今年の春、ムンバイのあるマハラーシュトラ州では牛肉の販売やレストランでの牛肉の提供が禁止になる法律が可決されました。また、一般家庭での所持も禁じられ、万が一見つかった場合は法律違反になります。その反面、同じく牛肉の販売や提供が禁止になったグルガオンのあるハリヤナ州では、所持に付いては記載がありませんので、マハラーシュトラ州の法律の方が厳しいと言えます。
でも、実際ムンバイを訪問してレストラン入ってびっくり!Beefが普通に提供されているではないですか。
まず最初は宿泊したヴィヴァンタホテル。朝食のビュッフェに、ビーフストロガノフがあって、しっかり英語で「Beef」と記載されていました。味もビーフ。美味しくて、朝からストロガノフばかりお代わりしてしまいました。
次に、2泊目に宿泊したタージマハール・パレスホテル付近のカフェ。このカフェのメニューを見たら、なんとビーフステーキがあるではないか!しかも、色々な種類のビーフメニューが。この時、ビーフステーキを是非試したかったけど朝はビーフストロガノフで、昼はインドカレーで胃もたれしていたので、試す気力は無かった。でも、その代わりにビーフボロネーズのスパゲティーにしました。普通、インドでボロネーズと言うと大抵チキンかマトンなので、ビーフと記載されていたことにびっくり。
ちょっと見た目は良くないですが、麺はアルデンテでは無くても茹ですぎでは無く、ソースもちょっとしつこかったですがしっかりビーフのミンチが効いて美味しく完食しました。高級ホテルのレストランでは無く、普通の外のカフェでこのレベルが提供されると結構満足度が高いです。
ちなみに、追加で頼んだサラダもマヨネーズが掛かっていましたがあっさり目で、野菜も新鮮でおいしかったです。
法律は実行されているはずなので、ただ単にあまり厳しく適応されていないのかな?それとも、Beefと書かれた実はBuffalo(水牛)?例え水牛肉でも、メニューにBeefと書かれた事自体が新鮮でした。デリーだと、例え本当のBeefが提供されても、メニューにはTenderloin(肉の部分)としか記載されません。恐らく、Beefと書いてしまうと反発されてしまうからですね。その反面、ムンバイではBeefと記載しても問題無い事を見るとやっぱり文化が開放的なんだなと思います。