概要
ラウンジ総合評価:96点
簡易感想:総合的に日本にあるビジネスクラスラウンジでは最も質が高いでしょう。飲み物や食事の質、雰囲気、設備等満足です。
<利用詳細>
空港都市:東京(TYO)
空港名:羽田空港(HND)
ターミナル・コンコース:第3ターミナル
ラウンジ名:デルタスカイクラブ
ラウンジ利用月:2024年6月
ラウンジ利用時間:10:00~12:00頃
ラウンジ利用時の混雑状況:空いている
<利用資格対象者>
*スカイチームアライアンス出発便のビジネスクラス利用者
*スカイチームアライアンス出発便のスカイチームエリートプラス会員
<ラウンジ営業時間>
毎日10:00〜20:30
<ラウンジの位置>
112番ゲート付近よりエスカレーターがあり、5階に位置します(JALサクララウンジスカイビューの隣)。
訪問記
・午前中は比較的空いている
今回はラウンジが開く10:00ぴったりに入室しました。
デルタ航空が出発するピークの時間帯は午後3時以降なのでまだ午前中は比較的空いています。
ただし、アジア各地へ運航する他のスカイチーム系航空会社(大韓航空、チャイナエアライン、ガルーダインドネシア航空)は正午前後に出発するので、11:00頃から少しずつ混雑してくる様になりました。
・第一印象:5つ星ホテルのラウンジみたい!
入室すると・・・
うわー、開放感あって自然光たっぷり、クラシック調のソファーが並び、すごく落ち着く内装。
・様々なタイプの座席がある
細長いソファー、独立型のソファー、カウンター席、高い壁で仕切られた半個室の様な席など色々な種類の座席が並びます。
驚いたのは、二名が対面で座れるタイプの完全防音?かと思われるワークブース!
予約制の会議テーブルが一番奥にありましたが、個室にはなっていませんでした。
・電源は座席脇であれば至る場所に設置
座席脇には日本仕様のAタイプ電源コンセントとUSB電源が設置されています。
・バーテンダー常駐のバーがある!
ビジネスクラスラウンジとしては珍しく、バーテンダーが飲み物を作ってくれるバーがあり、様々なオリジナルカクテルを頂く事ができます。
・「和」を強調したカクテルは創造性に溢れとても面白かった!
できれば全部のカクテルを試したかったのですが、3つが限界でした(笑)。
>みかんミュール:「白」ウォッカ、みかん、フレッシュライム、ジンジャービール、ドライジンジャー
>七味サワー:サントリーブランデーXO、サントリー奏柚子、フレッシュライムサワー、七味唐辛子
>エレクトリックタウン:「六」ジン、スパークリングワイン、バタフライピー花、アーモンドシロップ、フレッシュレモン
どれも定番なカクテルメニューでは無く、日本ブランドの酒を最大限に活用させた東京ラウンジならではのメニューにはとても個性が溢れ感動しました。
・その他ドリンクバーは一般的な並び;アイスティーとアイスコーヒー専用の蛇口は面白い発想
・ハイライトはクオリティーの高いビュッフェ!
食事の種類はそこまで豊富では無いですが、一つ一つの品がとても凝っている印象です。
特に前菜のクオリティーが高い。
前菜はプロシュートや生ハムを始めフレッシュチーズ各種、ローストビーフがたっぷり入ったサラダ等、日本だと高級品と扱われる様な品が並びます。
ここにもビーフカレーがありました。
味の方は後ほど感想をお伝えします。
写真には収めていませんが、隣に味噌汁も用意されていました。
ホットミールは4種類のみしか用意されていませんが、タンドリーチキンは身がぎっしり詰まっているし白身魚のフライも付け合わせのグリヴィチェソースとよく合いました。
デザートはフレッシュフルーツと3種類の洋風ケーキ(抹茶ロールケーキ、チーズケーキ、オレンジケーキ)、抹茶ゼリー、そして2種類のわらび餅(抹茶ときなこ)が用意されていました。
流石外資系ラウンジだけあり、抹茶へのこだわりが強い(笑)
一番奥には、カラフルな瓶が用意されてあり、クッキーや柿の種、チョコレート、ロリポップ(ペロペロ)キャンディー、グミが揃っていてインスタ映えしました(笑)。
・ヌードルバーあり
ビュッフェだけでも十分に満足ですが、それとは別に3種類の麺類が提供されるヌードルバーが併設されていました。
この日のオプションは東京醤油ラーメン、担々麺、そしてベジタリアンラーメン。
・ガッツリ飯を頂く!
プロシュート、サラミ、カマンベール、ローストビーフサラダでスタート。
日本の空港ラウンジでフレッシュチーズや新鮮なハム類を頂けるのは貴重です。
次に濃厚なロブスターの出汁がしっかり効いたスープ、そしてビーフカレー。
正直、ビーフカレーはJALラウンジの方が身がしっかり入っていて好みかもしれません。
同空港のキャセイパシフィックラウンジのいかにもレトルト風味のビーフカレーよりは良かったでしたが。
そしてメインは白身魚のフライとタンドリーチキンをたっぷり頂きました。
ローストカリフラワーがインドの家庭料理らしい優しいカレー風味の味付けで懐かしかった〜
タンドリーチキンの付け合わせはフルーツチャツネで甘辛にできたので更に食べやすかった。
果物は新鮮でした。
スイーツはチョコレートケーキとわらび餅が特に印象的でした。
麺類に関しては担々麺と醤油ラーメンを頂きましたが、まぁまぁでした。
特に担々麺に関してはキャセイパシフィックラウンジの胡麻味噌たっぷりの濃厚なスープの方が個人的に好みです。
醤油ラーメンは特に感動無し。
極薄のチャーシュー一切れとメンマが入っているだけで寂しかったです。
・アメニティーが充実したシャワー室
デルタスカイクラブでは4つのシャワー室が用意されています。
アメニティー等充実していますが、JALやANAのラウンジの方がピカピカでとても清潔感があり、気持ちが良いです。
・トイレは清潔
こちらは一般の男性トイレ内。
普通に綺麗です。
・最高の景色
5階に位置するため、ラウンジの巨大な窓から眺めるエプロンや滑走路の景色が素晴らしいです。
評価
スタッフの対応:4/5(愛想の良い方やフレンドリーな受付担当がおりましたが、無愛想の方もいました)
ラウンジの清潔度:5/5(頻繁に使用済みプレートが片付けられなかった;全体がピカピカ)
ラウンジの快適度※:10/10(ゆったりとしたソファーを含む様々な座席があり、広々としている)
※訪問時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。
ラウンジのデザイン:5/5(シンプルな長方形の形で開放感あり日中は日差しがたっぷり入る)
設備・アメニティー:5/5(豊富な電源、完全個室のワークブース、シャワー室、会議テーブルなど充実)
食事・飲み物の種類:9/10(ホットミールの種類は限られるが全体的にとても満足;様々な種類のカクテルは感動!)
食事・飲み物の質:10/10(ドリンク、食べ物のクオリティーは非常に高い!)
総合評価:48/50 = 96点
まとめ
上の階に位置するキャセイパシフィックラウンジと甲乙が付け難い!
座席に関してはキャセイの方がゆったりしているけど、カクテルや食事のクオリティーの高さではデルタラウンジの方が満足だし、前者には無いシャワー設備が充実しているのがプラスポイント。
日系ビジネスクラスラウンジと比較するとワンランク上である事は共通しています。