航空会社:シンガポール航空
便名:SQ 479
フライト区間:ヨハネスブルグ→シンガポール
フライト利用日:2022年5月9日(月)
予定出発時刻:13:45発
実際の出発時刻:13:45発
予定到着時刻:翌06:10着
実際の到着時刻:翌06:01着
時刻表上のフライト時間:10時間25分
実際のフライト時間:10時間16分
機種:エアバスA350-900
利用クラス:プレミアムエコノミー
座席番号:32K
機材番号:9V-SMG
機材導入日:2016年12月6日
<何故シンガポール航空のプレミアムエコノミーを選んだか>
ターキッシュエアラインズのスタアラゴールド会員なので、できるだけスタアラを選ぶ様にしています。その中で色々調べていた中、下記のヨハネスブルグ→東京片道のオプションから選ぶ事になりました。
*ターキッシュエアラインズ(エコノミークラス):約7万円
*シンガポール航空(プレミアムエコノミークラス):約10万円
*ターキッシュエアラインズ(ビジネスクラス):約17万円
まず、ターキッシュエアラインズのエコノミーとシンガポールのプレエコが3万円のみの違いだったので、成田まで飛行時間だけでも17時間〜20時間かかる距離でプレエコの方がコスパ高いと思いました。なので、前者はボツ。ターキッシュのビジネスクラスも魅力的でしたが、イスタンブールでの乗継時間が20時間近いのと、近年、コロナ禍の「コスト削減」で自慢の機内食がかなり質素になったイメージがあるのと旧タイプのシートで既に経験済みのため、こちらもボツにしました。
因みに、シンガポールのエコノミーはプレエコから2万円程安い程度だったので、プレエコの方が大分お得でした。マイルもエコノミーを選んだ場合と比べて2倍蓄積できましたし。
<チェックイン>
日本に帰国する際に必要な日本式のPCR検査陰性書と、MySOSのスマホアプリを見せて無事チェックインが完了しました。ヨハネスブルグ空港はコロナ禍前より若干静かな感じです。無料Wi-Fiは、接続できませんでした(2日前の到着時にも利用できませんでした)。チェックインカウンターの係員に伺うと、何かトラブルがあるそう。
ヨハネスブルグ空港にはアフリカ各地から他の地域では見かけない珍しい航空会社がぞろぞろ集まります。
<搭乗>
このフライトは、ケープタウンが始発のフライトです。ケープタウンからの乗客は機内待機なので、搭乗の際、若干他の乗客が座っていました。
まず、入口でイアフォンが配られました。プレエコではノイズキャンセリングヘッドフォンが提供されるので、これは必要ありません。
<座席>
以前、2017年にA380と777のプレミアムエコノミーに乗った事がありましたが、A350は今回が初めてです。
さて、777と同じ、2-4-2配列が3列並んでいますが、777とは大きな違いがあります。それは、A350の1列目の31番シートは、窓がある事です。777はドアの前になり、窓がありません。どちらも広々としているので有料シートになりますが、A350の方が窓際に座っても景色を楽しむ事ができます。
印象としては、エコノミーより広いですが、わ、広い!という感覚ではありません。丁度JALの国内線クラスJとほぼ乗り心地は一緒です(JALの国際線プレエコよりは狭い;というかJALの基準が世界水準より高い)。
エアバスA350は他のプレエコ搭載機材と比べると一番横幅が狭い機材です。全て同じ2-4-2配置なので、若干A350の方が狭く感じますし、シートピッチも777と比べると狭い印象です。足元、横幅共にあまり快適な気がしません。。。
座席の下に、各席ごとに電源コンセントも設置されています。
<アメニティーとエンターテインメント>
プレエコでは枕のサイズがエコノミーよりも大きくなります。
毛布は恐らくエコノミーと同じものです(エコノミーの毛布を確認していませんが、品質からその様に伺えます)。
エンターテインメント様にはノイズキャンセリング・ヘッドフォンが提供されます。
ヘッドフォンでは使い捨てのイアカバーも付いていました。これは以前無かったので、コロナ対策だと思われます。
アメニティーキットは、リクエストベースです。何が提供されているかは、スマホもしくは自分のデバイスでクリスワールドのホームページで確認できます。Wi-Fiは有料ですが、サービス内容のページに付いては無料で接続が可能です。
こちらで、オンライン雑誌や食事と飲み物のメニューを確認できたり、ゲームと繋げる事ができます。
靴下と歯ブラシが入ったアメニティーキット、アイマスク、耳栓、クシをクルーに頼む事ができます。
テレビはタッチパネルにもなっているので直接画面で操作できますが、その他エンターテインメントコントローラー、そして試してはいませんが、自分のスマホと連動させる事もできるそうです。
さすがシンガポール航空はエンターテインメントの種類は豊富で世界トップクラスです(それより上を行くのはエミレーツぐらいか)。
<離陸>
コロナ禍前は、出発前に温かいおしぼりが配られましたが、今回はありません。
出発時、ハプニングが。飛行機を移動させていたトラクターが故障したとの事で、丁度ゲートから90度曲がりかけた所でストップ。代わりを準備するのに、20分程かかりました。
以前から経営難に陥っていた南アフリカ航空は、コロナ禍になって長距離機材は全て運行停止。今では、近距離路線のみの運行に縮小しています。
<食事と飲み物>
このフライトでは機内食が沢山出ました。。。離陸後の昼食、間食(サンドイッチ)、到着前の朝食、そして最後のスナックばらまき。。。かなり腹一杯になりました。
因みに、このヨハネスブルグ発のフライトには事前に選べるBook the Cookのサービスはありません(シンガポール発ではあります)。
ランチのメインは、エビと卵の炒飯に白身魚のフライを載せたもの。見た目は大胆でしたが、白身魚はジューシーでボリュームも満点。炒飯は久しぶりのアジア料理で懐かしい味でした。前菜はカボチャととうもろこしのサラダ、そしてデザートはキャラメルケーキにバタースコッチソースがかかったものです。全体的に満足です。
食事とお供した飲み物はカクテルのシンガポールスリング。その場で作らず、一度ギャレーに戻ってから後から持ってきてくれます。その間、他の飲み物も勧められました。
食後はミネラルウォーターのボトルが配られます。
暫くしてナッツが配られました。ビジネスクラスで提供されるのと同一のものです。アーモンドとカシューナッツが入っています。
このフライトは10時間程。時差があるので、寝れませんでした。そのため、ずっとシンガポール映画を見ていました。最新のホリウッド映画は大抵他の航空会社でも確認できたりしますが、シンガポール映画はシンガポール航空でしか見られませんからね。
ドリンクサービスは頻繁にクルーがジュースや水の入ったコップを運んできます。
丁度離陸後6時間ぐらいが経過してから、間食が配られました。チキンマヨネーズのチャバタサンドです。ベジタリアン用には、モッツァレラチーズのサンドイッチが提供される様です。
炭水化物を制限しているので、あまりパンは食べないのですが、このパンは最高に美味かったです。南アフリカ発のケータリングは他の航空会社に乗っても今までハズレがありません!
中身はチキンのスライスとトマト、チーズが。完食しました!
そして、間も無く朝食が。食べていてばかり!
まだまだアジア料理の味が恋しいので、鶏肉の生姜と胡麻油炒めを。付け合わせは麺。中華風の焼きそばです。これも美味い!!
フルーツサラダ、ヨーグルト、そしてクロワッサンが付きました。
シンガポール航空のアジア料理は本当にうまいです!
まだまだ食べ物が出されます(笑)。今度は、クルーがトレーに色々なパッケージされたスナックを運んできて、恐らく余っていたのを配る作戦でしょう。ドライクランベリーを頂きました。
<気さくなクルー>
シンガポール航空は安定してクルーのサービスがとても洗練されていると思います。とにかく、テキパキしているのです!ロボット的、と言う見解もありますが、必ず言われたリクエストには応じますし、忙しそうにしていながらも全体的に明るいです。顧客一人一人を大切にしている印象があります。
今回は男性クルーでジョークを機内で奮発する方が居りました。わざわざ、小さいプレエコキャビンでマイク使用せずに次の食事は何分後だとか、到着まであとどれぐらいだとか、色々アナウンスしたり、年配の女性客には美しいと誉めていたりまぁ面白いクルーでした。
シンガポール航空は色々な面で、あぁやっぱり世界一の航空会社だなぁ、と感じることがありますが、その中の一つがこの安定した質の高いクルーのサービスです。
<新型コロナウィルス対策>
機内のマスク着用は乗客でも飲食時以外は必須。以前配られた紙のメニューは全てデジタル化になったのはちょっと寂しいです。以前提供されていたおしぼりのサービスも良かったですねぇ。ヘッドフォンにイアカバーが付いたのは清潔感もあり、良かったです。
<搭乗評価>
機内クルーの対応:☆☆☆☆☆
アメニティー・シートの設備:☆☆☆☆☆
エンターテインメント:☆☆☆☆☆
シートの快適度:☆☆☆(A380や777と比べると一番狭く感じる)
機内食・飲み物のクオリティー:☆☆☆☆☆
コスパ:☆☆☆☆☆
<フライトの印象>
プレエコ座席としては、シンガポール航空の機材の中では一番窮屈な印象です。A380や更に快適な777に比べると、気持ちばかり広さが物足りないでしょう。
その他は全体的にクオリティーの高いサービスを提供していました。おしぼりが無くなったり、紙のメニューが無かったりと簡略化もありますが、機内食は美味しく、アメニティーもリクエストベースですが豊富にあり、シンガポールスリングが飲めたのは嬉しかったです。いつ乗っても期待を裏切らないシンガポール航空。これからもずっと乗り続けます。
「シンガポール航空A350プレミアムエコノミー搭乗記:ヨハネスブルグ→シンガポール」への1件のフィードバック
ピンバック: シンガポール航空の評判を徹底紹介!世界No.1の評価を受ける航空会社 | Relief Air