香港国際空港⇄マカオ間の移動。
2023年6月時点、パンデミック前には頻繁に運行していた直通高速フェリーは現在週3本のみになっているので不便になりました。
その他の直通オプションとしては、前回1日に3本運行している直行バスの体験を語りましたが、今回は高速フェリーで香港のシュンワン(上環)→徒歩で香港駅→エアポートエクスプレスで香港空港まで向かいます。
どちらの方が早いか。
結論から言うと、直通バスの方が移動距離は断然短いですが、そこまで大差はありません。移動費用は高くはなりますが、フェリー+鉄道の方が楽しい(かもしれません)。
<バスは希望の時間が合わず>
マカオの口岸人工島発の直通バスは出発時刻が12:00、15:00、18:00。
飛行機の出発時刻は15:05なので12:00 発に乗っていけば丁度良いのですが、なんせ香港空港のラウンジを数軒リビューをしてみたかったので、昼前には着きたかった。
となると、バスを乗り換えて向かうか、遠回りだけど香港島経由で高速フェリー+鉄道のオプションで後者を選びました。
↑赤枠は左にマカオのアウターハーバーフェリーターミナル、真ん中に香港国際空港、そして右にシュンワンターミナルが位置します。
因みに、マカオにはもう一つ、タイパという赤枠から外れた南側にフェリーターミナルがあり、そこからシュンワンと結びますが本数は少ないです。
今回はアウターハーバー出発です。
<09:00発のフェリーに乗る>
リビエラホテルを08:20頃出発して、タクシーで20分程でアウターハーバーに到着しました。
バスの出入域審査場と異なり、フェリーターミナルはこじんまりとしてあまり歩かないのが良いです。
チケットを購入し、出域審査は並ば無かったので、タクシーを降りてから5分程で出発ゲートに到着しました。
08:50頃から乗船手続きが始まりました。
フェリーのスケジュールはこちら。
高速フェリーにはクラスが3つあります。平日日中の料金は2023年6月時点で以下の通り:
エコノミー | スーパー | プレミア・グランド |
HKD 160 | HKD 335 | HKD 450 |
*週末と休日は上記より1割増し程
*夜間は平日日中の2割増し程
それぞれのクラスは何が違うの?
エコノミークラスはリクライニングができない1階の固定席。
スーパークラスはフェリーの1階後方に設けられたエリアで座席の幅はエコノミーと一緒だけどリクライニングができるのと、食事と飲み物が含まれる。また、出発時には別々の待合室があり、優先乗船・降船ができる。
プレミア・グランドクラスは2階席で広々とした座席が用意され、食事は機内食スタイルでスーパーよりも豪勢らしいです。
筆者はスーパークラスを選びました。
<エコノミークラスはほぼ満席だけどスーパークラス空席が目立つ>
赤い座席がエコノミークラス、仕切りの後側にある青色の座席がスーパークラスです。
ドアはフェリーの後側。
スーパークラスは数列しかありません。空いていたので、反対側の窓際へ移動しました。
<食事は様々な軽食が選べる>
出発後、クルーがやってきて希望の軽食を注文に参ります。チョイスは、カップラーメン、ホットドッグ、そしてサンドイッチ2種類(ツナか、チーズハム)でした。
ツナサンドを選びました。
後ほど、飲み物もやってきてペットボトルの水か梨子と蜂蜜のジュースが選べます。反対側に座っていた乗客はホットコーヒーを注文していたので、温かい飲み物も指定ができそうでした。
途中、大雨の影響でスピードダウンしたところもありましたが、無事1時間ちょいでシュンワンに着きました。
シュンワン周辺は香港の金融街の中心地だけあり、都会を感じさせられます。マカオも都会だけど、香港は洗練されている!
さて、フェリーターミナルからエアポートエクスプレスの駅は地下鉄のMTRで一駅(上環駅→中環駅)ですが、1キロ程度(徒歩15分)なので歩くのも苦では無いです。
香港の摩天楼の中を歩いて行けるので面白いです。天候が悪くなければ。
エアポートエクスプレスはこの香港証券取引所に隣接するIFCモールの地下にあります。
<10分〜15分に一本の間隔;所要時間24分>
香港駅から香港国際空港までの所要時間はわずか24分。本数も多いので、とても便利。金額はHKD 115。
香港島では一ヶ所友人に頼まれた買い物をしに寄り道したので若干道草を食いましたが、それでも11:30には香港国際空港に到着できました。
もし寄り道しなければ、11時に到着できていたかもしれません。
まとめ
マカオのアウターハーバーを出発してから香港国際空港到着まで最低2時間は必要ですね。直通バスは、1時間15分ぐらいでしたが、マカオ口岸人工島は市内から結構離れているので、そこへ行くまでが時間を要します(+20分程)。なので、結果的にはどちらの移動手段も時間は大差無いでしょう。