航空会社:日本航空(JAL)
便名:JL 115
フライト区間:羽田→伊丹
フライト利用日:2018年8月19日(日)
予定出発時刻:11:30発
予定到着時刻:12:35着
時刻表上のフライト時間:1時間05分
機種:ボーイング767-300ER
利用クラス:ファースト
座席番号:1A
JAL国内線ファーストクラスは以前とからとても興味がありました。全区間、普通席の金額(先得21料金も含む)にたった8,000円の追加料金で乗れるとは非常に魅力的な料金です。
今回の様な短い伊丹路線では無くて札幌や那覇線の方が更にお得感があります。
以前住んでいたインドの場合、エコノミーと上級クラスの料金差は3倍以上あります。しかもしょぼいラウンジで法律上酒は空港でも機内でも提供されない。
インドよりもっとひどいのがヨーロッパ。ヨーロッパ内の「ビジネスクラス」はエコノミーと座席は一緒で、ただ3席並びの真ん中を空けておくだけ。それで、料金は10倍ぐらい違う事も。。。明らかにそんな価値無い。。。
その常識に慣れていると、日本の国内線上級クラスが如何にお手頃か。
建物の中の建物?専用チェックインカウンター
ANAの成田空港Zチェックインカウンターに似た、完全に仕切られた空間が羽田の第一ターミナルにもあります。JALファーストクラス専用カウンターです。中に入ると世界が違う。4つぐらいカウンターが並んでいました。
チェックインを済ませると、奥には専用保安検査場が。ここを利用する乗客が少ないので、ほぼ独占状態でした。
保安検査場の前はもうすぐにラウンジが。エスカレーターも含めて、チェックインカウンターからすべて15歩ぐらいでラウンジに到着できるので凄く効率的です。
777より767を選んだ理由
今回、フライトを選択するのに、午前発の767機か、午後発の777機かで迷いました。他のブログを参考にすると767の方がファーストクラス座席数が1列だけの5席で特別感がある、というコメントを多く読んだので、3列14席もある777よりも良いと思いました。
機内へゴー!
一番最初に搭乗。ベテランパーサーの細田さんが座席まで案内をしてくれました。座席配列は2-1-2。
座席番号は富士山側が満席だったので、反対側の1A。窓際が確保できただけでも良かったです。
写真を撮影していたら、乗務員の方が「ブラインダーを開けますと明るくなりますよ」と気を利かせてくれて、自然の光を入れました。
確かに、前方一列しか無いというのは凄く特別感があります。すぐ後ろはもうクラスJです。
シートの操作ボタンは、リクライニング、レッグレスト、そしてフットレストの3種類。
シートピッチは程よくゆったり。横幅は、国際線ビジネスクラスと同じぐらいがちょっと狭いかもしれません。レッグレストは思ったよりもそんなに上がりません。
充実したアメニティー
飛行時間は40分前後なのに、これでもかという程、アメニティーが充実しています。まず座席には腰サポートのクッションが2種類、毛布、スリッパ、靴ベラ、ノイズキャンセリング機能のヘッドフォン、そして各電化製品が充電できるパワーバンクが用意。
超豊富な飲み物のチョイス
そして気になるメニューを拝見。驚くほど充実した内容で、特にドリンクの種類が沢山あります。
こちらが飲み物メニュー。そしてお酒の種類が凄い!日本酒、シャンパン、赤ワイン、白ワイン、焼酎(森伊蔵)、ビール4種類、サントリーのハイボール。
何度も言うけど飛行時間40分でこれだけの品揃えは感動もの。
離陸と青空の日本列島
定刻通りに出発。
この時、ちょうど機内食が提供されます。結構な量です!
主菜は、伊丹路線は短いため冷たいまま提供。温めなくても美味しくお召し上がれる、とメニューに記載があったけどやっぱりこれは温めた方が美味しい!
飲み物は、シャンパンと資生堂の長命草<ドリンク>Nを。
シャンパンは二コラフィアット。ハーフボトルでくれるのが嬉しいです。長命草は濃厚な青汁で癖があまりない感じで、これもうまかった。
機内食の味に関して。主菜は温められたらもっと美味しかった!短い区間なのでしょうがない。すべて上品の味付けでした。
シャンパンのお替りをパーサーの細田さんに勧められました。遠慮なくもう一本。機内でシャンパンって酔いが速いせいか、気持ちが良くなります。
「富士山側のお座席をご手配できず申し訳ありません」
紀伊半島に近づくころ、機内食が片付けられました。もう下降体制です。本当に早い!細田さんが乗客皆さんに話かけます。大変だなぁ。ファーストクラスサービスのマニュアルにあるのだと思います。
自分には、「もうすぐ伊勢が見えますよ~。すしまる様、本日は富士山側のお座席をご手配できず、申し訳ありません」なんて言われました。いえいえ、あなたのせいではございません、と言いたかったけど。本当に丁寧ですね。
そして平地が現れ、巨大都市大阪が現れます。
【搭乗評価】
出発空港での対応:☆☆☆☆☆
機内クルーの対応:☆☆☆☆☆
アメニティー・エンターテインメント・シートの設備:☆☆☆☆☆
シートの快適度:☆☆☆☆
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆☆
<フライトの印象>
たった8,000円でこれだけのサービスの違い(もちろんラウンジも含む)。価値ありすぎです。ラウンジで頂いたレア物のヤマザキウィスキーとシャンパンハーフボトル2本だけで、元が取れると思うのに、数々のプラスアルファのサービス内容。きめ細かい乗務員のサービス。特に、パーサーの細田さんにはとてもお世話になりました。金欠でも、アップグレードの価値ありありです。
「JAL767ファーストクラス搭乗記:羽田→伊丹」への2件のフィードバック
すしまるさん!
詳細なレポートありがとうございます。
いいでしょ!JALの国内線ファースト!
数年前の土日に乗ったときは777-200の通路しか空いてなかったのですが
(それが私の希望でしたので大満足でしたが)、やはりこの区間の上級クラスはJLに限ります。
ちなみに東京ー沖縄とか、全然取れないみたいですね・・・
Anwarさん、コメントありがとうございます。やっぱり沖縄路線になるとお得すぎますよね(笑)。これは期待以上でした♪