オモバレーには観光客が快適に過ごせる宿が少ないです。
その中でも、最も設備的に満足したのはここブスカロッジ。
オモバレー南部でハマル族が多く暮らすトゥルミに位置します。
気候が丁度良い立地
年間を通して雨が多く湿度が高いジンカと異なり、ここトゥルミは広野地帯で半砂漠地帯みたいな乾いた土地。
今回は雨季の訪問でしたが日中は快晴が続いていました(夜に雨が降るぐらい)。
標高が約900メートルと若干高地に位置するのでそこまで暑くも無く、ほど良い清々しい気候でした。
質素だけど居心地が良いロッジ
各部屋はロッジスタイルになっています。
今回案内された部屋は広く、飾りもあって風情がありました。
バスルームはシンプルで水圧はあまり期待できません。
電気は朝晩それぞれ4時間のみ使用が可能になっています。





こちらはファミリールーム。

施設の案内がしっかりしている;従業員の対応が良い
チェックインをした時から、こちらの女性従業員が素朴でとても親切な対応をしてくれました。
部屋へ案内される際、施設の案内をされた小さな紙を渡されたのが好印象でした。
ここに、しっかり説明がされていたのはとても助かりました。
例えば、電力が使用できる時間は午前午後ともに06:00〜10:00までのみ、ソーラー電力なのでお湯が出るまでじ時間がかかる、夕食と朝食の提供時間、Wi-Fiの使用可能な敷地内エリア、Wi-Fiパスワード等、これらを一つにまとめています。
Wi-Fiは、部屋では使用できずレストランとレセプション付近のみで利用可能です。
高速ではありませんが、SNSで写真をアップロードしたりチャットができる事はできました。


食事は国際色豊か
昔から世界中の観光客を受け入れているため、レストランのメニューは比較的種類が豊富です。
エチオピア料理、コンチネンタル料理、中東の料理が中心でした。
味付けも悪く無かったです。
(この辺では極端にエチオピア料理以外の食事オプションが限られるので種類あるだけ感謝です。)







このフィルフィルというのは、エチオピアの朝食定番で、インジェラという発酵したテフ粉のクレープを細かくちぎって、バターとベルベレソースという辛いエチオピアのスパイスを混ぜたものです。
インジェラは日本の米の様にエチオピアの主食なので、お粥的な存在かもしれません。

閲覧注意!!チェックアウトする直前にサプライズが・・・
これを触れてしまうと、こちらの地域を訪問予定している方々にショックを与えてしまうかもしれませんが、気をつけてもらう様にお伝えします。
なんと、壁に全長10センチ程度のサソリが壁を這っていました。
まぁハサミの部分が小さいし、そんなに危害は無いかなぁ、と思っていましたが後で調べたらこれ、猛毒なオブトサソリ!!!
一般的にイエロースコーピオン(Yellow Scorpion)やデスストーカー(Death Stalker)とも呼ばれているもの。
実はサソリって、ハサミが大きい程実は毒が少なく(ハサミで敵を攻撃するから)、小さい程毒が多いらしいです(尾で攻撃するから)。

ご覧の通り、ハサミはとても小さいです。
近代世界からかけ離れていて、虫等を怖がっていると訪問できない地域なのでこれぐらいはつきものでしょう。
僕もこの世の中で最もビビる生き物はサソリとムカデなので、正直ショックでしたが、発見したのがチェックアウト直前であった事が幸いです。
恐らくサソリが出没する可能性はこの地域であればどこでもあります。
3つのルールを徹底させましょう。
*靴は履く前に中を確認する(サソリにとって靴は丁度良い隠れ場所です)
*スーツケースやバッグは使用しない時しっかり閉じておく
*就寝の際は蚊帳をしっかり囲う
まとめ
最後部屋に居たサソリの存在に驚かされましたが、それ以外はとても居心地の良いロッジでした。
従業員の対応や落ち着いた敷地内に満足いく食事は、プラスなポイントです。
またこの地域を訪れた際には再訪したいです。