概要
搭乗総合評価:88点
簡易感想:ハイクオリティーな機内食、充実したエンターテインメント、クルーのフレンドリーなサービスと総合的に満足。ボーイング737特有の座席幅の狭さと限られた足元スペースはあまり快適では無い。
<利用詳細>
航空会社:ターキッシュエアラインズ
便名:TK 1786
フライト区間:コペンハーゲン→イスタンブール
フライト利用月:2024年3月
予定出発時刻:17:55発
実際の出発時刻:17:55発
予定到着時刻:23:15着
実際の到着時刻:22:57着
時刻表上のフライト時間:3時間20分
実際のフライト時間:3時間02分
機種:ボーイング737MAX8
利用クラス:エコノミー
座席番号:20F
機材番号:TC-LCC
機材導入日:2018年11月05日
<チケット代>
ターキッシュエアラインズのマイル改悪が実施された2月15日直前に手配。
コペンハーゲン→イスタンブール→関西を30,000マイル+19,014円で発券。
搭乗記
・コペンハーゲン空港では2つのラウンジで過ごす
出発空港ではスターアライアンス系のSASゴールドラウンジと、プライオリティパス系のEventyrラウンジで時間を過ごしました。
・搭乗時間はあまり当てにしない方が良い
17:55出発のフライトに関して搭乗時刻は17:15と案内されていましたが、17:35ぐらいまで搭乗は始まりませんでした。
まぁ、外資系よくあるあるです。
・ビジネスクラスは2−2配列の12席
ターキッシュエアラインズのボーイング737MAX8では2−2配列のビジネスクラスが3列並び、合計12席設置されています。
リクライニング席ですが、足元は結構広いです。
ターキッシュエアラインズでは6時間を超える中距離路線(例えばアフリカ等)にもこの機材を導入しているので、ゆったりしているのも理解できます(できればフルフラットが理想ですが)。
・エコノミークラスは狭めの設定
エコノミークラスはボーイング737特有の狭さがあり、足元のスペースもそこまで広くないのであまり長く乗っていたい機材ではありません。
今回のフライトは3時間ぐらいなのでまだ耐えられますが、それ以上はちょっときついかなぁ。
・嬉しい調整可能な空調あり
機内の体感温度は様々なので、調整可能な空調はありがたいです。
実際、このフライトでは暑かったり寒かったりしたので役に立ちました。
・イヤフォンは使い捨てタイプ
エンターテインメント用に現在エコノミークラスで主流になりつつある使い捨てイヤフォンが提供されます。
その名の通り、そこまで音の品質は高くありません。
・充電はUSB-Aタイプのみ!
ボーイング737MAX8のエコノミークラスで充電したい場合は要注意!
アップル製品で一般的になっているUSB-Cタイプは対応しておらず、USB-Aタイプのみ接続が可能。
個人ビデオモニターの下に設置されています。
・ボーイング737でも豊富なエンターテインメントオプション!
ターキッシュエアラインズではどの機材でも統一したエンターテインメントが楽しめるので、近距離用のボーイング737だろうが長距離用のエアバスA350でも内容は一緒です。
世界中のドラマや映画が楽しめ、個人的に好みのThe Big Bang Theoryはシーズン中エピソードが連続して続いていました。
航空会社によってエピソードが飛んでしまう場合があるけど、正直これだと意味無い。
続いていると楽しめるので有り難いです。
珍しいキルギスなどの中央アジアの映画などもあり、とても興味深かったです。
流石トルコ系民族繋がり!
・Wi-Fiあり
Wi-Fiは問題無く接続できました。
・美しいコペンハーゲンの夕焼け
快晴の日の夕刻出発だったため、夕焼けが美しかったです。
・機内食はめっちゃクオリティー高くて感動!
以前からターキッシュエアラインズのエコノミークラスの機内食はとても質が高いと思っていましたが、以前利用したのはもう6年近く前の話。
あれからコストカット化が進む航空業界で、ターキッシュエアラインズでは決して手を抜いていませんでした!
夕食はホットミールが提供され、チキンハンバーグかベジタリアンのパスタから選べる。
ヨーロッパ内の移動で、ホットミールどころか無料の機内食がエコノミークラスで提供されるのは稀になっています。
しかもチョイスあり!
メインのチキンハンバーグはめっちゃ美味しかったし、一緒に添えてある卵のオムレツのようなものもふわっとして機内食では無いみたい!
前菜はフムス。
パンは何と温められて提供!
外カリカリ、中ふわふわでレストランレベルです。
デザートはチョコレートムース。
炭水化物の盛り合わせが多いような一般的のエコノミークラスの機内食で、ここまで栄養バランスの取れた食事は珍しい!
それもそうでターキッシュエアラインズではウィーンのレストラン、Do & Coと提携してエコノミークラスでも同様。
レベルが高い訳です。
飲み物はスパークリングウォーターを。
・イスタンブールの美しい夜景と初の新イスタンブール空港
以前利用した際には、イスタンブール市内に近いアタトゥルク空港でしたが、今回は2019年に開港した新しい巨大なイスタンブール空港へ着陸です。
・クルーのサービスが良くなった!?
以前ターキッシュエアラインズを利用した際には、クルーのサービスにはばらつきがあり、適当っぽい印象を受けました。
今回、全体的にクルーはもっとプロっぽく乗客と接していた印象でした。
同様の事を次の関西便にも言えたので、全体的にキャビンクルーのサービスは改善されたと思われます。
評価
地上&機内クルーの対応:9/10(地上クルーはチェックイン時にターキッシュエアラインズの上級会員であるのにも関わらず、優先タグを荷物に付けてくれなかった;機内のクルーは全体的にとても良かった)
機内の清潔感:5/5(清潔感は感じられた)
シートの設備:9/10(電源のUSB-Aタイプのみが残念;テレビの質は良くサクサク動作する;Wi-Fiあり便利)
シートの快適度:6/10(横幅も前幅も狭い!)
アメニティー:7/10(枕や毛布は提供されなかった;3時間程度のフライトなので特に気にならなかった)
機内食・飲み物の種類・量:5/5(ヨーロッパ内の移動はヨーロッパ系航空会社では基本しょぼいので、大変満足)
機内食・飲み物のクオリティー:10/10(文句無しで世界で最もレベルの高いエコノミークラス機内食)
エンターテインメント:10/10(この距離で長距離フライトと同じレベルの充実したオプションが楽しめる;Wi-Fiあり)
コスパ:10/10(比較的少ないマイル、そしてサーチャージを含む諸税もお手頃だった)
総合評価:66/75 = 88点
まとめ
近距離路線でも妥協しないターキッシュエアラインズ!座席が狭いのはちょっと残念だったが、機内食のレベルが高く、長距離路線レベルのエンターテインメントが楽しめ、そしてクルーの対応が全体的にとても良かった。久しぶりの利用だったが、とても満足。