概要
搭乗総合評価:99点
感想:清潔な機内、快適な座席、対応の良いサービス、そして美味しい機内食と短距離フライトとしては文句無しの経験でした。
<利用詳細>
フライト利用月:2024年6月
予定出発時刻:12:30発
実際の出発時刻:12:21発
予定到着時刻:14:50着
実際の到着時刻:14:44着
時刻表上のフライト時間:2時間20分
実際のフライト時間:2時間23分
座席番号:29A
機種:A330-300
機材番号:HL-8003
機材導入日:2014年12月22日
<チケット代>
デルタスカイマイル7,500マイル+諸税4,090円で発券。
搭乗記
定刻通りの搭乗。
・初印象:綺麗!短距離エコノミー路線なのに枕が置いてある!
機内に入って最初の印象が、ブルーのシートカバーが鮮やかで綺麗。
短い路線なのに、枕が置いてある事には驚きました。
・シートピッチは満足
大韓航空のA330機は主に短・中距離路線に展開していますが、足元が比較的広く感じます。
・テレビ画面はさくさく動作する;上質な使い捨てイヤフォン提供
導入されてから10年近く経過する機材ですが、座席はまだ新しさを感じさせられました。
シートテレビのタッチスクリーンはさくさく反応してくれるし、ハンドセットも表示がくっきり残っています。
イヤフォンはエコに優しい紙製のボックスで提供。
使い捨てタイプですが、耳元がしっかりゴム製のイヤパッドが付いていて音質も結構良い!
このゴム製のイヤパッドが付いているのは嬉しい配慮です。
他社だと、プラスチックをそのまま耳に充てる形が多く、長時間装着していると耳が痛くなりますからね。
・充電はUSB-Cとユニバーサルコンセントあり
テレビ画面の真下にUSB-Cタイプの差し込み口が、そして座席の下にはユニバーサルコンセントが確認できました。
・機内雑誌が何気に嬉しい
コロナ禍以降、機内雑誌を提供中止にする航空会社が増えましたが、正直デジタルで読む気は無いのは筆者だけでしょうか。
目に優しいし、ぱらぱらとめくって読めるのはやっぱり紙ならではです。
大抵路線図が面白いのですよね。
保守的な日系航空会社と比較すると、大韓航空はアジア各地を初め全世界に展開している就航先が多いので結構便利そうです。
特に、日本の地方都市も充実しているので、仁川経由で第三国へ飛ぶ利便性が高いですね。
ウランバートル、カトマンズ、ドバイ、プラハ、バルセロナ、ローマ等は日系航空会社でカバーできていない目的地。
・窓はそんなに綺麗では無かった
このフライトの唯一気になった事は、窓の外側が結構汚れていました。
そのため、窓越しの撮影の際にはスモークがかかったみたいになりました。
いつも窓をピカピカにしているJALに慣れると、少々違和感はあります。
・クルーがスカイチームの上級会員へ挨拶に
筆者は昨年ケニア航空のステータスマッチに成功して現在スカイチームのエリートプラス会員なのですが、搭乗後クルーが挨拶にやってきました。
「フライトは〇〇時間を予定しています。もし何か必要なものがありましたら遠慮なく申して下さい。」
この様な挨拶は日系の航空会社でも時々あります。
ステータス保持者はエコノミークラスであっても認識されると嬉しいですね。
・機内食に感動:エコノミーで鰻!
このフライトでは選択不可能の食事が提供されました。
内容はかなり豪華だと思う!
短距離路線としては。
メインは鰻丼。
エコノミークラスで鰻が提供されるって珍しく無いですか?
前菜はサラミ、ハム、ポテトサラダ、オリーブとピクルス。
器に美しく盛られていました。
そしてメインの鰻は薄い身が二切れあり、しっかりタレが絡めてあり米は丁度いい硬さ。
機内の米(特に日本米)って結構べちゃべちゃになりやすいのですが、しっかり炊けて(温められて)いました。
デザートは果物でヘルシー。
変な甘ったるいパサパサしたケーキよりは生の果物の方がありがたいです。
そして韓国系航空会社には必ず付いていくるコチュジャン。
鰻は既にしっかり味が付いていたので、コチュジャンを使用する必要は全くありませんでした。
その他、パンが提供され、飲み物はオレンジジュースを頂きました。
食後に紅茶、緑茶、コーヒーが回ってきました。
コーヒーを選択。
普通に美味しかったです。
・韓国の旅行番組シリーズを堪能
短いフライトなのでテレビ画面では映画よりも短編シリーズを満喫しました。
イギリスのテレビレポーターが韓国で文化を体験する番組、「South Korea with Alexander Armstrong」を観ました。
テレビ画面は画質も良く、とても見やすかったです。
・あっという間のフライト;ソウル市街の景色を楽しめる
金浦空港のメリットは仁川空港と比較するとソウル中心部から近いので、ソウル市街の景色が窓から楽しむ事ができます。
評価
機内クルーの対応:10/10(明るいクルーが多く、上級会員に対して挨拶がしっかりあった)
機内の清潔感:5/5(機材はそこまで新しく無いのに、とても綺麗に保たれていた)
シートの設備:10/10(電源はUSB-Aとユニバーサルコンセントが設置されている)
シートの快適度:10/10(短距離路線としてはかなり快適)
アメニティー:10/10(短距離路線でも各座席に枕が用意され、使い捨てイヤフォンはそこまで音質が悪くなく、機内雑誌があった)
機内食・飲み物の種類・量:4/5(チョイスは無いが、しっかりした機内食が提供されるのは嬉しい;飲み物のチョイスはそこまで豊富な印象では無いが、食後にホットドリンクも選べる)
機内食・飲み物のクオリティー:10/10(エコノミークラスで鰻が提供されるのはなかなか;前菜はタンパク質も摂れて良い;コーヒーはしっかりした味だった)
エンターテインメント:10/10(この距離で長距離フライトと同じレベルの充実したオプションが楽しめる;Wi-Fiあり)
コスパ:10/10(比較的少ないマイル、そしてサーチャージを含む諸税もお手頃だった)
総合評価:79/80 = 99点
まとめ
短距離路線としては今まで乗った中で最も満足したフライトでした。良いサービス、美味しく充実した機内食、快適な座席、枕や上質イヤフォンの提供などサービス内容は長距離フライトと遜色がありません。窓が若干曇っていた以外は完璧なフライトと言っても過言ではありません。