航空券の値段が多少高くても僕がエアラインサイトで購入する理由

皆さんは航空券を購入する際、OTA(Online Travel Agent = 旅行予約サイト)は利用していますか?

エクぺディア、ブッキングドットコムなどが有名な一例です。

僕は余程選択余地が無い限りOTAは通さず、極力利用する航空会社のホームページから直接購入する様にしています。

理由は、OTAで手配するとメリットが少ない事と、有事の際にとても面倒臭くなるからです。

詳しく解説していく前に、航空券の超重要一点を覚えておきましょう。

超重要:最初の区間出発前の変更や払い戻しは発券元でしかできない;最初の区間出発後航空会社で直接取引できる(復路の変更等)

これが原点です。

もし、旅行予約サイトでチケットを購入した際、往路出発前の変更や払い戻しはそれらの販売元でしか手続きができません。

<航空会社のサイトで購入するメリット①:余計な追加手数料がかからない>

第三者を通さないので、万が一航空券の変更やキャンセルが発生した際に支払う手数料は、航空会社の指定するペナルティーのみに限られます(もし可の場合)。

OTAを通す場合は、上記航空会社の指定する手数料以外に、OTA独自のペナルティーが発生するので、高額になる場合があります。

例えば、3月4日〜10日、東京⇄バンコク往復をタイ国際航空の同便で、最安値運賃を比較してみましょう。

・タイ国際航空で購入する場合

対象フライト
対象フライト

運賃は96,840円です。

条件を確認してみます。

変更代はUSD100
変更代はUSD100

この運賃は払い戻しは不可ですが、変更はUSD 100で可能になっています。

次に、エクスペディアで同便を比較してみましょう。

エクスペディアの画面
エクスペディアの画面

タイ国際航空のホームページで直接購入するよりも4,000円近く安くなってお得に感じますが、変更する際の手数料はUSD 100。航空会社の手数料USD 100は別途追加になるので、2倍のUSD 200を支払わなければなりません。

<航空会社のサイトで購入するメリット②:同じ運賃クラスでも、条件に制限がかからない>

航空会社が指定する運賃の条件は絶対なので、代行販売する第三者はより条件を厳しくする可能性があります。

ブッキングドットコムが良い例です。

先程の同じタイ国際航空便で、比較してみましょう。

ブッキングドットコム画面
ブッキングドットコム画面
ブッキングドットコム画面
ブッキングドットコム画面

金額はタイ国際航空のホームページで購入するサイトほぼ同額ですが、本来であれば変更が可のチケットのはずなのに、勝手に変更不可にされています!

同じ運賃を支払うのであれば、このOTAを利用する価値は無いですね。

<航空会社のサイトで購入するメリット③:有事の際には話がスムーズ>

例えば往路出発前に航空会社側の都合でフライトが変更になったり勝手にキャンセルされた際、OTAで手配した航空券であれば航空会社に問い合わせても相手にしてくれません。

常に間に手配先を通さなければいけなくなり、手配先が航空会社とやりとりしなければならないので迅速な対応ができづらい状況になります。

もし航空会社で直接発券していれば、電話一本で即解決します。

また、この様な航空会社側の都合で何かあった際にはOTA側に負はないので、顧客に手数料を請求する事だって可能です。

<航空会社のサイトで購入するメリット④:細かいコミュニケーションエラーを解消してくれる>

もしOTAで航空券を手配した場合、マイレージ会員番号や座席の変更などのシンプルなリクエストであっても、航空会社ホームページの予約管理画面で利用制限される場合があります。

その都度、発券先に連絡しなければならないし、そこから正しく航空会社側へ情報が伝わるかどうかも確実では無い。

航空会社で手配をしていれば基本予約管理画面で制限は無いし、電話で対応してくれるので便利です。

一点、デメリットにも触れます。

<航空会社のサイトで購入するデメリット①:日本語対応が微妙な場合がある>

最近は日本を発着する外資系航空会社でも、電話対応は本国のコールセンターが基本という場合があります。

エチオピア航空やターキッシュエアラインズなどがそうです。

東京に日本支社があって対応はしてくれても、航空会社のホームページを確認してもその電話番号は記載されていません(第三者サイトから検索で探し出す事はできますが)。

外国語に自信がなければ、まだ日本語で対応をしてくれるOTAの方が心強いかもしれません。

まとめ

もう一度、3社で東京⇄バンコクを同じフライトで手配する際の金額と条件を比較してみましょう。

発券先 運賃 変更 払戻
タイ国際航空 96,840円 USD 100 不可
エクスペディア 92,966円 USD 200 不可
ブッキングドットコム 96,490円 不可 不可

数十年前と異なり、今ではインターネットが普及して航空会社が直接一般人に販売できる様になったので格安チケットが無くなりました。そのため、基本どのサイトで手配してもそこまで運賃の差はありません。しかし、条件に関しては、航空会社で直接手配しないと手数料が多く発生する場合があるので不利な点が増えます。もしOTA等でチケット手配する際には、必ず変更・払戻手数料を確認しましょう!

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