ビジネスクラスの質を一気に落とすANAの長距離深夜出発便

ANAの長距離深夜出発便は世界中の利用者から不評です。

何故か。

ビジネスクラスとファーストクラスの機内食があまりにも質素すぎるから。

昨年、JALと大差を付けられるANAのビジネスクラス機内食に関して記事を投稿しましたが、今回はその延長線です。

Facebookで参加人数100万人を超えるビジネスクラスやファーストクラスの情報を共有し合うページグループでの興味深い投稿。

まずは投稿内容から。

投稿内容
投稿内容

簡単に直訳すると:

今までANAは好意を抱いていた航空会社だったが、最近ビジネスクラスの機内食の内容が理由で疑い始めた。

ANAは羽田発サンフランシスコ行きの午後11時頃の出発便で、離陸直後にしっかり食事を提供しなく、あるのはアミューズのみ。サンフランシスコ発の深夜便も同じ内容。

両便とも唯一の食事は12時間のフライト中、10時間経過してから。その食事もメニューには「インターナショナルな朝食」と記載がありながらも、その食事内容とは海老が少しだけ載ったパスタ、パン2個、プリンの様なデザートで、基本的に炭水化物の量が多いものばかり。

卵料理やソーセージ、トースト、ヨーグルト、フルーツや典型的な洋朝食とはかけ離れるものだった。

以前からANAには多く搭乗しとても良い体験をしてきたが、この様な寂しい機内食が定着しているのであれば非常に残念。

そして写真を掲載。

ANAサンフランシスコ便の機内食
ANAサンフランシスコ便の機内食

いやいや、10時間以上の路線でこれは本当にやばい!

まだソウルや台北路線などの短距離ビジネスクラス機内食の方が良い。

上記の例は、僕が何度も言っている日系航空会社の得意技、炭水化物のオンパレードで攻める!

実際に、羽田→サンフランシスコ便の機内食を拝見してみましょう。

アミューズといつでも軽食メニュー
アミューズといつでも軽食メニュー

確かに、いつでも注文できる軽食メニューは種類がそこそこあるが、タンパク質が少ない!!!

唯一の肉は、「スパイシーチキンのサンドイッチ」だけ。

牛肉などの赤肉やシーフード類は一切なし。

軽食の前にしっかりとした食事を提供するのであればまだ良いけど、搭乗して腹が減っていたら選べるオプションが言葉は悪いけど「デブの素」ばかりの品です。

「朝食」メニュー
「朝食」メニュー

着陸前の食事は選択がたった2種類。

エコノミーと変わりません。

ビジネスクラスの場合、唯一の食事として提供するのであれば3種類以上は当たり前。

和食メニューはまだ充実していそうですが、洋食メニューが寂しすぎる。

メインと、デザートだけ?

前菜とか無いの??

これが2回目の食事であればまだ許せるけど、唯一の食事としてはあまりにも質素でクオリティーが低いです。

この投稿に対してのコメントは:

投稿へのコメント
投稿へのコメント

>軽食のラーメンは美味しかったけどね。以前はカレーライスもあったと思う。

>この投稿を読んでから、絶対にANAには乗らない。これらの食事は酷すぎる。

>他の航空会社を選択した方が良さそうだな。

投稿へのコメント
投稿へのコメント

肯定の意見もあります。

>夜11時以降の出発であれば、搭乗前に夕食を済ませているというのが筋では無い?自分だったらその時間帯であれば出発したらすぐ寝たい。

人それぞれですが、他社だと基本どれだけ夜の出発が遅くても、ビジネスクラスであれば離陸後は温かい夜食を提供するのが一般的です。

羽田発の場合、乗客皆が日本時間に合わせている訳で無く、各国から乗り継いでいる場合もあります。

この記事の趣旨は、日本、いや世界を代表するハイスタンダードのANAがこの様な残念なサービス内容を提供するのはあまりにも寂しい、というのを当事者にお伝えしたい!

ライバルJALは深夜出発便でも長距離路線であれば、離陸後直後はしっかり夜食をガッツリ提供します(例:羽田→ロンドン便など)。

たった食事をもう一回、深夜出発便以外の様に離陸後に提供する様にするだけ。

それが公平でしょう。

機内食をあまりにも簡略しすぎた結果が、一気にANAの印象を消費者には悪くしています。

せっかく航空業界をギャフンと言わせた巨大ビジネスクラスシートをANAは導入したのに、勿体無すぎる!!!

ANAビジネスクラスThe Room
ANAビジネスクラスThe Room

まとめ

ビジネスクラスのフライトの醍醐味である、機内食。特に、世界トップレベルのANAであれば期待値は高いでしょう。その期待をとてつもなく裏切ってしまうANAの深夜出発便。長距離路線で、唯一のしっかり食事がチョイス2種類、そしてその内容もとても寂しく、軽食メニューでさえパッーっとしない炭水化物中心のものばかり。改善のご検討を!

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「ビジネスクラスの質を一気に落とすANAの長距離深夜出発便」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。

    機内食だけでなく最近のANAはちょっと手抜きな部分が多いような気がします。
    昨年「THE Room」に乗りましたが、座席の機能や動かし方が書かれた冊子が撤去されていたほか、機内食のメニューも使い回しで紙質がペラペラ。
    私はJGCとSFC両方持っているので数か月後JALのビジネスクラスに乗ったら全く違いました。
    「THE Room」のインパクトの大きさとプロモーションの上手さでANAのほうを評価する人も多いですが…。

    1. JALは最近頑張っている印象ですね。

      インドなど、一部アジア路線ではANAの方が敷布団が用意されたり機内食も豪勢なので、フライトによってサービス内容の開きがありそうです。

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