香港というとこんなイメージが一般的ですが。。。
実は、領域の大半を山で占める香港はトレッキングのパラダイスでもあります。
香港国際空港が近いランタウ島には香港で二番目の三番目に高い山があり、その中で後者の標高869mのサンセットピーク(大東山)は空港にとても近く、体力に自信があれば空港から往復4時間あれば余裕で登頂ができます。
今回は午前9時から午後10時まで長時間の乗り継ぎ時間があったので、香港に入域してトレッキングをする事にしました。余計な荷物は、到着ロビーにある有人ロッカーで預ける事ができます。
空港からランタウ島行きの青いタクシーで東湧(Tung Chung)にあるWong Lung Hang Picnic Siteへ行きたいと伝えます。ここを拠点として、ここから目的の大東山へ向かい、Pak Kung Auへ下りてそこからバスで戻ります。
Wong Lung Hang Picnic Siteまでは空港からタクシーで約15分。
降りる場所はこんな感じ。
さて、ここで大きなミスを犯しました。この先の歩道やトレッキングルート中、売店や自販機は一切無く、途中でしまった!と気づいた時は遅かった。
歩道入口の自販機で飲み物を買おうとしましたが、現金は引き受けず、オクトパスカード(香港共通の交通系ICカード)のみ対応の様でした。
しっかり事前に寺院脇の食堂で購入するか、出発時に用意しておきましょう。
幸い、リュックの中に700ml分の水だけ入っていたので、これで登山中なんとか過ごしましたがハラハラしました。なんせ汗を沢山かいたので脱水症状にならないか心配で。
暫く真っ直ぐ進むと右側に大東山へ向かう標識が現れます。
すぐに登山道へ進まず、実はもう一箇所行きたい場所がありました。このまま真っ直ぐ進むと先に滝があるのですが、短い距離でありながら歩道が整備されておらず、川沿いの岩を上り下りしなければならない。地元のトレッカーに聞くと最低片道一時間以上はかかると言ったので断念しました。
登山道へ戻り、トレッキング開始。先に伝えておくと、この東湧方面からの登頂はかなり足に負担があります。急な階段が永遠と続き、登った後の足はガックンガックン。
上に近づくと段々なだらかな丘陵地帯になり、気持ちの良いハイキングルートが続きます。
この東湧ルートはあまり一般的で無いせいか、他の登山者はほぼ見かけませんでした。まぁ、階段がとても急なので。一般ルートは、下山ルートで利用した Pak Kung Au か、東側に位置する Nam Shan(南山)ルート。
この登山道からでも十分に景色が良いので、実際の大東山山頂へは行きませんでした(水も尽きたし)。
ここから今度は下山です。
花が綺麗でした。本当に香港とは思えない景色。。。ましてや世界有数の大規模国際空港のすぐ近くなんて。
Pak Kung Au ルートは一番標高差が小さく、一番整備されて短距離で上り下りできる登山道です。とは言え、結構急な階段も多いですが、東湧ルートよりはましです。
ここは幹線道路があり、バス停もあるので東湧駅まで向かう事ができます。空港へは直接乗り入れていないので、直行したい際にはタクシーが便利でしょう。比較的頻繁にタクシーは走っていました。筆者はバスを利用しましたが、10分ぐらいバス停で待ったかな。
午前10時半に登山を開始して、午後1時前には下山が完了しました。ただ、休憩はしていなく、日頃から足を鍛えているので、普通の方であればプラス30分〜1時間追加した方が良いでしょう。
空港で預けた荷物は、9時31分に預けて13時27分にはピックアップができました。
<まとめ>
香港のトレッキングはしっかり登山道も整備され、比較的短時間で雄大な景色を楽しめるので体力に自信があれば結構お勧めです。ランタウ島だけでもこれ以外に沢山のルートがあり、迷うぐらい。香港在住経験のある友人は、離島もとても風情があって良いと言っていたので、今度は是非島の方も行ってみたいと思います。大自然あり、ショッピングオプションも豊かで食べ物も美味しい。香港、住みやすそうです。