空港都市:アディスアベバ
空港名:ボレ国際空港
ターミナル・コンコース:2
ラウンジ運営航空会社:エチオピア航空
ラウンジ名:シェバクラウドナインラウンジ、及びシェバプラチナ・スターゴールドラウンジ
ラウンジ利用日:2022年4月19日(火)、2022年5月7日(土)
ラウンジ利用時間:06:00~11:00頃
ラウンジ利用時の混雑状況:大分混雑している(08:00頃ピーク)→徐々に空く
<素敵なラウンジへ変化!>
結論から言うと、以前の狭くて暗いクラウドナインラウンジやスターゴールドラウンジとは見違える程、かなり大幅にアップグレードしてとても立派なラウンジになりました。
今回は、2つのラウンジの訪問記を一つに纏めます。ほぼ、内装や提供するものが共通しているからです。
*シェバクラウドナインラウンジ:エチオピア航空及びスターアライアンスのビジネスクラス搭乗者のみ対象
*シェバプラチナ・スターゴールドラウンジ:スターアライアンスゴールド会員でエコノミークラス搭乗者対象
両ラウンジとも隣同士で、Cゲート(バスゲート)に向かう途中に位置します。
全体的には前者の方が充実しているので、カテゴリーに分けて違いを案内します。
因みに、シェバクラウドナインラウンジは、有料で利用も可能です。料金は、2022年4月の時点でUSD 40でした。
この記事でお見せする写真は、全てビジネスクラス搭乗客専用のシェバクラウドナインラウンジのみになります(スターゴールドラウンジはあまり自由に撮影できる雰囲気ではありませんでした)。
<ラウンジの案内>
まず、受付があります。ここで、座席変更などの発券業務をお願いする事も可能です(筆者の場合、アップグレードが無事入札された後通路側座席で発券されたので、窓際に変更してもらいました)。
<コーヒーセレモニールーム>*シェバクラウドナインラウンジのみ
左手すぐに、コーヒー発祥の地ならではの伝統的なコーヒーセレモニーを体験できる部屋があります。常にスタッフが常在している訳で無く、朝8時前後と、夜9時前後の出発便のピーク時のみに実施される様です。
エチオピアらしい体験をラウンジでできるとは結構個性があります。
<ラウンジの全景:メインのラウンジにたどり着くまで>
結構広いです。一番奥に更に広々としたメインのダイニングやリラックスするエリアがありますが、そこに辿り着くまで廊下沿いに区切られています。
デザインがエチオピアの絵画や織物が展示されていたりと、面白いです。
<メインのラウンジエリア>
一番奥へ進むと、ラウンジ全体が開きます。ここが、メインのダイニングエリアでもあります。
ラウンジからはアディスアベバ市街の全景が眺められます。ボレ国際空港は市内中心部ととても近いので、このラウンジで過ごすだけでも、少し市内観光した気分になれます。
因みに、アディスアベバの標高は2,000メートルを軽く超えます。世界でも、3〜4位にランクインする程、標高の高い首都です。海面の標高から降り立つと、空気の薄さが実感できるかもしれません。
電源コンセントは、ソファーとソファーの間の台に設置されている事が多いです。全てのソファー付近にある訳では無いので、必要の場合はコンセントを確認してから座る場所を選んだ方が良いかもしれません。
<ビュッフェカウンター>
コールドミール、ホットミール共に種類はとても豊富です。エチオピア料理と西洋料理のバランスが半々ぐらい。今回は朝食の時間帯のみの滞在となります。
このワッフル、素朴でふわふわで美味しかった。
日本ではあまり見かけませんが、チキンソーセージはさっぱりして食べやすい。
上記のオリジナルジュース、かなりいけます!特にこの大麦のジュースは濃厚で健康ジュースっぽい感じでした。これらは、シェバクラウドナインラウンジのみで確認ができました。
ハベーシャビールなど、エチオピアのローカルブランドのものもあります。
シェバクラウドラウンジには、この他に小さなビュッフェカウンターが設置され、ここにコーヒーマシンがあります。スターゴールドラウンジはメインのビュッフェカウンターと併設されています。
<小さなビュッフェカウンター>
こちらでは、コーヒーマシンがあり、裏ではコールドビュッフェが主に提供されていました。
朝からスモークサーモンが食べれます。。。かなり豪勢です!スターゴールドラウンジでは、ハム類は提供されていましたが、流石にスモークサーモンはありませんでした。
筆者の選んだ食事はこれ。エチオピア飯を食べたくて、現地料理をメインに選びました。うまい!!
ワッフルとソーセージも大変美味しく頂きました。エチオピア航空ラウンジの食事、かなりクオリティー高いです!
さて、引き続きラウンジツアーを。シャワー室を拝見します。
<シャワー室>
シャワーが利用できるのは、朝7時からです。以前のラウンジにはシャワー室が無く、トイレもかなり原始的だったので、かなりのアップグレードです。シャワー室はトイレ付きであるのもありがたい。
ド派手のピンク色のフロアマットとゴムスリッパ、せっかくのゴージャスなシャワー室にミスマッチ!急に東南アジアの安宿っぽく見えてきてしまいます(笑)。
成田でシャワーを浴びれず、その後15時間近くも機内に居て限界だったので、このシャワーは本当に天の恵みでした。やっとさっぱりする事ができました。
<その他の施設>*シェバクラウドナインラウンジのみ
ラウンジの他に施設としては以下の通り:
このマッサージルームは滞在中誰も受付をするスタッフが居ませんでした。コロナ禍だからかもしれませんが、復活した際、マッサージが無料なのか、有料なのか興味があるところです。
メインエリアの一角に、エチオピアワインのバーがありました。ここでリフトバレーワインが提供される様ですが、恐らく夜の時間帯だけオープンしていると思われます。朝の時間帯は誰もスタッフが居ませんでした。
珍しいエチオピアワインは、ビジネスクラスであれば機内でも飲めます。
<新型コロナウィルス対策>
スタッフは皆マスクをしていますし、消毒アルコールも至る所に設置されています。ただ、かなり匂いがキツイです(甘い香りがして独特です)。
ビュッフェエリアでは、マスクを着用を促す注意書きがされていますが、していない利用者は結構多かったです。
<スタッフの印象>
どのスタッフも、非常に丁寧で愛想が良いです。頻繁にグラスや皿を下げてくれますし、とても居心地が良い。
<ラウンジ評価>
スタッフの対応:☆☆☆☆☆
ラウンジの快適度※:☆☆☆☆☆
ラウンジのデザイン性:☆☆☆☆☆
設備・アメニティー:☆☆☆☆☆
食事・飲み物の種類:☆☆☆☆☆
食事・飲み物の質:☆☆☆☆☆
※体験時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。
<ラウンジの印象>
5時間近く滞在しましたが、率直にもの凄く快適でした。一番混雑が厳しい午前8時前後でもソファーを確保できましたし、優雅に過ごす事ができました。恐らくアフリカで一番良い空港ラウンジでしょう。今まで筆者が体験したビジネスクラスラウンジの中でも、トップ5位に入ります(旧イスタンブールのターキッシュやANAラウンジレベル)。
エチオピア航空、頑張りました!このラウンジで、かなりエチオピア航空によるアディスアベバ乗継の株が上がります!