概要
ラウンジ総合評価 = 80点
<利用詳細>
空港都市:台北
空港名:桃園国際空港
ターミナル・コンコース:第1ターミナル
ラウンジ運営会社:スターラックス航空
ラウンジ名:ギャラクティックラウンジ
ラウンジ利用月:2023年9月
ラウンジ利用時間:07:00~08:30頃
ラウンジ利用時の混雑状況:混雑している
<利用資格対象者>
*スターラックス航空ビジネスクラス利用者
*スターラックス航空コスマイル会員のインサイター・エクスプローラー会員
<ラウンジの位置>
出国審査後、ラウンジが集まる上の階へ。
訪問記
・ラウンジ招待券を求められる
時間を節約するために、空港のカウンターでチェックインをしていません。
スマホでモバイル搭乗券を見せたら、受付でラウンジ招待券を求められました。
事情を説明して、少し確認してから中へ案内させてもらう事ができました。
スムーズな入室のためには空港のチェックインカウンターで招待券をもらうのがベストです(特にコスマイルの上級会員でエコノミー・プレエコ利用の場合には)。
・スタッフに座席まで案内してもらえる
ラウンジでチェックインを済ませると、スタッフが希望の座席を聞いて案内をしてくれます。
その時に、アラカルトメニューを持ってきてくれます。
そう、ギャラクティックラウンジでは、ビュッフェの他にアラカルトを3種類から注文ができるのです。
・ラウンジの初印象:え、こんなに狭いの?
比較的多くの中型機を導入しているスターラックス航空のハブ空港としては、かなり小さい印象です。
様々な座席の種類はありますが、密集しています。
午前中はスターラックス航空のフライトが多く出発するので、07:30頃はほぼ全てのテーブルが埋まっていました。
こちらの一人用の座席が運よく一つ空いていたので、こちらに座る事にしました。
それにしても、照明が明るすぎてかなりきつかったです・・・
・トイレ・シャワーは無い!
このラウンジの一番の弱点は、トイレとシャワーが無い!
トイレは一度ラウンジ外へ出て公共スペースの共同トイレを使用する必要がある。
近距離ならシャワーは必要無いが、スターラックス航空は2023年に北米路線を開設しているので、長距離移動後に乗り継ぎがあった際にシャワーが浴びれないのはとても残念。
・窓は無し
ラウンジの位置上、外を眺められる様な窓はありません。
・電源は至るところに用意されている
最近のラウンジで最も重要なポイントは充電ができるかどうか。
座席の下に、しっかりありました。
・まずはアラカルトの食事を試してみる
メニューはこちら。
午前中のメニューは3品
*豆乳と大根とネギが入った揚げパン
*ベーコンと卵が入ったベーグル
*スターラックス特製ラーメン
そこまでボリュームが無かったので、全て試しました!
本当にお椀の中は濃厚の豆乳のみでしたが、良質のタンパク質が摂取できるのは嬉しいです。
ベーグルはカリカリに温かくて美味しい♪
ハイライトはこの和風味噌ラーメン!
具がたっぷり入っていて、大変美味しく頂きました。
ビジネスクラスのラウンジでアラカルトメニューはとても珍しいので、これは嬉しいサービスです。
・ビュッフェはこじんまりしているけど豪華!
何と言っても、ギャラクティックラウンジのハイライトは食事です。
種類はそこまで多くは無いけど、どれもとても質が高い印象です。
横にトースターがあって温められます。
デザートやソフトドリンクにかなり力が入っています。
まず、台北のお洒落なスイーツショップ、SEASON Artisan Pâtissier(敦南旗艦店)のプリンとチーズケーキが冷蔵庫の中に並びます。
生憎、説明は中国語の記載のみ。
iPhoneのカメラからアプリで翻訳してみたら:
「焼きチーズケーキは大地のクリームチーズ、マスカルポーネチーズ、生クリーム、卵で成形され、焦げた表面には桃の香りが仕込まれています。まるで玉子焼きの様な軽くて柔らかい食感です。
焼きプリンは卵と牛乳にラム酒を組み合わせています。」
下の段には、チョコレートケーキがありました。
こちらはシナモンを使用した焼き菓子。
生憎、試していません。
そして、Ninao(蜷尾家)製のアイス。
4種類の味が用意していました。
*レモン金柑ソルベ
*ベルギーチョコレートジェラート
*マスカルポーネチーズジェラート
*ライチーとオスマンサス(金木犀)のソルベ
スターラックス航空の経営者はかなりの甘党グルメとみた!
ソフトドリンクも面白いです。
上段には生搾りのにんじんジュースや、台湾発祥のNatural Benefits製コールドプレスジュース2種類、台湾茶ブランド、ジンシェンユー(京盛宇)の烏龍茶が置いてあります。
飲料水も、スパークリングはサンペレグリノ製、そして非スパークリングはエヴィアン製。
ここまで台湾ブランド色が強いのに、ビールはアサヒか!
その他、スピリッツ類はオプションは限られますが、ウィスキーに関しては結構なプレミアムなシングルモルトを提供しています。
*Mortlach 12年:価格ドットコムで700mlあたり9,000円前後
*Royal Salute 21年:価格ドットコムで700mlあたり14,000円前後
いやー、これらは他社のファーストクラスラウンジでもなかなか見かけないレベル。
21年ものなんて貴重な。
でも、ビジネスクラスの機内では台湾ウィスキーの最高級レベルであるカバランのカスクストレングスが提供されます(ボトルあたり市場価格で25,000円以上!)。
デザートが美味しいラウンジって、本当に幸せな気分にさせてくれます。
個人的には、フワッとした甘さ控えめのチョコレートケーキが一番この皿の中で美味しく頂きました。
・空になった皿の片付けがイマイチ
折角丁寧なスタッフが多いのですが、その割にあまりお片付けをしてくれません。
他のテーブルにも数十分に渡って放置されていても、お構いなし。
食事が美味しかったので、結構皿が増えると、自らキッチンスペースの近くに何度か下げに行きました。
採点
スタッフの対応:5/5(とても丁寧でした)
ラウンジの清潔度:3/5(あまり積極的に皿の片付けをしなかった)
ラウンジの快適度※:6/10(狭くて密集感あるが、独立した一人用のソファーは快適)
※訪問時の混雑状況も重なるので、必ずしも参考になるものではありません。
ラウンジのデザイン・アンビエンス・座席の種類:3/5(照明が強烈!窓が無い、小さい座席が多い)
設備・アメニティー:3/5(シャワーはおろかトイレも無い!電源は沢山ある)
食事・飲み物の種類:10/10(アラカルトを含めると十分な並び)
食事・飲み物の質:10/10(プレミアム感ある食事や飲み物が多く結構楽しめる)
総合評価:40/50 = 80点
まとめ
食事や飲み物の質は非常に高いです。スタッフはとても丁寧。ただし、ハブ空港としてはあまりにも狭い空間、座る場所が密集し、自然の光が入り込まない。テーブルが小さいのでなかなかお片付けがされないのは気になります。そして、トイレさえもラウンジ内に無いのは不便ですね。でも、また飲食目当てで来たいです♪