概要
搭乗総合評価:83点
簡易感想:地上サービスはイマイチだったが機内のクルーは対応良かった。快適な座席に美味しいウェルカムドリンクとデザートはポイントがかなり高い。
<利用詳細>
航空会社:エジプト航空
便名:MS 786
フライト区間:フランクフルト→カイロ
フライト利用月:2023年10月
予定出発時刻:15:25発
実際の出発時刻:15:59発
予定到着時刻:20:20着
実際の到着時刻:20:19着
時刻表上のフライト時間:3時間55分
実際のフライト時間:3時間20分
機種:ボーイング787-9
利用クラス:ビジネス
座席番号:11K
機材番号:SU-GEU
機材導入日:2019年6月14日
<チケット代>
アビアンカ航空のライフマイルズセール時(160%)に75,000マイルを購入。
フランクフルト→カイロ経由→成田のビジネスクラス特典航空券に替えました。
マイル代151,600円+諸税21,300円で総額172,900円でした。
搭乗記
・出発3時間前にフランクフルト空港のチェックインカウンターオープン
カウンターオープンは概ね出発3時間前の12:15前後に開始。
ビジネスクラスとスタアラゴールド会員向けのレーンは一番左側。
担当者の特に愛想は無く、フランクフルト→カイロと、カイロ→成田区間の搭乗券を2枚渡されました。
・出域手続きに40分もかかる!
コンコースBにあるシェンゲン加盟国の出域手続きに時間がかかりすぎ!
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
・3つのコンコースBスターアライアンスラウンジ訪問
搭乗まで約2時間の間にラウンジ3軒ハシゴしました。
・フランクフルト空港は飛行機撮影には良い
窓が大きく平面なのでフランクフルトの空港は全体的に撮影するには良いスポットです。
エジプト航空の機材が良いアングルで撮影できました。
・カオスな搭乗手続き&勝手に座席番号が変更される
搭乗時間前後は群衆が一斉に搭乗ゲートに押しかけて待っていました。
あぁ、早速搭乗前からエジプトを実感させられる光景(笑)
搭乗がアナウンスされて、やっとビジネスクラスとスタアラゴールド会員が呼ばれる。
ところが問題発生。
ビジネスクラスの乗客数名が勝手に座席変更を余儀なくされ、新しい搭乗券が渡されました。
僕の搭乗券も含めて。
当初予約していた2列目の右窓際から、4列目の右窓際へ。
もう1名のスーツ姿の男性乗客はこの勝手な座席変更に対してスタッフにめっちゃキレていました。
そこで搭乗がつっかえる・・・
・ビジネスクラスの座席に感動
今回は2種類目のリバーズヘリンボーン型シート。
JALスカイスイートIIIの次に体験したものですが、比較するとエジプト航空の方が全然広々している!
JALは窓が1個分ですが、こちらは窓2個分が確保できている!
・プライバシー感たっぷりのシート
真ん中の座席と位置がずれているので、隣の乗客と距離が保ててプライバシーを保持できます。
アームレストは上げ下げが可能。
シートのコントローラーはタッチパネルで操作できます。
足元は結構広く、ゆったりしています。
とても狭くなっているJALスカイスイートIIIと大きく異なる点です。
・収納スペースがたっぷり!
この座席の良い点は収納できる場所が沢山ある事。
・サイドランプがオシャレ;空調は調整不可
この座席が良いなぁ、と思ったのがサイドランプ。
・アメニティーはビジネスクラスとしては貧相だけと他社と比較すればマシ
毛布と枕はエコノミーと変わらない?と思われるようなもの。
まぁ、同ルートで運航させているルフトハンザはヨーロッパ内仕様でビジネクラスの座席はエコノミーと同等で真ん中を空けているだけなので、それと比較するとフルフラットだけでも全然立派。
ヘッドフォンは見た目は立派だけど品質はあまり良くない。
この座席の良い点は、収納ボックス内にあるヘッドフォンのソケットに差し込んでサイドテーブルを閉じても、隙間があってそこからコードがしっかり引っかからずに出せる事。
・エンターテインメントはエジプト映画が中心
ホリウッドや西洋系の映画やプログラムはそこまで充実していませんが、エジプト航空だけあってエジプト映画は豊富。
「アラブのホリウッド」だけあり、個人的にはあまり簡単に観ることができないエジプト映画を観賞しました。
・クルーは腰が低くホスピタリティー精神がある雰囲気
今回は若い女性クルーに担当してもらいましたが、親切でフレンドリーでした。
着席すると、まずはおしぼりが提供。
その後にウェルカムドリンク。
いちごジュースかオレンジジュースの選択で珍しい前者を選択しました。
いちごジュースは濃厚で粒々入り。
かなり美味しかったです。
因みにエジプト航空はドライエアライン。
酒は提供されませんが、免税店等で購入したものを持ち込みして機内で飲む分には可能。
・離陸前の祈りと安全ビデオは古代エジプト世界で
プッシュバックが始まると、お祈りの言葉が機内に流れます。
出発15分後:離陸後のドリンク提供
サービスのスピードは早いです。
まずはドリンクの提供。
スパークリングウォーターを注文しましたが、クラブソーダで良いか聞かれました。
まぁ、両方とも炭酸水なのでこだわりありません。
ナッツと提供。
出発30分後:機内食の前菜が到着
このフライトではメニューは提供されませんでした。
前菜は選択無し。
サラダは新鮮でアーティチョークが載っていました。
前菜は恐らくビーフのハムとマリネされたパプリカや玉ねぎ。
普通に美味しかったです。
そしてブリーチーずとドライフルーツ、ナッツ。
温かいパンはバスケットで提供。
出発40分後:メインディッシュが到着
メインはサーモン、ビーフ、そして恐らくチキン?の3種類から選択が可能でした。
サーモンが第一希望でしたが、機内中央部に座っているのにも関わらず、人気で既に切れていた。
なのでビーフを選択。
巨大な煮込まれたビーフの塊が2切れ。
まぁ大胆です(笑)。
付け合わせにマッシュポテト。
肉はじっくり煮込まれていて口の中でとろける程柔らかくなっていました。
出発55分後:トレイが片付けられる
出発1時間後:デザートが到着
デザートはチーズケーキかチョコレートケーキの選択。
どちらも好きなので難しい!
チョコレートには敵わないので、後者を選択。
オペラケーキでした。
フルーツとソーダ水を一緒に。
ケーキはやばかったです。
今まで頂いた機内食のデザートではかなり上位に入る程めちゃうま♪
ボリュームもあって嬉しい。
出発1時間5分後:食事終了
いやー、結構食事は良かったかも!
食後にハーブティーを注文しましたが、無いと言われ、代わりにミントグリーンティーを勧められました。
それをお願いしました。
・トイレは比較的清潔に保たれていた;特にアメニティーは無し
このフライトは満席で無かったせいか、それともクルーが清掃していたのか分かりませんが、比較的清潔に保たれていました。
少なくても、次回案内する成田便は最悪だったので・・・
・快適なシート
座席で遊んでみる事に。
全体的にゆったりとしているので寛げます。
・カイロ国際空港ではリモートスタンド到着
定刻通り到着。
リモートスタンドでの駐機だったので、ビジネスクラス専用バスで第ターミナルまで移動。
評価
地上&機内クルーの対応:8/10(地上クルーはあまりいけていなかったが、機内は対応良かった)
機内の清潔感:4/5(まぁまぁ)
シートの設備:10/10(豊富な収納ボックスや便利なサイドテーブルに雰囲気の良いサイドランプ;よく考えられて設計された)
シートの快適度:10/10(シート自体はとても快適)
アメニティー:7/10(エコノミー並ではあるが比較的短いフライトでもあるので十分かも)
機内食・飲み物の種類・量:5/5(アルコールは飲めないが食事はボリュームあってコースで提供)
機内食・飲み物のクオリティー:9/10(美味しいいちごジュースやチョコレートケーキは良かったがメインディッシュのビーフはまぁまぁだった)
エンターテインメント:3/5(エジプト映画に興味があれば悪くない)
コスパ:7/10(マイル使用としてはあまりコスパ高く無いが成田便含めて16時間近くフラットシートに座れるのは悪く無いかも)
総合評価:62/75 = 83点
まとめ
エジプト航空787の座席はとても快適でした。短いヨーロッパ路線でもこの機材が使用されている事はポイントが高いです。地上対応はイマイチでしたが機内ではフレンドリーなクルーに美味しい機内食が堪能できて、楽しめました。枕や毛布がもっとビジネスクラスらしければもっとそれらしい体験になります。