航空会社:ブリティッシュエアウェイズ
便名:BA 6287
フライト区間:ビクトリアフォールズ→ヨハネスブルグ(リビングストン経由)
フライト利用日:2019年4月17日(水)
予定出発時刻:13:35発
実際の出発時刻:13:48発
予定到着時刻:16:30着
実際の到着時刻:16:16着
時刻表上のフライト時間:2時間55分
実際のフライト時間:2時間28分
機種:ボーイング737-800
利用クラス:エコノミー
座席番号:21F
機材番号:ZS-ZWU
機材導入日:2003年5月1日(エアベルリンへ);2016年12月3日(コムエアーへ)
さて、このフライトはとても面白いのです。何故かというと、ビクトリアフォールズ空港を出発した後、すぐにビクトリアの滝対岸にある、ザンビア側のリビングストン空港を経由するからです。その距離はたった30㎞!車だったら1時間も掛かりませんが、国をまたぐことになります。
皆さん、30㎞(19マイル)の距離を飛行機で飛んだことありますでしょうか??
この便を予約した時、元々ヨハネスブルグまでノンストップ便でしたが恐らくあまり座席が埋まらないので、リビングストン便とくっつけて、ヨハネスブルグ→ビクトリアフォールズ→リビングストン→ヨハネスブルグという三角ルートにした様です。
現在の時刻表を確認すると、日によっては両都市別々に飛行機を飛ばしていたり、今回の様に別の日では一つのフライトに統一しています。
飛行時間が1時間以上長くなってしまいましたが、逆に良かったです。
こんな短いフライト、どんな風に飛行するのでしょうか??
意外?に綺麗なビクトリアフォールズ空港
勝手な偏見ですが、経済破綻したジンバブエの空港という事でやばいかな~とか思っていたけど、意外にもモダンで広く、先進国並みの空港でした。フライトは1日に数便あるかないかなのに、これだけ広くてどうだろう、とも思ったけど。。。少なくてもこれより全然狭く混雑しているナミビアのウィントフック空港と比べると天国です。
エスカレーターで出発ゲートエリアへ。途中、入国審査場を見下ろしました。
コンパクトな出発ゲート付近ですが、お洒落なカフェがあり、免税店や土産物屋が数店ありました。トイレもとても清潔。
誘導路には南アフリカ航空のA330機が出発したばかりでした。
ゲート付近も椅子が結構並び広々としていました。
そして搭乗。
ところで、何故アフリカにブリティッシュエアウェイズが運航しているの?あのイギリスのBAと同じ?と思う方も居るかもしれませんが、正真正銘あのイギリスのBAです。
南部アフリカ一帯はその昔イギリスが宗主国であり、特に南アフリカには多くのイギリス系住民が暮らします。なので、BAは南アフリカでは南アフリカ航空に次ぐ第2の航空会社として路線を広げています。
一応「コムエアー(Com Air)」という航空会社が代理で?BAを運航していますが、見た目は全くBAです。
ほぼ定刻通りビクトリアフォールズを出発。
13分のフライト!!今までで一番短いフライト!
最初のリビングストンまでのフライト時間はわずか13分。これには、両空港の滑走路での離陸・着陸時間も含むので、実際の飛行時間は7分ぐらいかな?今まで700回以上飛行機に乗りましたが、文句なしの人生で一番短いフライトです。
右側の窓際を指定しておいて良かったです。ずっと滝を撮影する事ができました。
水平飛行は1分ぐらいだったかな(笑)。すぐに旋回して、着陸態勢に。
そしてすぐに着陸。。。13:48にビクトリアフォールズ空港のゲートを出発した飛行機は14:01にはリビングストン空港のエプロンに到着しました。
実は、この日の朝までリビングストンのホテルに滞在して、そこから車で国境超えてビクトリアフォールズ空港まで行ってたのです。馬鹿らしかったけど、その分この10分足らずのフライトに乗れたからよしとしよう(笑)。
リビングストンでは1時間1分の停泊。ここで、ヨハネスブルグから搭乗していた乗客が降り、新たにまたヨハネスブルグへ向かう乗客が搭乗してきました。ちなみに、ビクトリアフォールズ→リビングストンのみ、というのは乗れません(笑)。あったとしても、搭乗手続きを考えると車で国境超えた方がまだ速い!
滝の景色をまだ楽しめる
リビングストン空港離陸後も滝の景色を楽しめました。
ビクトリアの滝が世界で一番水量が多い滝です(地球の〇き方は2番目と言っているけど)。その中で、4月は一年で一番水量がMAXになる時なので、凄まじいです。今回滝の観光をしましたが、展望ポイントに行っても水しぶきが台風の時の大雨みたいに降ってきて殆ど見れなかった(一部では見えたけど)。
この渓谷、ラフティングに凄く良いとか。特に滝すれすれのところ辺りは、世界で一番グレード4とグレード5の急流が密集しているらしい。
機内食はサンドイッチ
このフライトでは機内食が提供され、2種類から選べました:ベジタリアンか、チキン。どちらもサンドイッチで、チキンを選択。飲み物はオレンジジュースを。
中身はハーブチキンとチーズで、温められてきました。結構美味しかったです。
その代わり、他の乗客に配っていたチョコレートバー?みたいのは何故か忘れられた。まぁヨハネスで到着したら夕食がすぐに待っていたからいいけど。
クルーは結構忙しそうに皆機内を回ったりしていて、決して「良いサービス」では無かったけどBAらしさの洗練した感じは感じられました。
【搭乗評価】
出発空港での対応:☆☆☆☆☆
機内クルーの対応:☆☆☆
アメニティー・エンターテインメント・シートの設備:☆☆
シートの快適度:☆☆☆
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆
<フライトの印象>
出発空港のチェックイン担当者は対応が凄く良かったです。その他はまぁまぁ。クルーは機内食のデザートを配り忘れられたので、マイナス1。エンターテインメントは機内雑誌のみで、他は特に無し。シートは足元の広さはまぁまぁだったけど737なので横幅が狭い。機内食はサンドイッチが結構いけた。全体的に、BAとしての安心感はあります。ホームページでの予約も解りやすく、便利です。