③ベストビジネスクラスラウンジ7選→今回はこれ
⑤ベストファーストクラスラウンジ7選
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結論から言うと、この様な結果になりました。
点数は、それぞれの訪問記から選抜したものです。
以前は☆でしか評価していなかったので、その際は最新の基準に合わせたものです。
因みに日系はランクインしませんでした。
後ほど、理由を説明します。
順位 | 航空会社 | 対象空港 | 点数
(/100) |
7 | シンガポール航空🇸🇬 | シンガポール🇸🇬
バンコク🇹🇭 |
91※ |
6 | エミレーツ航空🇦🇪 | ドバイ🇦🇪
フランクフルト🇩🇪 |
92※ |
3= | ブリティッシュエアウェイズ🇬🇧 | シンガポール🇸🇬 | 96 |
3= | デルタ航空🇺🇸 | 羽田🇯🇵 | 96 |
3= | カンタス航空🇦🇺 | シンガポール🇸🇬 | 96 |
2 | キャセイパシフィック航空🇭🇰 | 香港🇭🇰
羽田🇯🇵 |
99※ |
1 | カタール航空🇶🇦 | ドーハ🇶🇦 | 100 |
※平均値です。
比較対象は当ブログに訪問記として記載されている以下からの選択です。
国際線ラウンジのみが対象となり、閉鎖もしくは新しいターミナルの開港によって移転した旧ラウンジは含まれません。
・上級会員とビジネスクラス客用でラウンジが分かれている場合には、どちらも含めます。
航空会社 | 空港 |
JAL | 羽田・成田・関西 |
ANA | 羽田(T3)・成田 |
アシアナ航空 | 仁川 |
チャイナエアライン | 成田 |
スターラックス航空 | 桃園(T1) |
エバー航空 | バンコク |
キャセイパシフィック航空 | 香港・羽田・成田 |
タイ国際航空 | バンコク |
マレーシア航空 | クアラルンプール |
シンガポール航空 | シンガポール・バンコク・仁川 |
カンタス航空 | シンガポール |
エアインディア | デリー |
エミレーツ航空 | ドバイ・フランクフルト |
カタール航空 | ドーハ |
サウディア航空 | リヤド・ジェッダ |
エジプト航空 | カイロ |
エチオピア航空 | アディスアベバ |
南アフリカ航空 | ヨハネスブルグ |
ターキッシュエアラインズ | イスタンブール・バンコク |
ルフトハンザ | フランクフルト |
オーストリア航空 | ウィーン |
SAS | コペンハーゲン・ストックホルム |
SNブリュッセル航空 | ブリュッセル |
ブリティッシュ・エアウェイズ | シンガポール |
ユナイテッド航空 | ロサンゼルス |
デルタ航空 | 羽田 |
ランキングの評価基準
・座席はゆったりして快適か(密集感がないか)
・食事・飲み物は充実しているか(アラカルト形式やバーテンダーによるオリジナルカクテルが楽しめればさらにポイントアップ)
・清潔感はあるか
・スタッフの対応は良いか
・シャワー設備は充実しているか
・サプライズ要素はあるか
・電源箇所は多いか
<7位:シンガポール航空シルバークリスラウンジ:シンガポール・チャンギT3、バンコク・スワンナプーム>
2022年に本家チャンギ空港の第3ターミナルのシルバークリスラウンジがリニューアルされ、以前の暗い雰囲気のラウンジから大分改善されました。
立派なバーテンダー常駐のバーが設置され、食事オプションは種類が豊富で国際色豊かです。
様々なソファーやダイニングテーブルがあるのでそれぞれのニーズに合います。
ただし、時間帯によっては混雑状況が気になるでしょう(特に早朝や深夜)。
シンガポール名物のラクサーは具沢山で満足です(ANAさん、聞いていますか?w)。
バンコク・スワンナプーム空港にあるシルバークリスラウンジも個人的にはかなり気に入っています。
恐らくラウンジ飯分野だと一番です。
それは、個人的にタイ料理がめっちゃ好きだという要素が大きいのですが(笑)。
こじんまりとしたラウンジですが、雰囲気が好きで落ち着き、スワンナプーム空港からスタアラ系で出発する際にはタイ国際航空のラウンジよりもこちらを優先します。
チャンギ空港と異なり、アウトステーションのシルバークリスラウンジはエコノミー利用のスタアラゴールド会員で利用できるのも良いですね。
<6位:エミレーツビジネスクラスラウンジ:ドバイコンコースA・B、フランクフルト>
本家ドバイのエミレーツビジネスクラスラウンジはとにかく占有面積が広いです。
特にコンコースAはワンフロア全てがビジネスクラスラウンジとなっており、もはや専用ターミナルと言っても過言では無いです。
コンコースAは端から端まで歩いて20分ぐらいあるのでとにかく広すぎる!
お陰でゆったりとしており、ラウンジから直接搭乗口まで直結してエコノミークラスの乗客と被る事が無いのでスムーズです。
食事はビュッフェのみですが、中東、西洋、アジアン等それぞれ分かれていて、オプションがとても豊富です。
コンコースBでは健康を意識したデトックスジュースやサラダが並ぶヘルスハブや、モエシャンドンのシャンパンが数種類試せるシャンパンバーもあるのがとてもユニークです。
弱点としては、あまりにも広すぎてそこまで管理が行き届いていない印象です。
ピーク時には使用済みの食器が散乱していましたし、座席が無造作に密集して置かれてちょっとバス停感覚っぽい箇所もあります(特にコンコースB)。
あとは意外にも充電する場所が限られてます。
フランクフルトのエミレーツラウンジの方が個人的には感動しました。
食事の種類は本家ドバイと比較すると少ないですが、一つ一つがとても美味しく、とても上品な味でした。
エミレーツラウンジはビジネスクラスに乗らなくても上級会員で無くても有料で利用する事が可能です。
<3位=:ブリティッシュエアウェイズラウンジ:シンガポール・チャンギ>
このラウンジの良さは落ち着いた内装。
ちょっとアートギャラリーっぽく、ソファーや座席がゆったりした配置になっています。
細長いラウンジでちょっぴり隠れ家的みたいな様でもあります。
食事はビュッフェとスマホから注文できるアラカルト形式です。
内容は豪勢な感じでは無いですがアットホーム的な味で結構気に入りました。
ワンワールドサファイア会員であればワンワールド系航空会社出発時に利用が可能です。
<3位=:カンタスインターナショナルビジネスラウンジ:シンガポール・チャンギ>
カンタス航空のオーストラリア本国以外のハブになるシンガポール・チャンギ空港には、ファーストクラスとビジネスクラスのラウンジに分かれており、ここインターナショナル・ビジネスラウンジはワンワールド系ビジネスクラスラウンジの他に、サファイア会員が利用ができます。
ここでのハイライトは美味しい食事とバーテンダー常駐のバーで注文できるカクテル類。
ビュッフェメニュー以外に、ラクサーを始めとするアラカルトメニューも少ないですが用意されています。
個人的には、シンガポール航空ラウンジのラクサーよりも、こちらの方が出汁がしっかり効いて濃厚で感動しました。
本家シンガポール航空のラウンジと同じぐらい広いのじゃね?と思うぐらい、ゆったりとしています。
JALの出発便と同じターミナルなので、もしラウンジの営業時間に合えば指定ラウンジへ行かず、是非このカンタスラウンジでゆっくる過ごす事をお勧めします。
<3位=:デルタスカイクラブ:羽田>
現時点で最新の日本のエアラインラウンジは、羽田空港にできたデルタ航空ラウンジ。
ここはレベルがかなり高いです。
食事はそこまで種類が多く無いですが、ナチュラルチーズや肉を始めとするタンパク質がしっかり補給でき、高級ホテルのビュッフェみたいです。
そしてバーでは様々な「和」をテーマとしたオリジナルカクテルが数種類用意され、試す価値あり!
スカイチームエリートプラス会員であれば、スカイチーム系航空会社出発便の際に利用が可能です。
<2位:キャセイパシフィックビジネスクラスラウンジ:香港ザ・ピア、羽田>
香港国際空港では、ザ・ピアが対象です。
キャセイパシフィック航空のラウンジの一番良さは、ゆったりしたソファーと雰囲気。
そして、美味しく品質の高い食事と、様々なカクテル類。
ザ・ピアでは立派なシャワー室や、様々なお茶が試飲できるティーラウンジまであります。
香港、羽田両方含めて欠点何がある?と思うぐらい、最高のラウンジです。
間違いなく、羽田のキャセイパシフィックラウンジは日本最高峰のビジネスクラスラウンジでしょう。
ワンワールドサファイア会員だけで、利用できるのも嬉しいです。
<1位:カタール航空アルモルジャーンラウンジ:ドーハ>
ドーハにあるアルモルジャーンラウンジはステータスだけは利用できず、ビジネスクラス利用者専用です。
空港内には2つのアルモルジャーンがあり、従来のサウスラウンジと2022年にオープンしたガーデンラウンジがあり、後者の方が素晴らしいです。
広々とした空間の中、程よい距離感のある座席やソファーの配置、食事はビュッフェとアラカルト形式の両方が楽しめ、そのアラカルトメニューもビジネスクラスとしてはかなり充実しています。
ビュッフェ以外にもシェフが作るサラダバーや寿司バーもあり、飲み物はバーテンダー常駐のバーから好きなカクテルやアルコール類も含めて注文ができます。
食事の品質もクオリティーめっちゃ高い!
もしぐっすり休みたければ個室型の仮眠室がなんと24室も用意され(ガーデンラウンジの場合)、長いトランジットでもプライベートに寛げます。
ランクインできなかった意外?なラウンジ
日系はリストに入りませんでした。
強いて言うならJALサクララウンジの方がANAラウンジよりも全体的に質は高いと思いますが、両者とも共通しているのはラウンジ飯が炭水化物中心で、ランキングに入ったラウンジと比較するとしょぼいです。
名物のカレーは具が殆ど入っていないし、ヌードルバーのうどんやそばも同様の事が言える。
成田のJALサクララウンジやANAラウンジは運行便の規模縮小のため広くてもそこまで利用者で溢れていなく、居心地が良いですが、それ以外は座席の配置に密集感あるのと上級会員数が多すぎてそこまで特別感がありません。
ただし、スタッフの対応、清潔感、そしてシャワー室のアメニティーの充実さに関しては、かなりレベルは高いのでこれだけで判断すれば、ランキング上位に現れるのは確かです。
もう一つ意外だったのはターキッシュエアラインズの本家イスタンブール空港のラウンジ。
2014年に旧アタチュルク空港で利用した際には感動しましたが、新空港に移転してから2024年に初めて訪れた時、がっかりしました。
ラウンジで提供される食事内容は全くこの10年間殆ど変化無し。
床には埃が目立ち、使い済みの食器が散乱していてあまり積極的に清掃されている様子が無い。
しかも、深夜の時間帯はターキッシュエアラインズのアジア方面へ一斉に出発するピーク時にも関わらず、ラウンジではサラダやデザートのみの提供でホットミールは1種類に限られていた!
これだけの差が現れるのは残念ですね。
まとめ
相変わらずトップはカタール航空です。が、ステータスだけで利用するのであればキャセイパシフィック航空のラウンジがベストでしょう。そして欧米豪系の本家では無いアジア各地の空港ラウンジが意外にも素晴らしいのがあります。個人的には、飯のためだけにバンコクのシルバークリスラウンジには何度も足を運びたいです(笑)。