年間を通して寒暖の差が激しいデリー・グルグラーム。賃貸契約を結ぶ際に、特に3つ、事前に確認した方が良い点をご紹介します。
①日当たりの方角を確認せよ
一日を通して、日差しがどの方向から入ってくるかはとても重要です。何故なら、午後の外気温が40℃は軽く超える4月〜6月の西陽は強烈だからです。日中温められた室内は夜でも熱気が残り、そのためエアコンを1日中ガンガン効かせることになります。熱気が収まった朝方は涼しく感じられますが。。。ほんの僅かですね。
逆に、一日を通してあまり日差しが入らない物件は、真夏の日中でも、一度エアコンを付けて、そこそこ冷えてから消すと結構長時間涼しい空気が残り、天井のファンだけで過ごす事が可能です。
対照的に、最低気温が0℃近くまで下がる冬の12月〜2月は全く真逆。床が大理石張りの物件が多いので足元はすご〜く冷え、日当たりが無いと冷蔵庫の中で暮らしている様です。
②地上階と高層階で室内気温が全然異なる!
上記①を更に細かく掘っていくと、地上階(日本で言う1階、インドで言うグラウンドフロア)は涼しく、上になればなるほど温められやすくなります。筆者のざっとした感覚だと、例えば1階と5階(最上階の場合)では最大5℃程違うかな、と思います。
③大家は近くに住んでいるか?
このポイントは、管理会社が定期的にメンテをしてくれるサービスアパートメントは関係ありません。あくまで、普段の生活をテナント側でケアしなければならない一般の賃貸契約(特にデリー市内に多いフラットと呼ばれる一軒家タイプ)を結んだ場合に適応されます。
普段の生活で水回りの問題、ギーザ(風呂の湯沸かし器)の故障、ガス漏れのチェックなど、様々な修理が必要な場面に出会う可能性がとても高いです。この場合、大家が近くに居ると心強い。大家に直接確認してもらう事ができるし、言語の問題(基本これらを修理する方々は英語が話せず、ヒンディー語が理解できないと厳しい)があるので頼りになります。
大家が地上階に住み、その上の階を貸し出しているケースが多いので、個人的にはこの様な物件が初心者には一番安心かな?と思います。
万が一、気に入った物件があって大家が近くにいない場合(時には海外在住のケースも)、家の問題が発生の際にどうやって対処をしてくれるか事前確認をする事がとても重要です。
まとめ
あなたは暑さに強いですか?弱いですか?寒さに強いですか?弱いですか?で、自己判定してから、大家との関係を構築させていくのがベスト!
ボーナス
個人的には、網戸がある物件も重要ポイントです。インドの昔ながらの家では必ず網戸があるのですが、最近の新しい改装後の物件や高層アパートでは網戸がありません。これ、勿体ないです。確かに土地柄埃っぽいので閉め切りにした方が掃除が楽ですが、これからやってくるモンスーン(雨季)のしっとりとした風は涼しくて気持ち良く、閉め切ると室内が蒸して暑い。網戸が無いと蚊やハエが入りやすくなるのであまり窓を全開にするのも落ち着かない。
筆者が住んでいる家は元々網戸が無く、どうしても欲しかったので大家に費用少し負担するからお願い!と言って、取り付けてもらいました。ちょいとしょぼいですが、無いよりは全然良い。うちの猫が寄っかかって破かない事を祈る!