JALのシンガポール・チャンギ空港の指定ラウンジはマルハバラウンジ。
正直言ってここは微妙。
JAL出発便の際、ラウンジ利用資格がある方がこのラウンジへ直行するのは非常に勿体ないです。
ここ第1ターミナルには、ワンワール系航空会社が運営する素晴らしいラウンジが4軒もあるからです。
それは:
*カンタス航空インターナショナルビジネスラウンジ
*カンタス航空インターナショナルファーストラウンジ
*ブリティッシュエアウェイズラウンジ
*カタール航空プレミアムラウンジ
ただし、これらのラウンジすべてがJAL便の出発時に営業しているかは別の話。
2023年11月現在、JALは毎日2便羽田へ、毎日1便成田へシンガポールから運行しています。
出発時間 | 目的地 | 便名 |
02:15 | 羽田 | JL 38 |
08:15 | 成田 | JL 712 |
22:25 | 羽田 | JL 36 |
生憎、シンガポールを朝出発するJL 712便を利用の際には指定ラウンジしかこの時間帯営業していないのでオプションは無い。
が、夜に出発するJL 36であれば、上記4つのラウンジが全てオープンしているので、絶対に試すべき!
ケース①:上級会員でないエコノミーとプレエコ利用客は対象外
JALでは、上級会員(ワンワールドサファイア以上)で無くても世界的に珍しくプレミアムエコノミー及びエコノミーの正規運賃利用客にはラウンジへのアクセス権限が付与されますが、こちらのケースはあくまで指定ラウンジのみアクセスが可能です。
他のラウンジは利用が対象外となりますので注意。
詳しく見てみましょう。
この場合、マルハバラウンジ以外のラウンジは使用できません。
ケース②:ワンワールドのサファイア会員でエコノミー・プレエコクラス利用時のおすすめラウンジ
ワンワールドのサファイア(JALグローバルクラブ、JMBサファイア等)会員であれば、おすすめラウンジは2つ。
カンタス航空のビジネスラウンジと、ブリティッシュエアウェイズのラウンジです。
<広くて美味しい食事や飲み物が楽しめるカンタスビジネスラウンジ>
カンタス航空にとってハブ空港でも無いのに、とにかく広くてセンスの良いラウンジ。
ここでのハイライトは何と言っても質の高い食事と、様々なドリンクを注文できる有人バー。
人生で一番美味しいシンガポール名物ココナッツラクサーはここでした(シンガポール航空のラウンジよりも上)。
<落ち着いた居心地が良いブリティッシュエアウェイズのラウンジ>
カンタス航空のラウンジに引けを取らないのが、ブリティッシュエアウェイズのラウンジ。
食事や飲み物はカンタスラウンジの方が軍杯が上がりますが、ラウンジの雰囲気自体は個人的にはブリティッシュエアウェイズの方が好みです。
また、シャワー室ではエレミス製のスキンケアが常備されています。
ケース③:ビジネスクラス利用時のおすすめラウンジ
上記②のラウンジ2軒の他、会員ステータスに限らず、ビジネスクラスを利用の場合にはカタール航空のプレミアムラウンジがとても評価が高いです。
ビジネスクラスラウンジなのに、アラカルトメニューがとても豊富。
オンラインでも、そのメニューが確認できます。
※提供:カタール航空
ラウンジの食事アラカルトメニューはこんな感じ。
完全にレストランです。
JL36便は離陸後、羽田到着直前までしっかりした機内食が提供されないのでここで食事を済ませるのはグッドアイディア。
グーグル情報だと、営業時間は以下の通り。
こちらは確実性はありませんが、参考までに。
このラウンジであれば、深夜02:15に出発するJL 38便でも利用ができますね。
生憎、ワンワールドサファイア会員であっても、出発便の利用クラスがエコノミーもしくはプレミアムエコノミーの場合にはこのラウンジは入室できません。
ケース④:ワンワールドエメラルド会員もしくはファーストクラス利用者のおすすめラウンジ
カンタス航空のファーストラウンジが良いでしょう。
エコノミークラス利用でもワンワールドの最上級会員(JCBプレミア、JMBダイヤモンド等)であれば入室ができます。
同ビジネスラウンジとは同じ第1ターミナル内でありながら異なる場所に位置し、少し離れています。
オーストラリアの著名シェフ、ニールペリー氏が監修したメニューを提供し、ソフィテルホテルで研修されたスタッフが従事されている様です。
※提供:カンタス航空
こんな立派なラウンジが利用できるのに素直に指定のマルハバラウンジへ直行するのは最大の機会損失!
ラウンジの営業時間は、カンタス航空のホームページによると15:00〜23:00となっています。
まとめ
ラウンジは平等に作られていない!チャンギ空港に限らず、出発便と同アライアンス運営のラウンジがあれば、そちらを利用する事ができます。基本的に第三者が運営するラウンジより、航空会社が運営するラウンジの方が質が高い傾向にあります。チャンギ空港では立派なワンワールド系列のラウンジが多く存在するので、訪問価値ありです!