世界でも稀に見る、一度上級会員になれば、年会費を払って飛行機に乗らなくても、ステータスを永遠に継続できるシステム。日系のANAとJALはこのシステムを導入しています。
そのため、ANAやJALを利用すると、優先搭乗の際にそれがよく表れるのですが一般客よりも上級会員の方が数が多い場合がある。今日は元ANA地上職員のKさんと食事する機会があったのですが、時々一般客レーンの方が利用が少なくて、そっちが「優先」みたいになると冗談を交わしていました。
これにはライフタイムステータス継続の影響では無いかと思います。上級会員はとにかく右肩上がりで増え続けるだけ。そうなると、上級会員としてのプレミアム感(優先チェックイン、優先搭乗、優先荷物)がどんどん下がってきてしまいます。
まぁ、自分には関係無いしぃ、と思っていたら、この前エアインディアでムンバイからデリーへ戻る際、ちょうど同じ時間帯にANAの成田行きが出発になっていました。エアインディアは国内線でしたがデリー経由香港行きのため、国際線ターミナルからの出発。お蔭で、国際線ラウンジを利用できます。
ANA出発時刻付近になると、この時間帯は他にも色々な出発便があるにも関わらず、乗客の半数近く(推定40人ぐらい)は日本人でした。雰囲気からしてほぼ全員がこのANA便に乗るのでは無いか、と思います。航空会社一社でこの数。。。最初は落ち着いていたラウンジも、そんな感じでは無くなりました。
Kさんも、その内SFC(永久上級会員のカード)が無くなると思うとちらっと言っていました。それが。。。普通でしょう。
自分は昨年汗たっぷりかいて得たターキッシュエアラインズのスタアラゴールドを獲得。そして、それを維持するために頑張り、何とか3年後までのステータスを更新できるようになりました。やはり、「上級会員としての特別感」を維持するためには、会員数を制限すべきです。それには、本当にその航空会社もしくはアライアンスを多く利用している客だけにした方が健康的でしょう。今回ムンバイ空港のラウンジで、ふと思いました。