世界で唯一のファーストクラス専用ターミナルである、ルフトハンザファーストクラスターミナル(以下FCT)。このラウンジ(ターミナル)は誰が利用できるか、を説明します。
基本その①:利用する出発フライトはルフトハンザ、オーストリア航空、スイス国際航空のみ。
どんな条件に合ってさえ、まずフランクフルトを出発するフライトが上記3社に限られます。これは、FCTはボーディングブリッジが無く、すべて専用車による飛行機までの直接送迎のためです。そのため、ルフトハンザグループの航空会社のみの出発に限定されます。国内線もOKです。
そして、以下の条件②の内一つでも満たしている事。
基本その②A:同日出発するルフトハンザもしくはスイス国際航空のファーストクラス利用客。
これは、例えばフランクフルト→チューリッヒ→成田の航空券で、フランクフルト→チューリッヒがスイス国際航空のエコノミーもしくはビジネス、そしてチューリッヒ→成田がスイス国際航空のファーストの場合は、FCTが利用できます。ただし、チューリッヒ→成田便が翌日、という場合には使用できません。
基本その②B:同日到着するルフトハンザもしくはスイス国際航空のファーストクラス利用客。
羽田よりルフトハンザのファーストクラスでフランクフルト着。次は3時間後の乗継でロンドンまでルフトハンザのエコノミー、という場合には、FCTが利用ができます。
ただし、フランクフルトに到着した際、ファーストクラス客でも降りるのはメインのターミナルなので、一度ドイツ(シェンゲン加盟国)に入国し、空港ターミナルを出てFCTまで数百メートル歩かなければなりません。タクシーを利用するのは反対方向なので馬鹿らしいです。
もし、これが面倒臭ければ、メインのターミナルにあるルフトハンザ・ファーストクラスラウンジ(以下FCL)が利用でき、こちらもFCTのラウンジと設備やアメニティーは遜色無いようです。ただし、同行サービスは無く、自分であの迷路のようなフランクフルト空港の出発ゲートまで歩かなければならないです。
正式には、この様なファーストクラスで到着、次はエコノミーもしくはビジネスで乗継になる際には一枚の航空券である事が規定条件ですが、例外的に他ブログの経験者の体験を読む際にはチケットがバラバラでも入場を許してくれる様です。
基本その②C:ルフトハンザグループのMiles & More最上級会員、HONサークルである事。
それでは逆にFCTを利用できそうで利用できない場合とは:
NG例その①:羽田→(ルフトハンザファーストクラス利用)→フランクフルト→(シンガポール航空ファースト)→ニューヨーク
フランクフルトの出発がルフトハンザグループの航空会社では無いため。でも、メインのターミナルにあるFCLは利用可能。
NG例その②:羽田→(ルフトハンザファーストクラス利用)→フランクフルト止まり
フランクフルトが最終目的地である場合は、利用不可。
以上、FCT入場資格についての説明でした。