ラウンジ総合評価:☆☆☆☆☆
仁川空港に発着するスターアライアンス系航空会社のキープレイヤーと言えばアシアナ航空。
同航空会社のハブでもあるので同ラウンジはさぞ立派?と思われるかもしれませんが、実はそこまで感動しません。プライオリティーパス会員が利用できるラウンジでもあるし・・・
僕は今回アシアナ航空での出発でしたが、同じスタアラ系列であるシンガポール航空のシルバークリスラウンジを中心に利用しました。
このラウンジは2019年10月にオープンしましたがコロナ禍で長らく休業。
2023年6月に再開しました。
隣接するアシアナラウンジより大幅にクオリティーが高いラウンジなので、是非スターアライアンス出発便の際にはここを訪問する事をお勧めします。
ただし、あくまでシンガポール航空出発便に合わせているので、営業時間は限られています。
営業時間(2024年6月時点):
朝:06:15〜10:55
昼:13:45〜16:30
夜:20:50〜23:35
第1ターミナルの出国審査を終えたら、左側にまっすぐ進むとラウンジが位置します。
青い「Airline Lounge」のサインに従い、エスカレーターで一階上へ進みます。
シルバークリスラウンジ利用の際の注意点
このラウンジが位置する第1ターミナル西側は、アシアナ航空以外のスタアラ系のエアラインが発着するエリアであり、アシアナ航空利用の際にはターミナル東側に集中するので搭乗口まで時間の余裕が必要です。
朝一番に入室
今回は09:00に出発するアシアナ航空102便に乗るので、朝一に訪問しました。
受付の左右にラウンジがありますが、メインは右側。
まずは小部屋である左側から確認してみましょう。
受付左側の小部屋チェック
正直、ここはVIP室かと思いましたが、右側と同じ利用資格があれば誰でも使用できます。
こちらの小部屋の食事はメインの右側ラウンジと内容が異なります。
全てシンガポールの料理を意識してあり、朝食の時間帯はシンガポール風ゆで卵、カヤジャムのサンドイッチ、そしてパイナップル・ココナッツケーキが置いてありました。
メインのラウンジを訪問
ラウンジ自体はそこまで広くないですが、結構設備は充実しています。
受付の右側はまず広い廊下になっています。
そして大部屋の真ん中にはバーテンテンダー常在のカウンターがあり。
座席は様々なスタイルが。
至る所に充電設備があり、種類も豊富なのでとても便利。
ハイライトは食事:結構豪華!?
朝食の時間帯でしたが、十分に満足する内容で種類もそこそこありました。
まずは前菜類から見てみましょう。
なんと、↑白いプレートはマグロのタタキ!
日系ラウンジでは一般的なプロセスチーズもここではカマンベール、エメンタール、レッドレスターなど本格的なフレッシュチーズが並びます!
ベーカリーは種類が豊富。
ジャムはお洒落に小瓶での提供。
ホットミールを確認してみましょう。
鮑の身が入った粥ってちょっと豪華じゃありません?
今回頂いた朝食はこちら。
まずは新鮮なサラダ、鮪のたたき、チーズ、キムチから。
付け合わせにベリーヨーグルトと、炭酸水。
そして二コース目は温かい料理のオンパレード。
チキンカレーとロティパラータ、鮑のお粥、牛肉とワカメのスープ、フリタータ、ベーコン、ソーセージ等。
何気にザワークラウトがソーセージによく合って印象的でした。
韓国、東南アジア、ヨーロッパの料理が一度に楽しめ、とても満足です🎵
バーカウンターでカクテルを注文
アルコール類はとても豊富です。
ビジネスクラスラウンジとしてはかなりレベル高い!
おつまみも豆腐や、さつま芋のクラッカーなどお洒落です。
こちらはビュッフェカウンターの横にあるソフトドリンク類。
アルコール類はとても豊富なのに、ソフトドリンクになるとフルーツジュース2種類、牛乳2種類、残り炭水飲料とかなり限られた印象です。
まぁ、バーでアルコールが入っていないカクテル(=モクテル)も注文できるので、それもありかもしれませんが・・・
注文したカクテルは2種類。
シルバークリススリング:ジン、オレンジジュース、パイナップルジュース、グランマルニエ、シャンパン
カプチーノマルティーニ:ウォッカ、フレンジェリコ、カルアミルク、ベイリーズ
早朝から酒が飲めるって贅沢な気分(あまり健康的では無さそうですがw)。
どちらも共通しているのが、結構甘かった事。
その点、羽田空港のデルタスカイクラブのカクテルは甘さ控えめでデコレーションもお洒落でした。
比較対象まで。
シャワー室あり
記憶が正しければ、シャワー室が4つ用意されています。
まとめ
良かった点:
*朝食の時間帯だったにも関わらず、食事内容が豪華だった。
*アルコールオプションが豊富で、有人バーでオリジナルカクテルを頂けるのは嬉しい。
*雰囲気がとても良い。
劣っていた点:
*ラウンジ自体はそこまで広々していないので時間帯によっては混雑しやすい。
*ソフトドリンクの種類が多くない。
一言:
アウトステーションラウンジとしてはかなり立派。ある意味でチャンギ空港の本家ラウンジよりも食事に関しては質が高い部分があるかも。