搭乗総合評価:93点
<利用詳細>
航空会社:全日空
便名:NH 860
フライト区間:香港→羽田
フライト利用日:2023年6月6日(火)
予定出発時刻:15:05発
実際の出発時刻:15:05発
予定到着時刻:20:20着
実際の到着時刻:20:09着
時刻表上のフライト時間:4時間15分
実際のフライト時間:4時間04分
機種:ボーイング777-300ER
利用クラス:エコノミー
座席番号:42A
機材番号:JA798A
機材導入日:2019年12月23日
<チケット代>
今回はエアカナダのアエロプランポイントを25,500ポイント使用して、羽田→香港の往復チケットを手配。往路ビジネス、復路エコノミーで。
ポイントはボーナスキャンペーン期間に購入したので円換算で48,450円。別途現金分が諸税込みで47,391円。往復総額95,841円です。
<プレミアムエコノミーは上級会員向けのエコノミーとして開放>
エコノミーのキャビンに入る前に、プレエコを通ります。香港線ではエコノミーとして開放。
<エコノミーの素敵さに圧倒>
エコノミーのキャビンはドア4以降ととてもこじんまりとしています。
まず第一印象:濃い和風の青色をテーマとしたキャビンが素敵すぎる・・・個人的には最も圧倒されたエコノミークラスです。
ウェルカム画面の紫陽花とキャビンの色がとてもマッチしています。
<一番後ろの座席を指定>
以前にコメント欄で様々なご意見を頂いた一番後ろの座席のはやばいのか、の記事。
今回は明らかにデメリットよりメリットの方が多かったです。
<超感動:足元が広い!>
足元は正直プレミアムエコノミーに近い感覚です。実際、プレミアムエコノミーの方が4インチ(約10センチ)広いですが、その分座席が分厚くなるので、足元の広さはそこまで大差がありません。
手を当ててみるとその広さが判断できると思います。
<足元は広いが横幅は狭い>
確かに足元はとても広いですが、座席幅は3-4-3配列を導入しているので、横幅は狭いです。因みにJALは同機種で3-3-3と1席少ないです。
1990年代後半、ボーイング777のデビュー時はエコノミーは横並び9席が主流でしたが、今ではANAの様に10席を導入する航空会社の方が増えてきましたね。
<機能的な座席>
まずはフットレスト。
ヘッドレスト。
<テレビは画面が大きく見やすい>
テレビもエコノミーにしては大型で画質も良く、楽しめます。
タッチスクリーンとしても機能します。
嬉しいのはちゃんとしたヘッドフォンが提供される事。イヤーパッドがゴム質で柔らかくなってあり、耳に優しいタイプです。
ユニバーサル電源コンセントとUSBジャックは座席ポケットの上に位置します。
<枕は普通;毛布は滑らか>
枕は後から配られました。毛布はとても滑らか。
<空調が調整できる!>
最近の機材では珍しくなった、調整可能な空調システム。これがあります。
よく日系航空会社は機内が暖かいと外国人に指摘されますが、これがあれば少しは違いますね。
<香港国際空港の全景が見渡せた!>
離陸後、良い景色を楽しめました。
香港国際空港のターミナルは巨大ですね!
開港から20年以上経過しているのに、とても利便性が高く機能的なターミナルだと思います。
離陸時刻(現地時刻):15:23
<おつまみと機内食>
離陸後30分:おつまみとドリンクが配られる
まずはおつまみとドリンクから。JALでは、ここが簡略されて食事と一緒におつまみミックスが配られていたので、ANAはしっかり伝統を守っていました。
飲み物メニューは以下の通り。
離陸後1時間05分:機内食が配られる
一番最後の列だったので、乗客としては最後に配られた機内食ですが、離陸後1時間足らずだったのは効率的に優秀だったと思います。エコノミーはほぼ満席だったので。
近距離路線とは思えないほど種類が多くとても充実した機内食です。
豚時雨煮を選びました。
ほぼ満席のキャビンで最後の列でも、チョイスを選びたのはとても幸運でした。
メインディッシュの他に副菜が2皿も!
しかも、チーズとクラッカー付き。
食後にはデザートとしてアイスクリームが配られます。
4時間のフライトとしては充実しすぎ!
味付けはまぁまぁでした。機内食は基本ハブ空港出発の方が実力を感じさせられますね(ANAの場合だと成田や羽田)。
離陸後1時間20分後にはトレイがクリア。
効率良い♪
<化粧室はシンプル>
アメニティーはハンドソープのみです。
比較的広々としています。
<このフライトで気づいた最後列の良さ>
①誰も座りたがらないから隣席が空く可能性あり
エコノミーはほぼ満席状態であったにも関わらず、最後列は筆者の隣席、および通路を跨いで真ん中の4席並びの中2席は空席でした。
ラッキー!
②2席並びの配列になる
更には、後方は飛行機の幅が縮むため、窓際の座席配列は通常の3席並びでは無く、2席並びになります。
窓際に座っていれば、跨ぐ隣人は1人のみ。そして幸い、今回は隣席が空いていたので、トイレへ行きやすくて快適でした。
③座席のリクライニングをしっぱなしでも誰にも迷惑が掛からない
これ結構大きい。離陸時と着陸時を除いてずーっとリクライニングをしても誰にも迷惑をかけないから気が楽。また、リクライニングの幅も通常シートと一緒なので最後列座席=リクライニングが限られるは都市伝説に近い(一部LCCを除く)。
この機材では最後列座席のすぐ後ろが非常口ドアになっており、トイレまでは距離があるからあまり乗客の行き来は気にならない。
また、日系なのでクルー同士でそこまで大きな声で話をしたりしないので、気にならないと思う。
なので、aeroLOPAなど無料シートマップサイトでトイレの位置等事前に確認すれば、最後列の座席は実は今回の様に快適な場合があると思う。
<機外カメラで羽田の到着を楽しむ>
機外カメラがあれば、窓際に座っていなくても外の景色が楽しめますね。
着陸時刻:20:02(現地時刻)
<搭乗評価>
地上&機内クルーの対応:10/10(フレンドリー&効率良いサービス)
機内の清潔感:5/5
シートの設備:10/10(エコノミーとしてはとてもよく考えられたシート;空調も有難い)
シートの快適度:9/10(足元は良すぎる!ただ、横幅が狭いのは変わらず!)
アメニティー:5/5(近距離路線としては満足)
機内食・飲み物の種類・量:5/5(近距離路線のエコノミーとしてはかなり充実)
機内食・飲み物のクオリティー:8/10(悪くない)
エンターテインメント:4/5(もっとワールド系映画を増やしてほしい;機内Wi-Fiはあり)
総合評価:56/60 = 93点
まとめ
ビジネスクラスのThe Roomも良かったけど、何気にこのエコノミーもかなり印象的でした。限られたスペースで如何に快適にするか、とてもよく考えられたシートです。この座席であれば、長距離移動も大分楽になります。座席だけでなく、アメニティーや機内食も近距離路線として充実。これはおすすめです!