役人や会社員を除き、インドの所謂労働階級者と呼ばれる方々は普通に休日無しに週7で働きます。特に、「サーバント」と呼ばれるメイドさん等含めた家事に関わる職業の方々です。週休2日制度に慣れた世界から来ると、人権無視だーと叫びたくなりますが、それが一般的です。
そのシステムに慣れた、いつも掃除に来てくれるうちのメイドさん。大家さんに紹介されてうちで雇う事にしたのですが、何と雇用契約は週休無し!本当に毎日来てくれます。一応月2日で休む事になっているのですが、どの日を休むのかは決めるのはメイドさん側。そして、それを溜め込んで、纏めた休暇をいつか確保したい様です。
本当に休みが無いと、こっちが躊躇して違和感あるのですが、彼女に:
「日曜日ぐらい休みとったら?」(因みに会話はカタコトのヒンディー語で何とか)
と聞くと、
「休みは私が決めるから、いいのよ。その代わり、毎日来るから!」
と、まるで毎日休日無しで働く事が当たり前の様な返答。
彼女は、仕事を数軒掛け持ちしているので午後には自宅に帰れますが、住み込みのサーバントさんは朝早くから夜遅くまで働きます。特に、インドの一般家庭の夕食は午後9時以降である事が多いので、それが終わって洗い物を済む頃には午後11時近くなる。そして、翌朝は朝食を作りに午前7時頃からまた働き始める。
数年前住んでいた家の同じ建物に住んでいた一家に仕えてたサーバントさんも、友人宅のコックさんも、そして今住んでいる家の大家宅のサーバントさんも皆同じ状況。
唯一、日曜日の朝だけ休みを与えられるぐらい。
ただし、彼らは毎年1ヶ月ぐらい、故郷へ帰省します。
昔から外国人宅で働いている・慣れているサーバントさんは、基本しっかり日曜日は休みを求めます。
インドの会社員は基本週6勤務
会社員も週6で働く事が当たり前。その土曜日も、フルデイ(全日)である事が多いです。銀行でさえ、第2と第4土曜日以外は土曜日でも平日並みの営業時間です。
更には、今やり取りしている銀行員は「日中は銀行業務で忙しいから、午後7時以降に電話やメッセージしてね」なんて言われるし、確かに先日は夜9時前後にWhatsAppで銀行関連の書類が送られた。オン・オフの切り替えが無いのか(但し、この銀行員に関しては仕事の効率が良いとは決して言えないからトレードオフかも)。
まとめ
一方では、先進国では週休3日制度なんてものを検討していますよね。インドの経済成長が著しい理由は、やはりこの休みも惜しまない働き方があるのかもしれません。国が豊かになるにつれて、プライベートの時間重視とか贅沢?になってくると、やはり成長性も薄れる?
余談
デリーではふっくらした野良犬は多いのに、野良猫はほぼ皆ガリガリ。うちのにゃにゃも当初はもの凄〜くガリガリで来たので、飼うことにしました。
>2017年7月28日:子猫が痩せ細って戻ってきた
今では安い餌は食べず、すっかり贅沢になってしまいました。