*このラウンジは改装工事が完了して新しいラウンジへと生まれ変わりました。詳細は2022年の訪問記で。
空港都市:シンガポール
空港名:チャンギ空港
ターミナル:3
ラウンジ運営航空会社:シンガポール航空
ラウンジ名:シルバークリスラウンジ
ラウンジ利用日:2018年5月12日(土)、13日(日)、17日(木)
ラウンジ利用時間:20:00~21:00頃(12日)、08:00~09:00頃(13日)、18:00頃(17日)
ラウンジ利用時の混雑状況:混んでいる
チャンギ空港に20:00前に到着後、次の香港行きフライトは翌日の午前10時頃です。約14時間のトランジット時間があります。これは、あえて新型のA380機に乗りたいがために、長時間のトランジットで更には日本へ直行せず、香港へ行く訳です。
その間、本家シルバークリスラウンジを2回利用しました。また、写真にはありませんが、第2ターミナルのラウンジも利用しましたが、若干落ち着いているものの食事や飲み物、ラウンジの雰囲気は第3ターミナルのラウンジと特に大差ありません。
結論からすると、あまり満足いかないラウンジで、結構厳しいコメントを書くかもしれません。このラウンジのファンの方、要注意です。
第3ターミナルのラウンジは、メインの階からエスカレーターで上へあがります。同じ階に、エコノミークラス客のスタアラゴールド会員用のラウンジ、昨年訪れたクリスフライヤーゴールドラウンジがあります。
シルバークリスラウンジはあくまでビジネスクラス客専用のラウンジです。
ラウンジへ入って左側がビジネスクラス客用、右側がファーストクラス客用になります。ラウンジはどの時間帯で利用してもそれなりに混雑していました。
典型的な「椅子の並ぶラウンジ」という感じで、無機質であまり寛げる感じでは全く無い。場所によっては照明がほとんど当たらなくて暗い箇所も(わざとかもしれませんが)。
ラウンジの一番奥へ行くと、長いソファー席があって、そこで横になれる様にもなっています。実際、寝っ転がって毛布を掛けていた客も居ました。本当はここで一晩明かそうかと思ったけど、最後になってチャンギ空港にはお手頃価格のトランジットホテルがある事が知り、そこを手配しました。トランジットホテルを選んで良かった。。。これは落ち着かない。
ビュッフェカウンターに近いダイニングエリアはこんな感じ。
さて、食事と飲み物。確かに、種類は豊富です。ホットミールは欧風、東洋風、インド風等オプションは選べますが、朝食以外は正直しつこそうな味のものばかりで全然魅力が無いものばかり。朝食は、結構ローカルの料理があって色々楽しめました。
ちなみに、前他のブログ記事で読んだ日本蕎麦はどの時間帯でもありませんでした。楽しみにしていたので残念。
まず、朝食以外の時間帯の並びから。
サラダは色々種類があってヘルシーな感じです。カットフルーツ、ミニサイズのケーキ3種類、チーズ各種があって、おつまみとしてもそこそこ楽しめそうです。
そしてホットミール。
ビジネスクラスラウンジで骨付き肉ってね。。。
フェトチーネでしたが、麺は伸び切っていて残念でした。
これは試すべきだった。以前デリー空港シルバークリスラウンジのスープに感動したので、結構美味しかったかもしれません。
油が凄く浮いている。。。見たからにしつこそう。。。その他中華風の肉類もかなり胃もたれしそうな見た目。
おぉ、地元風の焼きそばがあった。これは美味そう!イーフー麺。ただ、これもかなり伸びきっていた。これも残念。
このデザート、ロンガンが入った甘い蜜の冷製スープで、これはそこそこ美味しかった。
先ほどにも触れましたが、パスタと焼きそばは伸びきっていたのであまり楽しめず。生野菜は新鮮で、ポテトサラダは美味しく頂きました。
飲み物の種類は以下の通り。
定番のペットボトル入りのオレンジユース、リンゴジュース、トマトジュース、炭酸飲料各種、ミネラルウォーター、スポーツドリンク等。ちょっと寂しい。できれば、地元の菊花茶とか、バンコクのシルバークリスラウンジにある様な新鮮なココナッツジュースとか、何か変わった飲み物が欲しい。
ビールは、タイガービールとチャンビールの生ビールが飲める。
アルコール類は以下のみしか見当たらなかった。寂しい。
飲み物のプラスポイントで言えば、地元の高級紅茶ブランド、TWGのティーバッグが色々なフレーバーで置いてあり、これは魅力的かも。
さて、以上夕食時の食事の並びでしたが、朝食はもっと満足のいくものでした。
朝食のビュッフェオプションはこちら。
そして、一番感動したのがこれ。真っ黒で判り難いけど、ミー・シアムという、真っ赤なあんかけを、ビーフンの上にかけるもの。そして、種類豊富な付け合わせ。
付け合わせにははんぺん、 揚げ豆腐、ゆで卵、甘辛いサンバルソース、そして金柑みたいな酸っぱいもの。そして、大好きな豆乳が脇に置いてありました^^。
夕食時と比べると、かなり魅力的なご飯がいっぱい♪
ガッツリ取ってしまいました。
どれもとても美味しかったです。お粥は優しい味で、シーフードが入っていて胃に優しい。
そして、ミー・シアムは屋台で食べる様な感じのものでローカル色があり、とても楽しめました。お代わりしてしまったぐらい。こういうのが、朝食以外の時間帯であると嬉しいのだけど。
帰りのトランジットでは、デザートに杏仁豆腐があったので触れておきます。これはかなり正解でした。
次は男性トイレとシャワー室を拝見。
シャワー室は、トイレの中にシャワーブース専用の部屋が幾つか並びます。夜は混雑してなかなか空きが無かったので、第2ターミナルのラウンジのシャワー室を使用しましたが、朝は第3ターミナルのラウンジでも空きがありました。
ボディーソープとシャンプーは固定タイプのもです。お湯は温度が調整できません。シャワーの水量と、位置を調整できるのみです。
個室には、アメニティーが入ったボックスとドライヤー等完備されています。
アメニティーは歯ブラシセット、髭剃りセット、櫛、香水、ハンドローション等です。時々、清掃員が補充をし忘れる事があるので、必要の際には使用前に確認しておきましょう。
シャワーブースの個室にも、洗面台はあります。トイレが無いのは残念。。。
<ラウンジの印象>
決して悪いラウンジではありませんが、全体的に無機質な感じで暗く、混雑していて、朝食以外の食事はあまり美味しく無く(朝食はかなり高評価)、シャワー室はあるのはありがたいけどトイレと一緒では無く(これは贅沢な点ですが)、スタッフの対応もちょっとつんけんした感じの方も居て、決して快適とは言えないラウンジでした。正直、チャンギ空港は素晴らしい空港なので、ラウンジのごみごみした環境に中に居なくても、ターミナル内の普通の食堂やカフェ、もしくは待合所の椅子でくつろいだ方がはっきり言って楽です。朝食だけは美味しくいただき、これは楽しめました。
【ラウンジ評価】
スタッフの対応:☆☆☆☆
ラウンジの快適度※:☆☆
ラウンジのデザイン性:☆☆☆
設備・アメニティー:☆☆☆☆
食事・飲み物の種類:☆☆☆☆☆
食事・飲み物の質:☆☆☆☆
※体験時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。