ベトナムを代表するLCC、ベトジェットエアのハノイ→成田便に付いての印象を語ります。
初体験の航空会社です。
一言で片付けると、とても独特でした(笑)。
不安やサプライズ要素が沢山あり、それぞれ触れてみます。
①たった1,000円で非常口座席指定・ルート日付変更手数料無料・20kgまでの預け荷物全て込みへアップグレード!
まずは予約の段階から。
今回のフライトは、利用日の3ヶ月半前に予約しました。
その際、最安値のECOと、一つ上のDeluxeではたったUSD 6(当時の為替レートで約1,000円)の差が!
現在ではUSD 20(現在の為替レートで約3,000円)へ値上がりしていますが、それでも含まれているものを比較するとかなり良心的です。
通常であれば、非常口座席の様な特別座席の指定がUSD 16(約2,400円)、預け荷物20kgの追加料金がVND 610,000(約3,700円)なので、最初からDeluxeを指定すればかなりお得です。
②オンラインチェックイン時発行の搭乗券に記載の座席番号と実際予約した座席番号が違う!?
僕は隣席をできるだけ空いている事を確認しやすくなってからチェックインをしたいタイプなので、出発24時間前にオンラインチェックインが開始されても、結構出発数時間前まで待つ傾向があります。
今回、非常口座席の14Aと14Cを事前に抑えていました。
相方と旅行をしていたので、3席ブロックの中で窓際と通路を自分達で埋めて、真ん中(14B)が開く事が理想的でした。
でも、非常口座席は人気なシートなので例え真ん中座席であっても埋まる可能性が高い。
そこで、出発24時間以内に、ガラガラであった前方座席の中で、Luxury Seatと記載された4列目と5列目の座席限定のセクションを指定してみました。
4Aと4Cです。
そのままオンラインチェックインを続けると、なんと搭乗券に記載の座席は14Aと14Cのまま。
あれ、俺確かに4Aと4Cに変えたよね、と予約管理画面を確認すると、そこは正しく表示(笑)。
しかも、一度非常口座席は手放してあり、再度シートマップをチェックすると既に別の乗客がその14Aは確保されているからダブっているはず(笑)。
出発日にハノイ空港のカウンターで再度確認をして、希望の4Aと4Cで記載された搭乗券の再発行をお願いして、ことは解決しました。
サイトのITをちゃんとした会社に委託した方が良い!
③意味不明なLuxury Seat
Luxury Seatは、この対象フライトでは前方4列目と5列目だけに設定された空間でした。
通常であれば指定価格が非常口座席と一緒なので、何か特別感あるのかな?と期待。
実際、なんて事ない普通の座席でした!
特別広くもなくラグジュアリー感ゼロ!
6列目からはFront Row Seatとなって指定料金はUSD 16からUSD 10へ下がりますが、見た印象全く大差ありません。
幸い、真ん中の4B座席には誰も来なかったので、理想の座り方ができましたが・・・なんだか納得いきません。
ベトジェットエアのホームページを確認しても違いが明確じゃないし。
④どうしても機内食の事前指定が購入できない!でも機内では実際に提供された!?
①のDeluxe運賃を確認すると、機内食が含まれるのは7時間以上のフライトのみと記載があります。
英語のサイトだと、オーストラリアとカザフスタン路線のみが対象になっているともっと詳しく載っています。
日本路線は有料になるはずなので、事前に予約管理画面でホットミールを注文しても、毎回エラー。
様々なクレジットカードやデビットカードで試してもNG。
ステップ1:Combo Singapore Noodleを指定しました。2人分。
ステップ2:ホットミールのセクションにUSD 12.84の追加料金が表示されます。
ステップ3:支払いをしたくても、何故か差額はたったのUSD 0.26!嫌な予感の始まり・・・
ステップ4:はい、決済エラーです。
予約管理画面には、ホットミールの部分で何か暗号の様に記載はあるのですが・・・これが含まれているかどうかは定かではありませんでした。
実際、機内では僕らの座席だけは機内食が配られました(周りの前方エリアはもらっていなかった)。
希望していたものとは異なるけどね。
良い意味で期待を裏切りましたが、一体規程はどうなっているの??
⑤ビキニ姿のクルーのイメージ打ち消し!オール男性クルーで着陸時には揃って敬礼!!
さて、ベトジェットエアと言うと創立間もない2010年代初頭にクルーがビキニを着て機内サービスをするという事がとても話題になったかと思います。
流石にそれはPR目的であったので注目を浴びるための一時的な手段だったでしょうが、イメージ的にきっとルックスで選ばれた女性クルーが担当するのだな、と思っていたら・・・
全員ちょいマッチョ系の男性クルー(笑)
今までオール男性クルーのフライトに乗った事が無かったので、新鮮ではありましたがこれだけブランドイメージを覆す会社も凄いな、と思いました(笑)
更に、着陸直前には、前方に立って乗客へ揃って上官に敬礼する様な形でお別れの挨拶!
軍隊か!!!
軍隊っぽくクルーに笑顔や愛想はあまり無く、でも仕事はテキパキこなしている感じでした。
面白い、面白い。
⑥インド路線用?特別機内飲食メニューが充実?でも何故成田線に?
僕の座席のシートポケットには、何故かインド路線用?の機内食メニューのみが置かれていて一般メニューがありませんでした。
詳しい内容は搭乗記に触れますが、ベトナムの有名レストラン?とのコラボらしくて様々なインドカレーのオプションの他、インド日清のカップヌードルやインド製のジュースまで販売!
まるでインド系の航空会社レベルでした(笑)
まとめ
いやー、話のネタを作ってくれてありがとう、ベトジェットエアさん!これだけ期待を覆したフライト体験は珍しいです。決して嫌な印象は無く、個性たっぷりで謎に満ちた部分が沢山ありました。でも、次回はあるかな?サイトはどうにかした方が確実に良いでしょう。結局、何がラグジュアリーだったか把握できず終わりました(笑)