に同じカンタス航空のファーストクラスとビジネスクラスラウンジが分かれています。両者お互い距離があるので、間違いの無いように!
<混雑想定時間>
2023年11月現在、以下のカンタス航空のフライトが毎日7便運行しています。
時間 | 目的地 | 便名 |
19:15 | パース | QF 72 |
19:20 | ブリスベン | QF 52 |
19:25 | シドニー | QF 2 |
19:40 | メルボルン | QF 36 |
20:05 | シドニー | QF 82 |
23:25 | ロンドン | QF 1 |
23:40 | メルボルン | QF 38 |
19:15から1時間以内に5本集中して出発するので、17〜18:30前後は特に混雑が予想されます。
訪問記
・このラウンジを体験するためにわざわざシンガポールへ日帰り訪問したが素晴らしかった!
そう、今回の旅程はクアラルンプールからカタール航空のビジネスクラスに乗る事が目的なのでわざわざシンガポールに来る必要は無かったのですが、今年の年末に迎えるカタール航空のゴールドステータス(ワンワールドサファイア)が切れる前に是非一度ステータスを活用してみたかったのです。
そこで、シンガポールからクアラルンプールまでワンワールド系のマレーシア航空を最安値エコノミー運賃のチケット購入して、このラウンジを拝見させてもらう事にしました。
結論から言うと、チャンギ空港で一番素晴らしいビジネスクラスラウンジでした。
第3ターミナルの改装されたばかり、本家シンガポール航空のシルバークリスラウンジよりも、です。
(細かい事を言うと、まだ訪れていないチャンギ空港のカタール航空のラウンジが一番かもしれません。残念ながら、こちらは上級会員だけでは入室できず、ビジネスクラス以上の上級クラスを利用する場合のみが対象です。)
・高級ホテルのロビーに入るみたい!
服装がばっちり決まったカンタス航空地上係員らしき方が入口でチェックインの対応をしてくれます。
マレーシア航空は第2ターミナルの出発でしたが、問題無くここ第1ターミナルの豪華ラウンジに入室する事ができました。
・初印象:ひ、広すぎる・・・
カンタス航空にとってシンガポールラウンジはアウトステーションでありながら、その広さはまるでハブ空港の様です。
正直、第3ターミナルにあるシンガポール航空のシルバークリスラウンジと比較ができるぐらいの広さがあります。
これとは別に、ファーストクラスのラウンジも用意されているのが驚きです。
なんでここまでチャンギ空港に予算つぎ込んでいるの???
・ラウンジはリラックスエリアとダイニングエリアで分かれている
まず入室すると左側がいろいろなソファーやチェアが並ぶリラックスエリア、そして右側の奥がダイニングエリアとシャワーエリアになります。
まずはリラックスエリアからご紹介。
座る場所の確保は問題無さそうですが、正直広すぎて落ち着かなく、あまりPC作業とか集中できないかも(笑)。
・電源は一部の座席のみ
チャンギ空港の他のラウンジはほぼ各全席ごとに電源が用意されているものが多いですが、このラウンジでは一部のみです。
まぁ、とても広いのでその様な椅子を探すことは問題無いでしょう。
壁に近いソファーには電源に近づく事ができます。
・有人バーで様々なドリンクが楽しめる!
このラウンジのハイライトの一つは中央に位置するバーでしょう。
メニューからアルコール類やノンアルコールのカクテルまで幅広いオプションから注文する事ができます。
・クオリティーの高い食事!
参りました、食事の質も非常に高いです!
シンガポール航空のシルバークリスラウンジ以上!
今まで食べた一番美味しいココナッツラクサーはこのラウンジでした!
どれだけこのラウンジが広いかお判りでしょうか・・・
こちらがビュッフェカウンター。
さて、肝心の食事。
サラダの鮮度で、どれだけこのラウンジ飯の質が高いか判断できると思います。
そしてホットミール類。
そしてデザート類。
・アラカルトメニューが2種類用意されている
上記の他に、ライブキッチンカウンターから2種類選べます。
本来なら両方試したいのですが、まだラウンジ巡りが終わっていないのでシーフードラクサー(汁麺)を注文しました。
ラクサーは今まで様々な場所で体験した中でお世辞抜きで一番美味しかったです。
まず、スープが海鮮の出汁たっぷりあってとても濃厚。
そして、大きな海老が入っており、麺はもっちりしたあまり他で食べたことの無い自家製っぽい感触。
量もちょうど良く、これは本気でお勧めメニューです。
デザートも凝っていました。
甘すぎず、ココナッツミルク漬けのタピオカも美味しく頂きました。
また、ブラウニーも流石西洋文化本場の味です。
・オーストラリア産のビールやワインが豊富
ドリンク類はカンタス航空だけあってオーストラリア産に拘っていました。
・充実したシャワールームあり
シャワー室が何部屋が用意されています。
チャンギ空港のラウンジでは珍しく、トイレも付いているのでゆっくり用が足せます。
アメニティーはLi’tya – Pure Australian Botanical製。
ネットであまり情報が無かったので、かなりマイナーっぽい。
評価
スタッフの対応:5/5(皆イキイキして丁寧だった)
ラウンジの清潔度:5/5(ピカピカ!)
ラウンジの快適度※:8/10(広々として自然光も入りとても落ち着く;一人用のワークスペースがあれば更に良かった)
※訪問時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。
ラウンジのデザイン・座席の種類:5/5(オシャレなアンビエンス;様々な種類あり)
設備・アメニティー:5/5(トイレ付きシャワー室完備;電源は一部座席にあり)
食事・飲み物の種類:10/10(豊富な前菜類、ホットミールは限られるがアラカルトもあり;バーで様々なドリンクが楽しめる)
食事・飲み物の質:10/10(非常にクオリティーが高かった!)
総合評価:48/50 = 96点
まとめ
かなり良い!いや〜、ハブ空港で無いのにここまで力を入れるカンタス航空恐るべし。ワンワールドのサファイア会員、もしくはビジネスクラス利用者であればこのラウンジはかなりお勧めします。他にもキャセイを除くワンワールド系の立派なラウンジが全て第1ターミナルに位置しているので、時間あればハシゴしてみても面白いかもしれません。