航空会社:全日空(ANA)
便名:NH 855
フライト区間:羽田→ジャカルタ
フライト利用日:2019年4月4日(木)
予定出発時刻:10:15発
予定到着時刻:15:55着
時刻表上のフライト時間:7時間40分
機種:ボーイング787-9
利用クラス:ビジネス
座席番号:4K
機材番号:JA885A
機材導入日:2016年10月3日
JALのビジネスクラスは近年で3回乗ったけど、ANAはまだでした。今回やっと目的が一つ叶いました。
丁度4か月程前、同区間(とは言え、成田発ですが)の同時間帯にJALビジネスクラスを利用したので、これで両者の比較ができます。これは別のトピックとする事に。
チェックインは通しでジャカルタから先のシンガポールまでの搭乗券も発券してくれました。チェックイン荷物もスルーでジャカルタでは入国せずにOKとの事。ところが、後からジャカルタでの乗継はかなり面倒くさい事が発覚しました。これも後の記事にする事に。
ビジネスクラスなのに優先レーンが使えないの??
羽田空港で驚いたのが、保安検査場での優先レーンでビジネスクラスの乗客なのに利用できない事!その代わり、ANAの上級会員ならエコノミーでも利用できるとの事。じゃ、試しに自分は同じスターアライアンスのターキッシュエアラインズの上級会員なので、会員カードを見せても適応外だとの事。なんじゃそれ。。。ちょっと遅れてませんか??ビジネスクラスダメ、ANAの上級会員でなければ利用できない、って。せめて、アライアンスの待遇は統一しないと。
思ったよりもゆったりしていたシート
ANAのビジネスクラスはスタッガードシートを採用していますが、正直あまり期待していませんでした。今まで利用した同タイプのシートは全体的に座席が狭く、特に足元の広さが限られてしまう傾向があります。エティハド航空のA340や、オーストリア航空の777がそうでした。
ところが、ANAの場合は座席の横幅がちょうどよく、足元は結構ゆったりしていました。寝返りも打てるほどです。
アメニティーはスリッパ、パナソニック製のヘッドフォン、毛布、そして何とJALでは提供されなかった敷布団も用意されていました。しかも日中のフライトで。直に座席の上に寝るのは横になるのは嫌なので、敷布団があるのはかなり嬉しいです。
ANAではウェルカムドリンクが! JALのアジア路線では提供されなかったウェルカムドリンクがANAではあり!とても小さな事ですが、搭乗してすぐに飲み物がもらえるって嬉しいものです。プラスチックのカップでシャンパンでは無くスパークリングワインとグレードは下がりますが、あるだけ良い!
そろそろ出発。隣にはEVA航空のA330機が泊まっていました。
ANAの機内安全ビデオは面白い!
2018年12月に新しくなった歌舞伎をテーマにした機内安全ビデオ。「和」を強調したユニークなこの動画、遊び心があって外国人だけでは無く日本人にとっても観て面白いと思います。
最高の富士山の景色
この日は見事な晴天でした。季節外れの寒気が流れ込んだお陰で空気は澄み、みなとみらいやベイブリッジ、磯子区にあるばあちゃんの家、湘南、箱根・芦ノ湖、そしてハイライトの富士山がくっきり見渡せました。
この辺りでお絞りとメニューが配られました。
ANAは機内食のメニューを持ち帰る事ができません。そのため、使い回し感があります。メニューはいつも記念に持ち帰りたいので、残念です。
昼食へ向けて
このフライトのメニューは以下の通り。飲み物メニューは省略します(ANAのホームページでも確認できます)。
まずはテーブルを出し、飲み物からスタートです。
飲み物はANAオリジナルドリンクの「香るかぼす(蜂蜜入り)」と、梅酒のロックを頼みました。実際来た酒の方は「イチローズモルト」のウィスキーでしたが、美味しかったのでよしとします(笑)。後でクルーの方も気づき、謝られました。
ANAではアジア路線でもアミューズが提供されるのは嬉しいです。どれも非常に上品のお味でした。
次の飲み物は日本酒を頂戴します。石川県のお酒で、農口尚彦研究所の山廃吟醸酒です。
上品な和食前菜
和食を選択しました。確か食器のプレゼンが3月に変わったばかりで一新されたはずです。とても美味しく頂きました。
ちょっと冷めたメイン
前回のJAL便でもそうでしたが、メインがそんなに温かく無かったです。メインはアツアツで頂きたい者にとってはこれでちょっと満足度が下がる。品物は牛タンと焼き魚で、正直牛タンはそんなに好みでは無いのですが自慢の和食を試したく、挑戦してみました。意外に分厚いんですね、舌なのに。とろける感じでした。
デザートはワゴンサービスで好きなだけ選べる!
ANA、気に入りました!ワゴンで運ばれるデザートでは、甘いものの他にフルーツやチーズも選べるとはとても嬉しいです。ビジネスクラスだと、「どれか一つ」か、甘いものだけに絞られる場合があるのに、全部選択できるのはかなり印象アップ!
パリのPierre Hermeとのコラボ甘味、とても美味しかったです。
エンターテインメント
映画はイラク戦争の際アメリカ副大統領ディック・チェイニーの本心を暴いた「バイス」と、イモト出演の「世界の果てまでイッテQ!」でアフリカの国々の特集をしていました。これからアフリカへ行くのにちょうど気分を高めてくれるのにちょうど良い♪
使用しませんでしたが、Wi-Fiが利用できます。時間ベースで使い放題できるのはデータ量を気にせずにいられるので安心です。
アメニティーキットは化粧室にあり
JALのアジア路線では歯ブラシ等簡単なアメニティーが入った巾着が配られますが、ANAではそのサービスが無い代わりに化粧室に歯ブラシ等アメニティーが揃っています。
敷布団のお陰でフルフラット時が快適♪
フライトの後半はシート倒し、フラットにして少し仮眠します。
敷布団のサービスは何度も言いますが、嬉しいです。直にシートで横になると、汗で蒸れる事があって座席にもよくありません。敷布団があれば、多少汗かいてもまだ洗えるので、こっちも安心して横になります。暑がりなので、特に通常の機内温度が高い日系航空会社では汗がかきやすくなります。東京西川製の「エアーサイクロン®」とブランドにもこだわりを感じさせられます。
写真を撮ってたら、クルーの方が丁寧に「お撮りしましょうか」とお声がけしてくれたのでお言葉に甘えました。
少し仮眠した後は、エコノミークラスを訪れてみました。
足元が広い787-9のエコノミー
ANAの787エコノミーは業界標準の3×3×3の横9席に対し、JALの同機材は業界よりも広い2×4×2の横8席と、JALの方が明らかに快適です。その中、ANAはどう対抗しているのでしょうか。
確かに横幅は広いとは言えませんが、その代わりに足元にかなり余裕がありました。34インチあるようなので、JALの33インチより若干シートピッチが広くなります。
到着前に一風堂の味噌ラーメン
ジャカルタ到着前に一風堂の味噌ラーメンをお願いしました。イスラム圏へのフライトのため、ジャカルタとクアラルンプール路線は味噌ラーメン、その他東南アジアは豚骨ラーメンが提供されます。
具材はインスタント感は否定できませんが、少なくても麺はもっちりコシがありました。JALのカップ麺よりは断然高級感あります(笑)。
食後にはハーブティーを。チョコレートも一緒に付きました。
まだまだ目的地までは長い。。。
定刻通りにジャカルタ・スカルノハッタ空港に到着。まだ、最終目的地のケープタウンまでは、シンガポールとアディスアベバを経由しなければなりません。ジャカルタの空港では予期しなかった小さなハプニングがありました。
【搭乗評価】
出発空港での対応:☆☆☆☆☆
機内クルーの対応:☆☆☆☆☆
アメニティー・エンターテインメント・シートの設備:☆☆☆☆☆
シートの快適度:☆☆☆☆☆
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆☆
<フライトの印象>
ANAのサービスには脱帽しました!アジア路線なのに敷布団が提供され、座席は結構快適。乗務員のサービスも良く、あまりベタベタ感の無い、且つ必要な時にはしっかりしているこのタイプは好みです。メインが若干冷めていましたが、アミューズ、前菜、デザートが豪華で全体的に非常にクオリティー高い食事だったので5つ星とします。いや~、ANAは良いです!!